
2025年の総括|青山吉能『みずいろPlace』#104
皆さんこんにちは、元気ですか?
わたしは元気です。
青山吉能です。
先日のファンクラブイベントにて本コラムにおける「総括」をやり切ってしまった上に、本当に人間丸ごと煮出して枯れ尽くしてしまったので、はてさてどうしたもんかなと、とりあえず筆を走らせています。筆は走っていないか。指か、手か、剣は、ペンよりヒプノシスマイクか。
ファンクラブイベントで総括しきれなかった2週間で言うと、友人(まあ、美佑なんですけど)とM-1を観たり、いつも通りの収録に加えてワクワクな打ち合わせがあったりなどで、今年も無事にお仕事が納まりました。
同じ現場のキャストの中にもちらほら同日仕事納めな方がいらっしゃったのでイェーイなんてハイタッチして、ちょろっと事務所に寄って挨拶して、まっすぐ帰路につきました。
なので正真正銘、このコラムを書き終わるころにわたしはこの世の藻屑となり日本酒の大海を自由自在、泳いでいることでしょう。今年も産土が買えました。しかも香子・・・!ふふふふ
今年は色んなお酒に巡り会えたなあ。なかでもクラフトビールの良さに目覚められたことは、わたしを色んな旅に連れて行ってくれる出会いだったと思います。
去年の総括で、壊滅的になったと振り返っていた「私生活」の部分。
思えば今年は、それらを少しでも充実させようとしゃかりき行動・・・までもいかず、なんというか“充実させなければ”という気持ちにずっと追いかけられていた一年でした。
会う人会う人に趣味嗜好を聞きまくり、それらを聴き漁り、「刺さらなきゃ」という頭から追い払われない固定概念を、自身の「幸せ」に近づけるために。
ひとを模したっていいじゃないか。その幸せと名のついたバケットの中にだって、なにかわたしなりのオリジナルや次なるチャンスが入っているかもしれない。
しかしどんなにお話を聞いても、わたしには素敵がすぎて、到底作ることの出来なさそうなバケットのかたちに驚かされるばかり。人間の人格形成は3歳まで、すなわちわたしのこの歪なバケットは3歳のときにとうに完成されてしまっていて、いくら人の幸せを真似ようと、それはその人の幸せという名前以外つきようがないのです。
そのなかでいかに自分を見出せるか、だったんですね。
わたしって、多分ひとよりも楽しいを感じるハードルが低くて、とんでもない量の水で希釈しても一生味するな〜なんて思って生きてたことを時に哀れんでいたのですが、それはそれで日常の全てを楽しむことができる才能とも言い換えられます。
そんな自分の矛盾に気がついただけの2025年でしたが、それでもわたしはこの行動を後悔していません。自分のいやな部分を知るということは、相手を傷つけない術を手に入れて、過去の自分を救ってあげることにつながっていくと思っていますから。
さあ、冬毛のわたしはもう歩き出しています。
鎧で包まないと触れられもしなかった頑ななわたしは、それでもやはりなにかに包まないと生きていけないわたしでもあって、しかし確実にやわらかく、やわくなっている部分があるのではないかと思っています。
こころのパンツをすぽぽんと脱ぎ去って対等にあなたと喋られるとき、わたしはまた違うなにかを纏うのでしょうか。その変化を楽しむことができるのでしょうか。「変わってしまったね」と憂うのでしょうか。
どうかその戸惑い、風味だけでも一緒に味わいたいです。
皆さま、来年も晴れやかな一年になりますように。
早く皆さまにお知らせしたい案件がたくさんあります!こんなことを胸を張って言える日々がずっとずっと続くように、すべてのことを大切に、真摯に向き合っていきたいものですな。
それではこの辺りで終わります。
さようなら、良いお年を!
青山吉能
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企画協力:81プロデュース
編集担当:川野優希















































