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『あくでき』アイシラ役・山田麻莉奈インタビュー|声優インタビュー連載第5回

アイシラの優しさが“辛い”。もしティアラを嫌いになれたら――『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』アイシラ役・山田麻莉奈さんインタビュー【連載第5回】

アイシラは重要な役だからこそ皆さんに共感してもらえたらいいな

――役を演じるにあたって、事前に準備されたことや、制作陣から「ここはこうしてほしい」といったディレクションがあれば教えてください。

山田:元々ゲームから始まった作品なので、最初にシナリオを読んだ時は、恋心がどうこうという以前に、ただ登場しているアイシラの印象が強かったんです。最初の登場シーンだけを見ると、ちょっと大人びていて、正直「これで14歳?」って思うくらい。他のキャラクターとの関わりを見ても、「ああ、大人びた女の子だな」という第一印象がありました。

なので、演じる時は年齢感を前面に出すというよりは、「しっかりした女の子」というイメージで演じようかなと思っていたんですけど、物語が進むにつれて、「あ、こういう女の子なんだな」と分かってきて。実は強がっていたり、大人に囲まれて育ってきたのかなとか、大人にならなきゃいけない環境で育ってきたのかな、と考えるようになったんです。

そうやって考えると、大人びて見える部分の中に、子供っぽさをどう入れるかがすごく難しくて。どちらにも取られてしまうというか……。アフレコで最初にセリフを発した時にはすでにゲームの収録から2〜3年ほど経っていた中で、自分でも整理しきれないまま声に出してしまった部分があって、「ちょっと大人っぽすぎるかもしれないですね」と最初に言われて、「そうですよね」と。

自分でも悩みながらやっていたので、指摘されて納得しましたし、そこから少しずつ調整して、第5話・第6話あたりでようやく合った、という感じで本当に難しかったです。幼すぎても違うし、大人すぎても違う、そのちょうど間を探すのが大変でした。

――女性向け作品へのご出演が初めて、というお話もされていましたが、演じていて「ちょっと違うな」と感じた部分はありましたか?

山田:女性が見る作品と、男性が見る作品って、やっぱり少し違うのかなとは思いました。ただ、この作品は「女性向けに全振り」という感じではなくて、シナリオ自体がキャラクター同士の掛け合いや、その時々の状況をとても大切にしている印象なんです。

キュンキュン要素だけに寄っているわけではなくて、ストーリーそのものが本当に良くて。どちらかというと小説っぽいというか、物語としてしっかりしている作品だなと感じました。アイシラは、その中でも重要な立ち位置のキャラクターだと思っていて、だからこそ、彼女の置かれている状況や感情を見ている皆さんに共感してもらえたらいいな、という気持ちで演じていました。そういう意味では、他の女性向けコンテンツとは少し違うかもしれないです。

――ゲームで声を当ててからアニメで声を当てる流れも、あまりないような気もします。

山田:ストーリー自体は同じでも、ゲームは一人で収録していたので、アニメでもう一度演じることになって、「ああ、こんな気持ちでやってたな」といろいろ思い出して、ぐっとくるものがありました。でも、やっぱり実際に皆さんと一緒に演じたほうが感情も自然と乗りますし、すごくやりやすかったです。

山田さんが好きな男性キャラクターは!?

――乙女ゲームをプレイされていた経験があるとのことですが、山田さんご自身は本作の男性キャラクターだと誰が一番お好きですか?

山田:やっぱりアクアですね! 自分が作品を素直に見た時に、「アクアみたいな人、いない!」って思いました(笑)。キュンキュンする要素が多すぎて、「そんなことするの!?」っていう場面ばかりで。

現実とは別だと分かっていても、女の子としてはやっぱりアクアみたいな人に憧れますよね。みんなそれぞれ魅力的ですけど、本当に素敵なキャラクターだと思います。

――第6話までのエピソードの中で、特にキュンキュンしたシーンや印象的だったシーンがあれば教えてください。

山田:キースがティアラに触ったり、距離が近かったりするのですが、そういう時に、アクアが「俺のもの」みたいな感じで言うシーンが好きですし、そういう場面が多くてすごく印象に残っています。キースが登場すると、物語の空気も一気に変わるんですよ。

――和やかな現場だと思うのですが、アフレコの際は、周りの皆さんとどんな会話をされていたのでしょうか?

山田:皆さん本当に明るくて、優しい雰囲気なんですよ。いつもお菓子が用意してあって、「今日のカップケーキいいですね」「おいしそう、いただきます」みたいにみんなで食べたりして(笑)。作品の中にもお菓子作りのシーンがあるので、そういう意味でも現場にお菓子があると、なんだか作品にぴったりだなって思います。

前回は確か、ちょうどハロウィンの日に収録していて、その時もお菓子がありました! 騒がしいというよりは、ほっこりした現場という印象です。毎回楽しいです!

――改めてにはなりますが、本作の面白いと感じる点や魅力的だと思うところを教えてください。

山田:やっぱりストーリーがすごくいいので、しっかり見ていただきたいなと思います。私自身はアイシラを演じているので、どうしてもアイシラの登場シーンには注目してほしいんですけど、それだけじゃなくて、キャラクターそれぞれが成長していくところが、この作品の魅力だと思います。

パールもそうですし、感情が強く出るキャラクターも多いんですけど、キャラクター同士のやり取りを見ていると、少しずつ成長しているのが伝わってくる作品です。中でも、アイシラは特別感情移入しやすいキャラクターなんじゃないかな、と思っています。

失恋とまではいかないですけど、その苦しさが一番リアルで、人間味があるというか。「恋する女の子」って、こういう感じだよねと思わせてくれる存在だなと感じています。

――ちなみに作品ではアクアがティアラを溺愛していますが、山田さんご自身が今「溺愛しているもの」があれば教えてください。

山田:うちは犬と猫が一匹ずついるんですけど、もう溺愛してますね! ブラッシングしてあげると、二匹とも毛量が多くて、ひと掻きで結構取れるんですよ。それを集めてチャック付きの袋に入れて保管してるんですけど、正直どうしようかなって(笑)。でも、集め出すと止まらないんです(笑)。猫じゃらしで遊んでいたら、「もうこんな時間!?」ってなります。引っ越し先を決める時も、「(遊ぶために)近くに公園があるかな?」を基準にするくらい溺愛しています!

――たくさんお話しいただきありがとうございます! 最後に、第7話以降の注目ポイントを教えてください。

山田:やっぱりアカリの登場ですね。アカリが登場して、恋心に気づいてからのアイシラの行動や気持ちの変化は、すごく大きいと思います。

気持ちが追いつかなくて苦しい、とか。そういう感情が一気にあふれてくるので、第6話の続きから、そこにぜひ注目していただけたら嬉しいです。

[取材・文/笹本千尋]

『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』キャストインタビュー連載

作品情報

悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される

あらすじ

わたくしは、ティアラローズ・ラピス・クラメンティール。

明日の卒業パーティーの後、花嫁修業を経てラピスラズリ王国の王太子・ハルトナイツ殿下と結婚し王妃となる……はずだったけれど……。

ティアラローズは思い出します。

乙女ゲーム『ラピスラズリの指輪』に夢中だった、前世の自分を。

そして、そのゲームの中に転生し、ヒロインの邪魔をする〝悪役令嬢〟になっていることに気がつくのでした。

ヒロインがハルトナイツの攻略を達成したのならティアラローズを待ち受けるのは、屈辱の断罪イベントのみ。

でも、そのさなか、隣国の王太子アクアスティードが颯爽とあらわれ――。

「ティアラローズ嬢、私の妃になっていただけませんか?」

いきなり求婚!?

しかもアクアスティードは、前世でプレイできなかった続編ゲームのメイン攻略キャラで……。

果たしてティアラローズはハッピーエンドを迎えることができるのか?

王道溺愛系〝悪役令嬢〟ルートの幕が上がります――!

キャスト

ティアローズ:渕上舞
アクアスティード:梅原裕一郎
ハルトナイツ:佐藤拓也
アカリ:花守ゆみり
アイシラ:山田麻莉奈
キース:諏訪部順一
クレイル:緑川光
パール:降幡愛

(C)ぷにちゃん・成瀬あけの/KADOKAWA/「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」製作委員会
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