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メダリスト:小市眞琴、演じる理凰のコンプレックスに共感【声優インタビュー連載第3回】

理凰のコンプレックスに、“勝ち抜いていかなきゃいけない世界の人間”として共感ーー『メダリスト』リレーインタビュー第3回:鴗鳥理凰役・小市眞琴さん

2026年1月から放送中のTVアニメ『メダリスト』第2期。今週放送の第16話(score16)でも、前回に続き、全日本ノービス選手権への出場を懸けた、中部ブロック大会での熱戦が描かれていく。

放送開始に合わせてスタートしたアニメイトタイムズのリレーインタビュー第3回は、主人公・結束いのりと同じ小学6年生で、男子ノービスの注目選手でもある鴗鳥理凰を演じる小市眞琴さんが登場。オリンピック銀メダリストの鴗鳥慎一郎を父に持ち、天才・狼嵜光と兄妹同然に育ってきたという複雑な境遇の理凰をどのように演じてきたのか。第1期を振り返りつつ、第2期の見どころなども語っていただきました。

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メダリスト 第2期
それぞれにフィギュアスケートへの強い夢を抱き、「選手とコーチ」として巡り会った結束いのりと明浦路司。栄光の“メダリスト”を目指すいのりは名港杯と西日本小中学生大会で実績を積み、バッジテストを経て、ついに「天才少女」狼嵜光と同じランクで競い合う資格を手にする。次の目標は、全日本選手権への出場をかけた中部ブロック大会。新たなライバルたちの中で、いのりは自らが一番に輝けることを証明する──!作品名メダリスト第2期放送形態TVアニメシリーズメダリストスケジュール2026年1月24日(土)~テレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠にてキャスト結束いのり:春瀬なつみ明浦路司:大塚剛央狼嵜光:市ノ瀬加那夜鷹純:内田雄馬鴗鳥理凰:小市眞琴鴗鳥慎一郎:坂泰斗八木夕凪:阿部菜摘子申川りんな:伊藤舞音炉場愛花:長縄まりあ牛川四葉:田中美海離洲くるみ:遠野ひかる穴熊咲希奈:田中貴子庭取さな:夏吉ゆうこ岡崎いるか:山村響鯱城理依奈:藍原ことみ栗尾根茉莉花:茅野愛衣スタッフ原作:つるまいかだ(講談社「アフタヌーン」連載)監督:山本靖貴シリーズ構成・脚本:花田十輝キャラクターデザイン・総作画監督:亀山千夏フィギュアスケート振付:鈴木明子フィギュア...

原作を読んだ時から理凰を演じたいと思っていた

──第1期での理凰は、いのりと司に次ぐ、第3の主人公と言ってもいいくらい深掘りされたキャラクターだと思います。第1期の最終話までを演じる中、小市さんの理凰に対する印象などは、どのように変化していきましたか?

鴗鳥理凰役・小市眞琴さん(以下、小市):第一印象は、わりと生意気な男の子って感じでした。最初のシーンから「ブスエビフライ」というXのトレンドになるくらい印象的なセリフを(いのりに)言っていましたし(笑)。でも、明浦路先生のところに教わりに来る第10話からは、理凰の今の感情が分かるようなモノローグが出てきたりして。印象としては、だいぶ変わっていきました。ただ捻くれているだけじゃなくて、本当は真っ直ぐな芯のある純粋な男の子だったところがねじ曲がっちゃったんですよね。第1期の理凰を演じるのは、それをほどいていく作業でもあったのかなと思いました。

──かなりキツい台詞も言うけど本当は良い子というのは、演じる上でのバランスが難しかったのでは?

小市:難しかったです。自分の中で、ここまではいかない方がいいかなとか結構考えながらやっていました。「(明浦路先生の)バッジテストの級が低かったら言ってやろう」とか言いながらも、「(予想よりも低い)初級だよ」って言われたら、動揺したりするし。褒められて嬉しい時とかもそうですが、子供らしいところが出る時もあるんですよね。なので、そういうところはしっかり見せて、可愛らしいところもある子だけど、今はこういう状態なんですと演技からも伝わるように考えていました。

──終盤、良い子の一面も表に出せるようになったことは、小市さんとしても嬉しいことでしたか?

小市:信頼できる大人、明浦路先生という存在が見つかって、素直な言葉が出せるようになったことは、良かったねって思いました。まあ、お父さんもいるんですけど、それは別として(笑)。彼の近くにそういう大人がもう一人できたことが、理凰の中ですごく大きいことだったのかなって思います

──慎一郎も良いコーチであり良いお父さんだろうと思いますが、親子だからこその難しさもあるんでしょうね。

小市:ただ、明浦路先生のおかげでねじ曲がったところがほどけていったとしても、ひねくれたまま残っている部分も絶対にあると思うんです。成長過程で変わっていったところもあるだろうし、壁を乗り越えたからといって、全部が全部、素直になるのは違うのかなって。

──いのりに対して、ちょっと意地悪なことを言うところなどは、すでに理凰という少年の個性になっているのですね。

小市:そうなのかなって。一度作った関係性がなくなるわけではないと思うので。

──小市さんは、様々な作品で少年役を演じられていますが、その中で理凰は比較的、掴みやすいキャラクターでしたか? それとも、最初は試行錯誤して、お芝居を作り上げたキャラクターでしたか?

小市:元々、原作を読んだ時から理凰が好きだったので演じたいと思っていて、自分だったらこういう演技がしたいという考えは最初からありました。それに加えて、原作のつるま(いかだ)先生や監督さんたちの「理凰はこうしてほしい」というご指摘も取り入れて作り上げた感じです。オーディション原稿のセリフは、基本的に原作から選ばれていたんですけど(第4巻の)「俺は全部あるから、何のせいにもできない……」という、理凰の中ですごく印象的な台詞も入っていて。

──アニメでは、第11話にあったセリフですね。

小市:そのセリフは、本当に絶望しているように演じたんです。でも、「諦めないでください」というディレクションを頂いて。理凰は、何のせいにもできないって思っているけど、根っ子ではやっぱりスケートのことを諦めきれてない。だから、本当は心の奥底では、誰かに助けてほしい気持ちはあるのに、ひねくれちゃって、いろんな人を突っぱねてきた。それでも、明浦路先生は「理凰さん、いた!」って見つけに来てくれて。そこで、やっと本音を言えるというシーンなんですよね。だから、もう諦めているようにしないでと仰っていただけたのは、自分の中で新しい気づきになりました。

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