音楽
直田姫奈が語る「昨年得たもの」と「今年の目標」/1stシングル「うっすら」インタビュー

直田姫奈さん 1stシングル「うっすら」インタビュー|初のアニメタイアップとなる表題曲は“休日の朝に口ずさみたくなる曲”。カップリング曲「夢なのか」は「個性爆発ソングを歌いたい」とオーダー!?

肩に力を入れずに楽しめた2ndライブ。「夢なのか」を通してリアジュボーンとの絆も深まった

――9月に「FEVER」を引っ提げた2ndライブがありましたが、こちらはいかがでしたか?

直田:すごくよかったです。1stライブ(※)のときより、みんなが曲をしっかり聴き込んでくれていて、コーレスやペンライトなど、自分たちの「こうしたい」という思いもぶつけてくれたようなライブだったと思います。私自身も前回よりはるかにギターを持って歌う曲が増えましたし……というかほとんどそうでしたね。それは念願だったのでとても楽しかったし、リアジュボーンのみなさんとも、よりバンド感を強く出せたのかなと思います。

あと1stライブと全然違うのは、大西亜玖璃ちゃんがゲスト出演してくれたことです。デビュー作から一緒にやってきましたが、まさかライブで一緒に歌える日が来るとは思っていなくて。本当に感慨深かったです。「ウチら大人になったね」って思いながら(笑)、すごく嬉しかったです。

中でも「イニミニマニモ」で、歌そっちのけでギターを弾いたのが一番楽しかったです。「今度、亜玖璃のライブのバックバンド行くよ!」って思ったくらい(笑)。

また「イニミニマニモ」のMVで、亜玖璃がギターの弾き真似をダンスでやっていて、それを参考にちょっと遊びを入れたんですが、亜玖璃のファンの方が「MVの動きだ!」って気づいてくれたのも嬉しかったです。

※:2024年5月開催。デビュー曲「ラベンダー・ブルー」のみ配信されていた状態で、そのほかの楽曲はほぼすべて当日初披露という異例のライブとなった

――すごい。訓練されていますね。

直田:本当に訓練されていました。さすがです、亜玖璃。本当に楽しくて、2ndは肩に力が入らないライブだったと思います。1stはやっぱり緊張していた部分もありましたが、今回はよりホーム感が強かったです。みんな曲を知ってくれているというのも大きかったなと。「(あの曲)来た!」という顔を見ると、「ライブって普通はこうだよね」と改めて思いました(笑)。

――2ndライブをやってよかったなと思うところは?

直田:あらゆる面でやってよかったなと思っていますが、特に初披露となった「夢なのか」をやるにあたって、一番リアジュボーンのみなさんとお話しができて、助けていただいて、距離が縮まったなと思います。

最初にこの曲を聴いたときは「どうするんだろう?」と思っていたんですが、この曲のおかげでバンド感がより強くなれたのかなと。ギターソロのフレーズも浅井さんにめちゃくちゃ教えてもらって、「何がいいですかね?」と相談したり、動画を撮らせてもらったりして。柴田さんと西川さんも「もっとガンガンやったほうがいいよ」「こっちのほうがいいよ」といろいろアドバイスをくださって。

そういうやり取りを前からしてみたかったんですが、1stのときは私が人見知りでできなかったので、今回念願が叶いました。

――MCでも「リアジュボーンのみなさんと打ち解けられました」と仰っていました。

直田:そうなんです。楽しかったです。「夢なのか」がみなさんとの架け橋になってくれた曲でした。

初のアニメタイアップ「うっすら」は、休日の朝に口ずさみたくなるような楽曲

――今回、1stシングル「うっすら」をリリースするわけですが、すでに楽曲がたくさんあるので、“1stシングル”というのが不思議というか。

直田:そうなんですよ。「あ、そうか。今までデジタルだったんだ」と。

――その分、これまでにリリースした曲のインストが今回大量に収録されていて。

直田:そうなんです。豪華すぎて「アルバムじゃねーか!」と(笑)。

でも、本当に聴いていただきたかったインストだったので嬉しいです。リリイベでインスト音源を流していたので、「このインスト、いつかフルで聴けることはないんですか?」と言われていましたし、収録を決断してくださったスタッフさんに感謝しかないです。いっぱい聴いてほしいです。マジで良いので!

――ファンの方も「ついにか!」と驚いたでしょうね。

直田:「こんなに!?」とびっくりしてくれていたら嬉しいですね。リリイベなどでお話しする機会があったら、時間が余ったら日本コロムビアの皆さんにもお礼を言ってください(笑)。

――そしてこの曲はアニメ『穏やか貴族の休暇のすすめ。』のEDテーマとなっています。ソロアーティスト名義での初のタイアップですが、いかがですか?

直田:自分ができるとは思っていなかったことでしたし、でもこの活動をする上での一つの大きな目標でもあったので、こうしてEDテーマとして携われるのはすごく嬉しいです。

活動を始めてまだ2年も経っていないのに、させてもらえるなんてとても恵まれているなと。ファンの人も「いつかやってほしい」と言ってくれていたので、それに応えられたのも嬉しいです。

――原作やアニメの映像などはご覧になりましたか?

直田:(取材時点では)まだガッツリとは見ていないんですが、主人公のリゼルさんがとある楽器を弾けるらしくて。その楽器の音色がこの「うっすら」にも入っているんです。もし自分の楽曲だったら、その音色は入らなかったかもしれないので、これこそタイアップの醍醐味だなと思いました。アニメと連動することで新しい音楽が私の中で作られたのが、すごく嬉しかったです。

――EDテーマらしい余韻が感じられるのも、これまでの直田さんの楽曲にはなかった曲調だなと思いました。

直田:アニメのタイトル通り、“穏やかな休暇”の感じがとても漂っているなと(笑)。休日の朝とかにポツリと聴いてほしいような曲だなと思いました。「一生懸命歌うぞ!」ではなく、お皿を洗いながら、料理をしながら、ふっと口ずさめるような感じがして。

アニメの放送が始まって、この作品を好きになる人がたくさん増えて、その人たちが後から作品を思い返すときに、この「うっすら」がふと流れてくれたら最高です。

――レコーディングはいかがでしたか?

直田:この曲を聴いた瞬間に「頑張って歌う曲ではないな、肩の力を抜いて歌う曲だな」と思ったんですが、その力の抜き加減ってすごく難しくて。音程も声量もコントロールが必要なので、この曲は一見さらっと歌っているようで、すごく丁寧に歌いました。

――「頑張らないように頑張る」というか。

直田:難しいなと思いました。歌うというより“言葉を紡ぐ”ようなニュアンスが出ていたら嬉しいです。

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