
「心を揺らしながら楽しんでいただけたら嬉しいです」──TVアニメ『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』前原真樹役・石谷春貴さん&朝凪 海役・石見舞菜香さんインタビュー
2026年4月7日(火)より放送のTVアニメ『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった(クラにか)』。クラスの日陰男子・前原真樹と、クラスで“2番目”に可愛い女の子・朝凪 海が、B級映画という共通の趣味をきっかけに関係を深めていくラブコメ作品です。
アニメ放送を記念して、アニメイトタイムズでは石谷春貴さん&石見舞菜香さんにインタビューを実施。ボイスコミックからキャスト続投となったお二人に、本作の魅力やボイスコミックとアニメとの違い、物語の注目ポイントなどについて詳しくお話を伺いました。
自身と海の友人関係が似ていることから、キャラクターに強く共感したと語る石見さん。一方、石谷さんが「今の僕だからこそ演じられた」と明かした理由とは? お二人とキャラクターの意外な共通点も浮かび上がったインタビューをお届けします。
「それくらい気になっていました(笑)」
──アニメ『クラにか』への出演が決まったときの率直な気持ちを教えてください。
前原真樹役・石谷春貴さん(以下、石谷):素直に「よかった~!」という気持ちでした(笑)。以前からボイスコミックで声を当てさせていただいていたので、アニメのキャストはどうなるんだろう、またオーディションがあるのかな、とずっと気になっていて。ちょうど別の現場で石見さんと会った時にも、その話をしましたよね。
朝凪 海役・石見舞菜香さん(以下、石見):お会いするたびに「(アニメのキャストは)どうなるんだろう?」って話していましたよね(笑)。ボイスコミックから長い期間、海ちゃんを演じさせていただきましたが、アニメ化のタイミングでキャストが総入れ替えになることもありますから。
(アニメ制作の)正式発表の直前にボイスコミックの収録があったので、その際にスタッフさんに「キャストってどうなるんですか?」と聞いてみたり。それくらい気になっていました(笑)。
──原作を最初に読んだときの印象を覚えていますか?
石谷:まず、すごく攻めたタイトルだなと思いました。
原作が発売されたときから読ませていただいていたのですが、当時は一人のヒロインに一直線でキラキラとしたラブコメが多いような印象があったんです。でも『クラにか』を実際に読んでみたら、意外と重いテーマもあって驚きました。
石見:私の場合はボイスコミックより先に、海ちゃんとして一人で喋るボイスコンテンツを録ったのが最初の出会いでした。「クラスで2番目に可愛い」という立ち位置がとても新鮮だったことを覚えています。“クラスで一番”のキャラクターが主人公の作品はたくさんありますが、“クラスで2番目”のヒロインが物語の中心なのが面白いなって。
石谷:読者目線だと、メインキャラクターよりもその横にいる、いわゆる2番手ポジションの子が人気になることも多いですよね。
──ボイスコミックからアニメ化するにあたって、キャラクターの印象や演技で変わった点はありましたか?
石谷:ボイスコミックでは少し高めの声を作っていましたが、そこで高校1年生で声変わりが落ち着いたくらいのトーンを意識してやってみたところ、声の暗さとキャラクターがマッチした感覚があって。音響監督からは「もっと暗く!」というディレクションもいただきました。特にアニメ1話の真樹は言っていることもやっていることも、とにかく暗いじゃないですか(笑)。
そこから物語が進んでいくにつれて真樹の仮面が剥がれ、海といるシーンを中心に少しずつ声が高くなっていきました。普通は話数を重ねるごとに自分の出しやすい音程に落ち着いていくことが多いので、こうした逆の変化は珍しかったと思います。
石見:分かります。自分の身体にキャラクターが馴染んでくるんですよね。
──石見さんは、ボイスコミックとアニメで何か違いはありましたか?
石見:ボイスコミックでは真樹君との掛け合いが多くて、明るくて楽しいシーンが中心だったのですが、アニメでは(天海)夕(CV:鈴代紗弓)など友達とのシーンが増えました。なので、学校での海ちゃんの立ち位置をどう作るかなどのポイントは、ボイスコミックの時よりも意識しましたね。
夕が元気いっぱいに来てくれるので「はいはい」と彼女をたしなめつつも一緒に楽しんでいる、友達ならではの距離感になるように心がけています。決して夕のことが嫌いに見えないように、テンションの塩梅を考えましたね。
あと、真樹君とのシーンは自分の居場所に戻れる感じがあって、本当に楽しく演じていました。
──それぞれのキャラクターに共感できる部分はありますか?
石見:台本を読んだ時に改めて思ったのですが、友達といるときの自分のテンションに近いなと感じました。周りを巻き込んで楽しいことをしたり、ちょっとわがままを言ったり……そういったところに共感できて、とても演じやすかったです。
石谷:1話の描写からも分かるように、真樹はとにかく考えすぎてしまう子だと思っています。学生時代の自分も、真樹ほどではなかったと思いますが、ふとした瞬間に考えたことをずっと引きずってしまう節があって。家で一人になった時などに、真樹が「あの時こう言えばよかったかな、あれで良かったのかな」と一人反省会をしてしまう様子は、分かるなぁと。
最初は大人びて見える真樹ですが、人と関わる中で少しずつ彼の素が見えてきて、本来の純粋な部分が出てくる。逆に自分を出せなくなる人もいると思いますが、真樹はだんだん子どもっぽくなっていくんですよね。他人との関係によって自分を出せるようになっていくところは、僕自身と重なるところがありました。
真樹の「言葉に出すのが怖い」という感覚はよく分かるんです。僕たちも言葉を扱う仕事をしているので、一言一言について深く考える場面もありますし、誰も傷つけないように配慮することも大切なこと。真樹はまだ高校生なのにそれができていてスゴいと思いますが、同時にそんなクセがついていることは、少しかわいそうだなとも感じます。
石見:お話を聞いていて、すこし意外でした! 石谷さんは普段からたくさんお話ししてくださる方で、どんな話題が出ても必ず引き出しを持っている方という印象なんです。だから真樹君のように考え込む一面があると聞いて驚きました。
以前、同じ事務所に所属していた時も石谷さんの面倒見の良さを感じていました。そんな石谷さんに、私も周りもたくさん助けられています。
石谷:元々は口下手だったんですけどね(笑)。
──石見さんは、真樹君のように考え過ぎてしまうことはありますか?
石見:めちゃめちゃあります(笑)。私も結構ぐるぐる考えてしまうタイプなので、「言わないほうが良かったかな」と後から振り返る気持ちはとっても分かります。
真樹君は控えめなキャラクターではありますが、芯がしっかりしていますよね。言うべき時にはちゃんと踏み出せる強さがあって、度胸もある。その点は自分とは違いますが、基本的にはとても共感できるキャラクターです。
石谷:真樹はあえて空気読まない発言ができることがスゴいですよね。覚悟を感じます。
──お二人とも、キャラクターと共鳴する部分があったのですね。
石谷:……ちなみに石見さんは、ゲームで負けそうになると海みたいにコントローラーを振り回したりするタイプですか?
石見:しないです!(笑) どちらかといえば、「あーもうやめた!」と言って拗ねるタイプですね。
ゲームはたまにやる程度なのですが、だからこそ真剣になってしまって。負けると本気で悔しくて「しばらくゲームやらない!」ってなります(笑)。だから、海ちゃんの気持ちはすごく分かります。
──石谷さんは、コントローラーを振り回すことは……?(笑)
石谷:ないですね(笑)。ただ、最近はプレイヤー同士で対戦するゲームが多いじゃないですか。相手が上手いこと自体は気にならないのですが、自分のミスには「なんで出来なかったんだ!」と腹が立つかなぁ。相手に対してというより、自分に対しての悔しさがあります。
石見:ストイック……!
石谷:なので煽られでもしない限りは平気です(笑)。FPSだとたまに煽られることはありますけどね。チャットで「pgr(プゲラ)」と送られてきた時は「本当にこんなこと書かれるんだ!?」って逆に面白くなってしまいました(笑)。































