
「頑張ったな、クオン」吠とクオンの決着への覚悟——『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』クオン役・カルマさんインタビュー【ブライダン短期連載 第1回】
心央が弟で良かった
ーー第43話「決戦クオン! 天使からの贈り物」では、ガリュードは白いマントの新形態になります。ついに吠との戦いに決着がつきました。
カルマ:ガリュードは最初からめちゃくちゃ強かったから、目に見えて分かる強化が入っていなかったんです。でも吠達が強さも人間的にも成長を見せていく中で、ガリュードはずっと、どっしり悪として構えてた部分もあったんで。強化されて「まだまだ強いぞガリュード!立ちはだかる大きな壁でいられるぞ!」っていうのは、僕も台本を読んでいてワクワクしました。僕はこのためにクオンをやることになったんだという気持ちです。この話のためだけに、今までクオンとして全うして演じてきたつもりでやりました。
ーー吠役の冬野さんとの芝居で意識されたことはありますか?
カルマ:「心央が弟で良かった」ってずっと思っていて。もう今となっては本当に弟だと思っていますし、家にも遊びに来たりします。
第43話は今までと変わらず現場では二人でいたんですけど、なんとなく二人で「僕たち二人が1年間作り上げてきたものの集大成を、今日ここで二人で見せるんだ」って。それを表にずっと出し続けてやりづらくなるのも違うし、いつも通りに距離を置くわけでもなく、二人でその日はケータリングも横並びで食べたりしました。
あの時は僕が考えられるクオンと吠の関係をずっと頭の中で考えながら演じていました。最初、僕と心央が初めて会った時とか、そういうところまで遡って考えたかもしれないですね。
——カルマさんから見た冬野さんの一年の成長を感じる部分を教えてください。
カルマ:一番はやっぱり人としてですかね。彼はすごく大人で、俯瞰して広い視野を持っている子だと思うんです。その中で引っ張っていかなきゃいけない。傍観じゃなく引っ張っていかなきゃいけないポジションにあるのは、最初は心央にとっては慣れない部分もあったとは思うんです。
「よし、行ってやろうぜ」みたいな言葉を言って引っ張っていくタイプというよりは、1年間本当にぶれてない感じがします。その座長としての安心感っていうのは彼を見てるとすごい。1年間変わらずいてくれる、裏表がないとか、そういったところはさらにどんどん人として強くなっていってるのは会う度に感じていたので、「頼もしいな」と思いました。それは僕以外もみんな感じていると思います。
ーーそして、第43話終盤以降はクオンは「ガリューデカリバー50」となりました。
カルマ:嬉しさもあり、悲しさもありっていうのが事実ですかね。展開的に急に味方になるので、最初のアフレコは結構戸惑いがありました。どのテンション感とか、どの声のボリュームでいっていいのかとか。ドスの利いた声はもう出すことはないなと思ったんで、ちょっと難しかったですね。
ーー終盤の展開を演じる上で田﨑監督とは何かお話されましたか?
カルマ:基本的に田﨑監督は僕に関して、だいぶ任せてくださっていたんです。言い回しをちょっと変えたり、「こういう動きをしたい」って僕が台本を読んで思ったことを思いっきりやれば、それを通してくださる方だったんです。すごくのびのびと、やらせていただいた印象があります。
クオンも、台本だけじゃ多分、僕の演じたクオンの印象じゃない可能性も十二分にあったと思って。僕がイメージしたクオン、さらにもっとそれを色濃くしていこうっていうことを良しとしてくれた田﨑監督がいたからこそ、クオンが出来ました。そこには本当に感謝してます。
ーークオンという役に1年間向き合ってみていかがでしたか。
カルマ:本当にやりきったなと。一つはやっぱり第42、43話に向けて走っていた部分がクオンにはあったんです。そこまでクオンって底知れない、何を考えてるかわかんないとか、考察のしづらい奴ではいたので。一年を通じて、自分の中では全うできたかなって。もちろん心配もありましたけれど、なんとか出来てほっとしてますよね。
頑張ったな、クオン。ごめんな、クオン
ーーカルマさんご自身から1年間演じてきたクオンに一言お願いします。
カルマ:難しいですけど「頑張ったな、クオン」でしょうか。あと「ごめんな、クオン」みたいな気持ちもあります。クオンには言いたいことがいっぱいあるな。結構、覚悟を決めてクオンをやっていたんです。ヘイトも最初に言った通り、僕が集めなきゃいけないってなった時点で、どんでん返しの展開や「愛されるキャラになりたい。支持率を集めたい。」って、演じるからには思ってしまうわけで。でも一旦それを度外視しなきゃいけないので、それを回収するのは約一年後だよってなると、「クオン、悪いな」と思いましたね。
ーー最後に、カルマさんから『ゴジュウジャー』クライマックスの見どころ教えてください。
カルマ:改めまして、剣です!いろんなところで「こんにちは、剣です!」っていうくらいもうクオンは剣なんですけど(笑)。最終話までの残りの話数は指輪争奪戦だけじゃないですからね!もちろんクオンも、実はまだまだあるので楽しみにして頂きたいです。
『ゴジュウジャー』というものがどうやって締めくくられるかにフォーカスして見ていただければなと思います。ここからはもう本当に純粋に楽しんでもらっていいのかなと。今までいろんな伏線が張られてどんどん回収してきた中で、もう残されることは数少ないので、そこに全力をぶつけて皆さんに見ていただけたらと思います!
[企画・インタビュー/田畑勇樹]
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』作品情報
あらすじ
その唯一の勝者、巨神テガソードは深い眠りについた。
テガソードの力をわけた指輪をすべてあつめると、
なんでも願いがかなうという…。
そんな指輪を、5人の“はぐれ者”が手にした!
はぐれアルバイター・遠野吠はゴジュウウルフ
元スーパーアイドル・百夜陸王はゴジュウレオン
テガソード信奉者・暴神竜儀はゴジュウティラノ
パリピ高校生・猛原禽次郎はゴジュウイーグル
ハイクラス名探偵・一河角乃はゴジュウユニコーン
ナンバーワンは1人しかありえない!?
戦士になった5人は、指輪をもとめて戦う!
さらには、悪の軍団・ブライダン、
そして歴代スーパー戦隊とも、 おきて破りの頂上バトル!
新時代のナンバーワンになるのは誰だ!?
“最高最強ヒーロー”
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーの
戦いのゴングが今、鳴りひびく!
キャスト
(C)テレビ朝日・東映 AG・東映












































