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アニメ『ひみつのアイプリ』最終回記念 藤寺美徳×平塚紗依 インタビュー

2人の“キズナ”は永遠! アニメ『ひみつのアイプリ』最終回記念──青空ひまり役・藤寺美徳さん×星川みつき役・平塚紗依さん スペシャルインタビュー

5つのバズリウムチェンジと5つの思い出

──ここからは各バズリウムチェンジのキーワードになぞらえて約2年間を振り返れたらと思います。最初のジュエルバズリウムチェンジは「ときめき」がキーワードですが、作品を通して感じた「ときめき」にはどんなものがありますか?

藤寺:やっぱりライブや「東京おもちゃショー」などのイベントに出演させていただいて、実際に小さなおともだちの笑顔を見た時の「ときめき」は忘れられないですね。

 

平塚:私も同じです。ライブもそうですし「東京おもちゃショー」や「AnimeJapan」などのイベントでも、小さい子が「ひまりちゃん!みつきちゃん!」って呼んでくれるんですよ。その声を聞くたびにときめいていました。

藤寺:アフレコの時から、どんな反応をしてくれるのか想像していたので、イベントなどで小さなおともだちの笑顔を目の当たりにすると「生きていて良かった!」という気持ちになります(笑)。

──続いてスペースバズリウムチェンジのキーワードは「あこがれ」です。この2年間で多くの先輩方と共演する機会もあったと思いますがいかがですか?

藤寺:皆さん素敵な方ばかりなんですけれど、同じシークレットフレンズ∞の久保ユリカさんのお心遣いがすごくて。1年目の収録が始まった頃は、緊張していた私たちに明るく話しかけて心をほぐしてくださったり、ライブのリハーサルがある時には差し入れを持ってきてくださったりするんです。

私たちは「シカコさん」と呼ばせていただいているんですけど、シカコさんがいらっしゃると空気が本当に明るくなる感じがして、私にとって憧れの先輩ですね。

あと、これはあまり話していないのかな……? 最終回の収録後、シカコさんが私と紗依ちゃんに白いクローバーのネックレスをプレゼントしてくださったんです。最初、シカコさんはピンクと水色(ひまりとみつきのカラー)で考えてくださったらしいんです。

でも「2人がひまりちゃんとみつきちゃんでいたことは変わらないから、これからは何色にでも染まれますように」という願いを込めて“白”を選んでくださったと伺ったのがとても嬉しくて。クローバーというモチーフもつむぎちゃん(久保ユリカさん演じる鈴風つむぎ)と繋がる部分があって、そんな宝物をくださった憧れの先輩です。

平塚:全く美徳ちゃんと一緒です。いつもシークレットフレンズ∞として身近で支えてくださっているからこそ、どんどんシカコさんのことが大好きになっていきましたし、私もシカコさんのような大人の女性になれたら良いなと思うくらい憧れています。

シカコさんは人間性というか、中身がとても素敵な方なんです。近くにいてくださるだけで心強いし、安心できる方なので、私もそんな存在になりたいですね。

藤寺:他にもリング役の喜多村英梨さんからのお言葉も心に残っていて、特に演技の部分でひまりちゃんとみつきちゃんの掛け合いのとき、2人の呼吸や温度感を合わせることをアドバイスでいただいたのをとても覚えています。

ライブ中のモノローグで2人のセリフが掛け合いになっていて、楽曲のサビに向けどんどんと盛り上がっていく時に、2人で同じテンション感で上がりきらないことがあり、その時にアドバイスをしていただいたんです。

そこで、私が「ひまりちゃんとして思いをまっすぐに届ける!」という意識をしすぎてしまい、みつきちゃんの呼吸があまり聞けていなかったことに気が付きました。そういった冷静な視点からアドバイスをいただけて、とてもありがたいですし、そんな先輩になりたいなと思いました。

──プリティーシリーズの現場は、本当に皆さん優しいですよね。先日の「ひみつのアイプリ×キラッとプリ☆チャン プリ♡プリライブ」では徳井青空さんがキャラクター相関図を作ってきてくださっていました。

藤寺・平塚:そうなんです!

藤寺:徳井さんは本当に周りをよく見ていらっしゃるというか、優しい空気を作ってくださる方ですね。1年目のハロウィンの時期にキャスト全員でハロウィンパーティーをしたんですが、それを企画してくださったのも徳井さんでした。相関図を描いてくださったのもそうですし、いつも周りを見て色々なところに気遣いをされていて尊敬しかないです。

 

平塚:1年目は徳井さん演じるアイリ(三ツ葉アイリ)たちが所属する生徒会とアフレコが一緒だったんですけれど、1年目の最後で生徒会メンバーが留学してしまったので、しばらく「リング編」ではアフレコでお会いする機会がなかったんです。

それからしばらくしてアフレコ現場で徳井さんにお会いした時に「1年目は自信なさそうに見えて心配だったけど、すごく変わっていて感動して泣きそうになったよ」みたいなことをわざわざ伝えに来てくださったんです。

1年目の頃の私は緊張で早口になりがちで、徳井さんからアドバイスをいただいたりしていたので、余計にその言葉が嬉しくて。他の方にも同じように声をかけているのをお見かけして、改めてプリティーシリーズは素晴らしい先輩方ばかりの現場なんだと感じています。

──「リング編」では旧生徒会になりますが、演じる先輩方が普段から本当に生徒会のメンバーみたいなんですね。

藤寺:生徒会の皆さんのライブパフォーマンスを見ていても、圧倒されるくらいかっこよくて憧れちゃいますね。サクラ役の日比さん(一条寺サクラ役・日比優理香さん)は、収録には必ずどこかに赤色(サクラのカラー)を取り入れたお洋服を着ていらっしゃるんです。キャラクターや作品への愛はもちろん、ライブのパフォーマンスもめちゃくちゃ素敵です。

平塚:MCもサクラさんそのものとういか、実はアドリブも結構入れていらっしゃるんですけれど、それがサクラさんそのまま過ぎて(笑)。

藤寺:みつきちゃんのことも紗依ちゃんのことも、ステージを降りると「ミーたん! ミーたん!」と見守ってくださるんです。

──続いて3つ目のキーワードはアニマルバズリウムチェンジの「自信」について教えていただけますか?

平塚:正直、まだまだ自分に自信が無いので、オーディションやアフレコは毎回とても緊張してしまうんです。それこそ1年目の頃は本当に毎週心臓がバクバク鳴るのが自分でも分かるくらい緊張して。ただ、2年目の後半になるにつれて以前ほど緊張していないことに気付いたんです。

それは、いつも隣で温かく見守ってくれた美徳ちゃんや先輩の皆さんのおかげでもありますし、音響監督やスタッフの皆さんも丁寧にディレクションしてくださるので安心した気持ちでお芝居に集中できたこともあると思います。

ライブやイベントでも、最初はステージに立つだけでドキドキで「私をみつきちゃんとして受け入れてくれるかな……?」という不安もあったんですが、足を運んでくださるプリトモの皆さんが声援を送ってくださったり、みつきちゃんの名前を呼んでくださったりするうちに、少しずつ自信に繋がっていきました。

そう考えると、自分に少しずつ「自信」が付いていったのは、私がというよりは周りの皆さんが本当に温かかったおかげだと感じますね。

藤寺:今だから言えることなんですけれど、2年目に入って後輩ができたり、みつきちゃんの過去が掘り下げられたりした時に、作品中のひまりちゃんの立ち位置みたいなものが変わった気がして、演じる時に迷いが生じてしまったんです。

私はあまり人に相談するのが得意ではないのですが、ある時、勇気を出して監督や音響監督さんに今の不安を打ち明けてみたんです。

「ひまりちゃんを自分が変えてしまっていないか?」という悩みに対して、監督たちは「2年目なんだから成長して変わっていくのは当然だし、ひまりちゃんはみんなで一緒に作っているから一人で抱え込まなくていいよ」とアドバイスしてくださったんです。

さらに「1年目の半分くらいまでは探りながらお話を考えていたけど、途中からはひまりちゃんだけではなく、キャストの皆さんの芝居からインスピレーションを受けてお話を書いている」と伺った時に、自分がこれまでやってきたことは間違いではなかったと「自信」に繋がったと思います。

最終回までひまりちゃんと一緒に、一話ずつ精一杯に歩めた時間は本当に幸せだったと思います。スタッフの皆さん、キャストの皆さん、そしてイベントやSNS等を通じて感想を届けてくださるファンの皆さん、そんな皆さんがいてくれたからこそ、私はひまりちゃんを演じられたので、皆さんのおかげで少しずつ自分に「自信」を持てるようになってきています。

──4つ目のキーワードはフラワーバズリウムチェンジの「勇気」です。アフレコでアドリブにチャレンジしたり、ステージに立つ瞬間など、お仕事の中で「勇気」を出した場面はありましたか?

平塚:私にとっての「勇気」は、やはりライブやイベントで皆さんの前に立つことかもしれません。もともと人前に立つのがすごく苦手で、それこそ昔の自分からすれば、声優として活動したり、人前で何かを表現している今の姿なんて全く想像もつかないことだったんです。

この2年間、みつきちゃんとしてライブに立ったり、皆さんの前でセリフを披露するなど、初めての経験をたくさんさせていただきましたが、そういった表現をすることは私にとって「勇気」が必要な瞬間だったんです。でも、勇気を出すことがこんなにも素晴らしく、新しい世界を見られることだと『ひみつのアイプリ』を通して知ることができて、自分の中の世界が大きく広がったと感じています。

藤寺:私はお芝居の面で、少しずつアドリブに挑戦する「勇気」が持てるようになりました。ひまりちゃんは「(鼻歌)」みたいな指示が台本に多いので、これは何を歌っても良いのかと考えて(アミューズメント)ゲームのオリジナル楽曲やみつきちゃんの曲をアドリブで鼻歌にしたりしたんです。もちろん色々と権利的なものもあるので、オリジナルの鼻歌も録ったんですが、実際のオンエアでアドリブの方が採用されているのを見た時は、勇気を出して良かったと思いました。

ライブやイベントだと、私はキャラクターがアニメで歩んでいる成長に合わせたパフォーマンスをしようと心がけています。先日の「ひみつのアイプリ×キラッとプリ☆チャン プリ♡プリライブ」は、ちょうどアニメでひまりちゃんがみつきちゃんの留学を知ったタイミングだったんです。ライブを見に来てくださった方の全員が『ひみつアイプリ』を見ているわけではないと思うので、悲しさや寂しさを前面に出すことはしませんが、みつきちゃんとの楽曲に関しては歌詞に合わせて少しだけ“寂しさ”を滲ませる表現に挑戦してみました。

──お2人ともライブの話が出ましたが、ひまりちゃんとみつきちゃんは、お互いを励ます時におでことおでこをくっ付ける「ひみつのおまじない」がありますよね。そんな風にお2人が緊張をほぐすために行うルーティーンやおまじないのようなものはあるんですか?

藤寺:ポッピンドリーミンやシークレットフレンズ∞の時もですが、ステージに出る直前の舞台袖で、必ずお互いに目を合わせて「頑張ろう!」と無言で合図を送るんです。

平塚:私は心臓がバクバクして緊張しがちなので、美徳ちゃんやシカコさんと視線を交わしたり、少し離れた場所から「頑張ろうね!」という空気を感じるだけで心が和らいで、緊張から「楽しむ気持ち」に切り替えられたりできるんです。そういう意味で、私にとっても「ひみつのおまじない」と同じくらい大きな力があると思っています。

──ここまで既にお互いの信頼については伺ってきましたが、最後のメロディバズリウムチェンジのキーワードは「信頼」です。改めて、この2年間でお互いの信頼関係はどうですか?

藤寺:一緒に声を合わせる「バズリウムチェンジ!」みたいな台詞は、なかなか息が合わない時もあって、最初のうちは収録前に2人で練習したり、収録時に合図をしたりしていたんです。それが今では練習や合図無しでも息を合わせて台詞を言えるようになったので、言葉がなくても通じ合う「信頼」があるんじゃないかと思います。

平塚:劇中でライブ前にコーデチェンジする時の「わたしも知らないひみつのわたし!」から声を合わせて台詞を言う一連のシーンがあるんですけれど、最初は割とバラバラになっちゃったりして、音響監督さんから「あと50回もやれば完璧に揃うようになるよ」なんて励まされていたんです。それが「リング編」の頃には、新しく参加されたキャストの方々から「どうやったらそんなに息が合うようになるの⁉」と言っていただけるぐらいに合うようになりました。

逆に2人で声を合わせる場面でなくても、同じタイミングで同じアドリブを言ってしまったりもして(笑)。この2年間、2人で気持ちを合わせようとしてきたからこそ、そういうところまでピッタリ合うようになったのだと思います。

 

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