
甘酸っぱい青春だけではなく、大人になるときのビターな気持ちを楽しんで欲しいーー『どうせ、恋してしまうんだ。』第2期 柏木深役・吉高志音さんが“声優と俳優の違い”について語る【インタビュー】
月刊「なかよし」(講談社)で連載中の満井春香先生による大人気コミック『どうせ、恋してしまうんだ。』。同作のTVアニメ第2期が2026年1月8日(木)深夜1時28分からTBSにて放送開始となります。
アニメイトタイムズでは、放送に先駆けて柏木深役の吉高志音さんにインタビューを実施。第1期の振り返りや第2期の見どころ、「声優と俳優の違い」「役者としての2026年の目標」など、吉高さんならではの視点で様々な話題を伺いました。
“生きている気持ち”を声に乗せて演じた
ーー第2期の制作が決定した際のご感想をお聞かせください。
柏木深役・吉高志音さん(以下、吉高):本当にありがたいことに第2期が決まりました。僕も実際に原作を読んでいて、第2期は自分が演じる柏木深たちの将来が見えるようになるので、また声で演じられることがすごく嬉しかったです。
ーー改めて第1期を振り返ってみると、どのような想いがありますか?
吉高:役としての深と向き合いながら、一緒に時間を重ねたぶん、深の気持ちにちゃんとなれていたのかなと思います。真っ直ぐなキャラクターへのアプローチを意識することができたと言いますか。アフレコでしか生まれない空気感も相まって、すごく楽しかったです。
ーー深というキャラクターが、収録を重ねる中でご自身に馴染んでいく感覚もあったのかなと。
吉高:それはありました。デートのシーンがすごく印象的だったんですけど、最初に台本を読んだときの「恥ずかしいな」という印象が、いざアフレコに入ると「深のまっすぐな気持ちを自分の肉声でちゃんと表現しなきゃ」という自然な想いに変わったんです。そういう意味で、(深に対する自分の)誠実さがより増したと思います。
ーーそれを経た第2期のアフレコはいかがでしたか?
吉高:第2期はスケジュールが合わず、一人で収録させていただきましたが、だからこそ掛け合いで生まれるものを大切にしたいと思いました。深から溢れてくる気持ちを大事に掬い上げられたと思いますし、自分と向き合う時間にもなって楽しかったです。
自宅で読んできたものと、アフレコ現場で生まれるものが変わることも多くて。画を流れで見ていると「こういうものが出てくるんだな」という発見もありました。というのも、「ボールド(セリフのタイミング)をあまり気にしないでいい」とおっしゃっていただいて、生のお芝居を大事にしてくれる現場だったんです。僕は役者として舞台に立ってきたので、本当にありがたかったですね。“生の芝居感”でアフレコができたと思います。
ーー第13話(第2期1話)では、水泳を辞め恋ヶ浜ハイランズの幼なじみたちと3年も連絡を断っていた輝月が水帆の前に再び現れるという物語が描かれます。第2期の台本を読んだ際のご感想をお聞かせください。
吉高:第1期は水帆にアプローチする側でしたが、そのアンサーが返ってくる第2期だと思っています。それを経て、深も徐々に大人になっていく。ただでさえ、クールで大人っぽい雰囲気を持つ彼が、心の中も大人へと成長していくフェーズが描かれています。大人になるうえで、我慢が求められることもあると思うんです。そういう“苦しさ”を一つひとつ拾い上げていきました。水帆への直接的な台詞ではないものの、心の声として気持ちがあふれる場面が多くて。それは深の本音でもあると思いますし、個人的にリンクする部分も多かったです。
ーーちなみに、輝月がいなくなってしまうという展開についてはどう思われましたか?
吉高:「何してんねん!」と思いました(笑)。あれだけアプローチしていたのに「どこ行ってたの?」って。原作を読んだ時も思いましたし、心がざわざわする展開ですよね。
原作を読んで「彼に人生の分岐点がある」というのは知っていましたが、やっぱり深と同じ気持ちにはなりました。
ーーお話を伺っていると、第1期の時と比べて、吉高さんがより深に感情移入しているように感じます。
吉高:ですよね!……と言うのもおかしいですが、自分でもそう思います(笑)。
アフレコをする時は水帆への気持ちでいっぱいで、第三者として見ると、「なんで深にいかないの?」っていう気持ちしかないんですよ。ずっと「深がいいよ」という気持ちで第1期が終わって、その気持ちのままで第2期も演じたので、より強い気持ちで深にリンクするようになりました。
そのアンサーが第2期で返ってくるからこそ、自分の心の中で消化しきれない気持ちがすごくあふれ出てきてしまうんです。でも、それをお芝居として表現できるのは、すごくありがたいなって。それは本当に“生きている気持ち”だと思いますから。
ーー高校生と大人の深でお芝居のニュアンスを変えた部分はありますか?
吉高:声優としての技術が少ないこともありますが、意外と変えていないです。芯がしっかりしている彼だからこそ、変化しないというか。彼が辿ってきた道があったとして、彼が大人になったからといってその道が大きく変わることはないと思っています。



























