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江原正士×内田直哉が半世紀以上続く『宇宙戦艦ヤマト』を語る【インタビュー】

半世紀続くシリーズとの関わり、富山敬さんとの思い出ーー『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』山南修役・江原正士さん×スカルダート役・内田直哉さんインタビュー

2012年から展開されている不朽の名作『宇宙戦艦ヤマト』のリメイクシリーズの最新作『ヤマトよ永遠に REBEL3199』。その『第五章 白熱の銀河大戦』が2026年2月20日(金)より全国の映画館で上映中です。

アニメイトタイムズでは、山南修役・江原正士さん、スカルダート役・内田直哉さんにインタビューを実施。半世紀以上続くシリーズについてのお話を伺いました。

『宇宙戦艦ヤマト』との関わり

ーー『宇宙戦艦ヤマト』は半世紀以上の歴史を誇る作品です。そんなヤマトとおふたりの関わりからお聞かせ願えますか?

スカルダート役・内田直哉さん(以下、内田):当時は二十歳かそこらでしたが、当時は竹尾智晴と名乗っていた中尾隆聖さんに連れられて神谷明さんのお芝居を見に行ったんです。その時の神谷さんの相手役が潘恵子さんでした。

潘さんは僕と同級生で、大学でも一緒で。ガイダンスで目の前に居たことも覚えているし、それからの仲間なんです。まあ、僕はあまり学校に行っていなかったので、その神谷さんの相手役が潘さんだったことにビックリしました。

その時に色々な話をして、今は『宇宙戦艦ヤマト』というアニメをやっているという話になったことを覚えています。

その数年後だったかな。日本武道館でアニメのイベントがあり、その時に「宇宙戦艦ヤマト」と「真っ赤なスカーフ」を歌ったのが唯一の直接的な関わりかもしれません。

納谷五郎さんだったり、広川太一郎さんがラジオをよくやられていたので遊びに行った時に、客観的なお話はいくつか聞いていたという関わり方ですね。

日本コロムビアでレコードも出していたので、水木一郎ちゃんやささきいさおさん、堀江美都子さんとかは知っていたんですけどね。

山南修役・江原正士さん(以下、江原):僕のイメージも直哉ちゃんと近いところがあるのですが、宇宙戦艦ヤマトよりも、個人的には実際の戦艦大和への思い入れの方が強いですね。

やっぱりあの頃は誰もがそうだったんじゃないかと思うんだけれど、富士山、桜、戦艦大和、ゼロ戦、そういうものは当時の少年たちにとって大切なアイデンティティだった。そういう中で生きてきたので、小学生の頃に大和のプラモデルを作ったりしてました。

戦争ごっこなんて言って遊んでいたくらいだったので、大和なんて言ったら僕らのシンボルでしたよ。近所の中学生のお兄ちゃんが正士これやるって中学生の歴史という本をくれたんです。そこに、大和の生き残りの方の手記が載っていました。それが非常に印象的でしたね。

その後、東宝映画で戦艦大和の活躍を描いた作品があって、その映画と手記の描写が似ていたんですよ。高角砲ってご存知ですか? 宇宙戦艦ヤマトではパルスレーザーと呼ばれていますが、何十基も装備されたそこを目掛けて攻撃してくる。その描写が忘れられず、沈んでしまったけれども、不沈艦と呼ばれたロマンと、そのデザインが個人的には大好きでしたね。

そういった興味の方が大きくて、『宇宙戦艦ヤマト』という音の響きが僕の中で残っています。

戦艦大和が蘇って空を飛ぶ。僕らの頃はアニメとは言わずテレビまんがと呼ばれていましたが、先人のそんな発想が今に繋がっている。時間がたっていますが、そんな印象があります。

僕は洋画から声の仕事に入りまして。それと同時にディズニーやワーナー系のアニメはいっぱいやったのですが、日本製のアニメはあまり呼ばれなかったんですよ。当時はアニメ用のお芝居に中々馴染めなくて。やっぱりあったよね?

内田:難しかったよね。やっぱり外画との違いもあるし。

江原:だよね。ちょっと違うところがあるんです。舞台のお芝居って全部有声音で喋らないんですよ。ドラマもそうなんですけれども。要するに息が入っていたり、キャラクターの心理を辿るところがあって。ところが、アニメは全部有声音で綺麗にしゃべるんです。「(ハッキリとした声で)おはようございます!今日はインタビューよろしくお願いします!」みたいな世界になるので、リアリティを取るのが難しかったんですよ。

でも、アニメはそれで成立する。まずその違和感に馴染むまでが大変で、「俺、浮いてるな」とか「俺、下手くそだな」と思いながら一生懸命仕事をやってきました。それでオンエアを見てみるとみんなはハッキリと画に入っているけれど、僕のお芝居は曖昧だなとおもってしまって。そうやって仕事を続けるなかでここまできて、ようやくヤマトに乗艦できました。

内田:僕は『3199』からだけど、前からやってたんじゃないの?

江原:前キャストの小林修さんから引き継いで、『2199』から登場していた形です。そこからきているので、やっぱり知識が抜けているところがあるんです。

ただ、このリメイク版もかなり深いですよね。僕が演じている山南の関係者としては沖田がいて土方がいますけれど、違ったところに藤堂長官がいるじゃないですか。藤堂との関係はドラマの中ではあまり描かれていないのですが、かなり深い意味合いがあるはず。そこは古代にも通じてくるので、本当はこの辺りをもっとたくさん描いてほしいです。

後は藤堂の妹の藤堂信乃。デザリアムの傀儡になってしまっていますが、そのあたりを深掘りしていくとちょっと言いづらいところもあったりして。ヤマトナオミチ監督や福井晴敏総監督の世代を思うと、「やっぱり今の日本を投影しているのかな?」という見方もできるじゃないですか。その辺りはかなり気になっています。

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