
『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』連載インタビュー第14回:島村二葉役・小清水亜美さん 後編|「兄貴たちと一緒に仮面ライダーになってください」――複雑な葛藤の果てに、ショッカーの存在を知った二葉の“これから”
小清水さんが注目しているキャラクターは“あの”3人!?
ーーキャストの方々から、この作品は全てにおいて熱量が凄いと伺っています。
小清水:それは本当にそうですね。「大変だった」と言いたくなる気持ちもありますが、みんな大変なので、何も言えないです(苦笑)。こういう作品、こういう役だと、人間なので喉を痛めることもあるのですが、それはもう受け入れて臨みました。
ーーそれだけ濃いキャラクター揃いの作品でもあると思います。小清水さんの中で、特に印象的だったキャラクターはいますか?
小清水:どのキャラクターも印象的ですね。そういえば、雲田役のウッチー(内山昂輝さん)はほとんど叫ばないので、「ウッチーだけ楽してない?」みたいな話を現場でしました(笑)。だけど、キャラクターとしては皆濃いんですよ!
小清水:特に、伊藤、石毛、佐藤の3人は“端役”的な存在なのに、ものすごくキャラクターが濃くて、キャストもすごく豪華ですよね。メインキャラはもちろん、個人的にはこの3人に注目しています。
ーー実はお三方の座談会(後日公開予定)も実施させていただいたのですが、あの3役にかける熱量に圧倒されました。
小清水:そうですよね。台詞や登場シーンが限られているからこそ、台詞をどう届けるか、芝居をどう見せるか、といった課題がありますから。その分、皆さんすごく楽しんで、爪痕を残そうとしていたんじゃないかなと思います。本当に素敵な戦いです。
小清水さんの好きな仮面ライダーは?
ーー『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』は、仮面ライダーというヒーローをベースにした作品ですが、小清水さんは仮面ライダーシリーズをご覧になったことはありますか?
小清水:あります。古い作品も見ましたし、子どもの頃にも見ていました。
ーーそうなんですね。どのライダーを観ていたか、覚えていますか?
小清水:子どもすぎて、「何ライダー」を見ているのか、そういった自覚もなく観ていましたね。私が一番観ていたのは、多分1990年とか1991年あたりで、4〜7歳ぐらいだったと思います。
ーーちょうど昭和と平成ライダーの境目ですね。
小清水:そうなんです。記憶が曖昧なんですけど、1992年の『真・仮面ライダー 序章』を観ていたかもしれません。
ーー『真・仮面ライダー 序章』!?
小清水:(笑)。あとは、リアルタイムでは見ていないまでも、再放送で『仮面ライダーV3』や『仮面ライダーBLACK』も観ていて。4つ下の妹がいるのですが、彼女は『仮面ライダーJ』も観ていました。
ーー思い出せる範囲で、特に好きだった仮面ライダーを挙げるなら?
小清水:個人的に好きだったのは『仮面ライダーアマゾン』ですね。
ーー昭和シリーズの中でも異色の作品ですよね。
小清水:そうなんですよね。ふふっと笑えるようなところもあって。ちょっと可愛いというか、あの野生っぽい感じに惹かれます。野生児だから、ほぼ裸で山の中を走っていたりして(笑)。最初の頃は言葉もあまり喋らなくて、途中からだんだん話せるようになってくるんです。そういうところもひっくるめて、子どもながらに真似したくなるキャラクターでした。
他の仮面ライダーとは少し毛色が違っていて、受け入れやすかったんだと思います。仮面ライダーって基本的にシリアスというか、重たい題材を扱っているので……。
ーー基本的には改造人間ですからね。
小清水:そう考えると、私も初代『仮面ライダー』の1話も絶対観ていると思います。
ーー当時は仮面ライダーは“男の子向け”というイメージも強かった時代だと思います。それでもかなりコアな作品まで、ご覧になっていたんですね。
小清水:私は女の子としては珍しく、欲しがるおもちゃはなぜかウルトラマンや電車でした。ごっこ遊びでも、ウルトラマンごっこ、仮面ライダーごっこなどのアクティブな遊びをよくしていたみたいです。
もちろんリカちゃん人形なども貰っていたとは思うんですけど、思い返してみると、少年っぽいおもちゃで遊んでいた記憶の方が強いですね。小学校にあがってからは、女子のコミュニティに入って、リカちゃんとかティモテとか、バービーとかで遊ぶようになりました。
ーー逆に小学校に上がるまでは、仮面ライダーなどの方が好きだった。
小清水:赤く光って回る、変身ベルトのおもちゃも持っていた気がします。おばあちゃんにねだって買ってもらったのかな。でも、どういう気持ちでねだっていたのか、もう覚えていないですね。ただ、幼稚園くらいまではすごく自由だったと思います。
ーー『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』は、そういう“自由な心”を持ち続けた人たちの話でもありますよね。
小清水:たしかに。一葉役の鈴村さんは、それこそ“完成形”ですよね。




















































