
2人の“キズナ”は永遠! アニメ『ひみつのアイプリ』最終回記念──青空ひまり役・藤寺美徳さん×星川みつき役・平塚紗依さん スペシャルインタビュー
2026年3月29日(日)に最終回を迎えたアニメ『ひみつのアイプリ』。青空ひまりと星川みつきのダブル主人公を軸に、仮想空間アイプリバースで活動するアイドルプリンセスたちの姿を描いた本作。「アイプリ」を通して描かれた2年間の物語に感無量の方も多いと思います。
今回、アニメイトタイムズではアニメ『ひみつのアイプリ』最終回を記念して、青空ひまり役・藤寺美徳さんと星川みつき役・平塚紗依さんにスペシャルインタビューを実施。
最終回を迎えた今だからこそ言えるあの時の想い、収録の思い出、キャラクターと一緒に成長した2年間などを大ボリュームで語っていただきました!
この作品を通して美徳ちゃんに出会えたことは私にとっても一生の宝物です
──アニメ『ひみつのアイプリ』が最終話を迎えましたが、アフレコを終えた時はどんな想いでしたか?
星川みつき役 平塚紗依さん(以下、平塚):約2年間、ずっとみつきちゃんと一緒に歩んできたので、最終回の収録を迎えた時も、これが最後の収録になるという実感が本当に湧きませんでした。
青空ひまり役 藤寺美徳さん(以下、藤寺):一緒(笑)。
平塚:もちろん寂しい気持ちもあったんですけれど、これからもずっと続いていくような想いが強かったので、終わってしまうことが考えられなくて。だから、最終回のアフレコでは「寂しい」や「終わっちゃう」という気持ちは意外となかったんです。
藤寺:私も紗依ちゃんと同じ気持ちでした。毎週のように紗依ちゃんやキャスト・スタッフの皆さん、ひまりちゃん、みつきちゃんと会っていたので「これで本当に終わりなの? また来週もスタジオに来ちゃうよ」みたいな気持ちでしたね。
──「リング編」の後半では、みつきちゃんの留学と別れの気配、そのことを中々ひまりちゃんに伝えられない葛藤が本編の最終回に向かっていく流れと重なって、いち視聴者としても切なくなる瞬間が多かったです。演じられたお二人は、この一連の流れはいかがでしたか?
平塚:みつきちゃんの留学が近づくにつれてお話も切ない方向へと進んでいくので、毎週台本をいただく度にページをめくる手が止まらなかったです。先の内容が気になって読み進めては、美徳ちゃんと語り合って一緒に切なくなったりしていました。
藤寺:物語が後半に差し掛かるにつれて、毎週のようにひまりちゃんを演じられる環境が当たり前ではないのだと認識して。作中の別れと現実の収録の終わりを重ね合わせて考えることもあって、切なさもありつつ同時にひまりちゃんの成長に私も支えられたような感覚もありました。
──約2年前に配信された「プリティーシリーズ新作『ひみつのアイプリ』発表会」では、お互いにとても初々しい雰囲気でした。当時、藤寺さんは平塚さんに対して「一番初めにみつきちゃんの声を聴いたときに“みつきちゃんの声だ”って思いました」、平塚さんは藤寺さんに対して「私より年下なのにとてもしっかりしているなという印象です」とお話しされていましたが、この2年間でお互いの印象や関係性の変化はありましたか?
藤寺:紗依ちゃんの第一印象は「みつきちゃんの声そのものだ」でしたが、最初はどこか「年上のお姉さん」みたいな印象もあったんです。それもあって最初はお互いに敬語だったんですけれど、途中から2人で敬語をやめようと決めてからは一気に距離が縮まった気がします。
最近も2人で没入型のテーマパークへ行きましたし、カラオケにも何度か行ったり、私が好きなキャラクターのコラボカフェに紗依ちゃんが一緒に付き合ってくれたりとか。SNSでは発信していなくても、プライベートでお出かけしたりしているんです。
──劇中の2人のようにデートされていたんですね。
藤寺:紗依ちゃんのお声って天性のものというか、唯一無二で本当に大好きなんです。紗依ちゃん自身の根底にある、包み込むような愛とか優しさみたいなものが、みつきちゃんというキャラクターを通して出ているのを感じていて、本当にみつきちゃんも紗依ちゃんも素敵だなと思っています。
あと、普段の紗依ちゃんは少し天然で可愛らしい一面もあって。言葉が上手くみつからないんですけれど「癒やされ系」というか。でもそんな言葉に縛られてほしくなくて、私はありのままの紗依ちゃんが好きなので、これからも健康で自由に過ごしてほしいですね。なんか親戚みたいな目線になっちゃいましたけど(笑)。
──藤寺さんからの愛を受けていかがですか?
平塚:私の美徳ちゃんへの印象は、2年前の発表会の「とてもしっかりしている」から今も変わらないです。それどころか私がアフレコ現場などであたふた困ったりしている時も、美徳ちゃんは「大丈夫だよ」と優しく声をかけてくれるので、どっちが年上なのかわからなくなってしまうこともあって。本当にいつも助けてもらっています。
自分の家族にも「本当に美徳ちゃんって優しくて、こんなに良い子には今まで会ったことないよ」と話してしまうほど、この作品を通して美徳ちゃんに出会えたことは私にとっても一生の宝物です。
この2年間、隣でお芝居をしている私の心にも、美徳ちゃんのお芝居から繊細な感情表現がしっかりと伝わってきました。内面だけでなく、役者としての美徳ちゃんも尊敬していますし、そんな美徳ちゃんを見て「もっと私も頑張ろう!」と思えるので、本当に尊敬して止まない存在ですね。
わああ嬉しいいい、、😭🩷
— 平塚紗依 (@h_sae_) November 19, 2024
優しくて可愛くて完璧すぎる美徳ちゃんと一緒いると、なんだか心が洗われて私自身も成長できるような気持ちになります。本当に尊敬しちゃいます☺️
ライブの最後では、美徳ちゃんとひまりちゃんのことが大好きな気持ちが溢れてしまってぎゅっとしたくなっちゃいました…🫶🏻 https://t.co/FTvslOShF1 pic.twitter.com/gqVw08rqWU
藤寺:このインタビューは何度も読み返してしまいそうです(笑)。
──お2人の関係性は作中のキャラクターそのものですね。ちなみに敬語をやめるようになったのは、放送が始まってからどれくらい経った頃だったんですか?
藤寺:実は1年くらい経ってからなんです。
平塚:何度もその話はあったんですけれど、お互いに一歩が踏み出せなくて。でも、美徳ちゃんと一緒にテーマパークへ行った時に、最初は敬語だったのに2人でいるとあまりにも楽しく過ぎて「それな!」とついタメ口が出ちゃって(笑)。そこからお互いに敬語をやめるようになった覚えがあります。
藤寺:最初のうちは現場に入ると仕事モードになってしまって、敬語に戻ることもあったんですが、今ではすっかり自然に話せるようになりましたね。
本当の意味で「みつきちゃんになれた」と思えた瞬間でした
──みつきちゃんの留学周りのお話がひと段落するのが第93話「大好きだから」でした。印象的だったのが、普段は「リング編」のタイトルコールをみつきちゃん1人で行うところを、この回は2人で担当されていましたよね。微妙な声の震えや空気感にリアルな感情が伝わってきました。
平塚:あれはその回の全てのアフレコを終えてから、その時に溢れた感情のまま収録したんです。
藤寺:普段は本編の収録前にタイトルコールを録ることが多いのですが、第93話は特別でした。このタイトルコールは「こういう感情で表現しよう」とお互いに相談や計算したものではなく、私たちがその瞬間に感じたものがそのまま音に乗っているんじゃないかなと思います。
──留学周りの話がひと段落するのが第93話でしたが、アフレコの様子は覚えていますか?
平塚:一つ前の第92話「想い伝わるアイプリコンテスト」から、ひまりちゃんの離ればなれになりたくないという葛藤や、ポッピンドリーミンとしてのライブを終えたくなくて寂しいという感情が溢れ出していくのを見て、ひまりちゃんの「終わりたくない」という言葉に私自身も深く共感してしまって。台本を読んでいて涙してしまうくらい感情を揺さぶられた回でした。
だからこそ、第93話のお互いを想うからこそちゃんと気持ちを伝えようと頑張る姿や、最後にお互い駆け寄るシーンは本当に感動的でした。ひまりちゃんの包み込むような広い心と、みつきちゃんに向かって「何でも言って」と言ってくれた姿は素敵でしたね。
劇中でみつきちゃんは泣いてしまうんですけれど、アフレコでも美徳ちゃんの台詞を聞いていると、私も心の中でずっと泣きそうになってしまって。私自身もみつきちゃんと同じ気持ちで芝居をすることができたというか、本当の意味で「みつきちゃんになれた」と思えた瞬間でした。
藤寺:第92話でライブを一緒にしている時は、私も収録中に泣きそうになったのを必死にこらえていたんです。でも、ひまりちゃんの「楽しい、でもやっぱり寂しい」という想いが溢れるシーンで私も涙が溢れてきてしまって。
台本を読んだ時からすごく悲しい気持ちになっていたので、収録時にも楽しいという方向に持っていけずに悲しいテンションのままモノローグを言ってしまって、涙が止まらなくなってしまったんです。その様子を見ていた音響監督さんが、一度心を落ち着かせてから録り直す提案をしてくださって、ティッシュで涙を拭きながら気持ちを整える時間を頂いて再度やらせていただいたんです。
本編では、その後にみつきちゃんがひまりちゃんの肩に顔を預けて泣くんですよね。きっと1年目なら逆だったと思う構図だったので、みつきちゃんの溢れ出る涙をひまりちゃんの温かな愛で包み込んでいる、そこに2人の確かな成長を感じました。
──そんなお2人の複雑な感情が凝縮された第93話でしたが、『ひみつのアイプリ』のメインターゲットである小さなおともだちに向けて、複雑な感情やメッセージを伝える上で心掛けていたことはありますか?
平塚:私は特に感情表現をわかりやすくして、悔しかったら思い切り悔しくするというように、その時の感情に振ることを心掛けていました。
人って本当の気持ちをごまかして笑ったり、無理して平常心を装いながら話してしまうことも多いと思うんです。でも、みつきちゃんを演じる時は、小さなおともだちでも直感的にキャラクターの気持ちを理解できるように、声にしっかりと感情を乗せることを大切にしました。
あとは滑舌への意識ですね。はっきりと言葉が子どもたちの元へ届くように意識しながら台詞を読んでいたと思います。
藤寺:早口で何を言っているか聞き取れないことがないように、私もはっきり言葉を発音するように意識しました。あとは『ひみつのアイプリ』は台詞の尺がゆったりしているので、その尺の中でどう表現するかは常に考えていました。
ひまりちゃんって元気いっぱいなところも魅力なので、小さなおともだちが見ていて楽しいと思ってもらえるように、最初の頃はあえてオーバーに演じることを課題にしていたんです。明るく元気に節をたくさんつけてみたり、台詞にちょっと濁点を加える遊び心を入れてみたり。あと、ひまりちゃんは作中で「ふえぇ」というセリフが多いので、その「ふえぇ」に色々なバリエーションを持たせて、台詞を聞いているだけでも楽しいと思ってもらえるようなお芝居を意識しました。
あとは歌唱シーンで「ひまりちゃんが本当に歌ってる!」と思ってもらえるように、楽曲のレコーディングでは、ひまりちゃんの元気と柔らかさが全開で伝わるように歌いましたね。








































