この記事をかいた人

- 五六七八千代
- 徳島出身のフリーライター&歌人。現在は、特撮、アニメ、DOMOTOが生きがい。

『ブンブンジャー』を語るうえで欠かせないのが、第1話から最終回まで一貫して描かれた「自分のハンドルは自分で握る」というテーマです。
他人の言いなりにならないこと。自分の進む道を、自分の意志で選ぶこと。そして、その選択に責任を持つこと。言葉にすればとてもシンプルですが、その芯には揺るぎない力強さがあります。
このテーマを象徴する場面として描かれたのが、第1話での未来の決断でした。望まない結婚を強いられながらも、誰かに連れ去られるままの存在では終わらないと宣言した未来。
「私は私自身を、私の思うところに届ける」。そう言い切り、自らブンブンジャーとして戦う道を選びました。あの瞬間、未来は確かに自分のハンドルを握ったのです。
一方で、このテーマのかたちは1つではありません。射士郎は、「自分のハンドルを大也に預ける」という選択をしています。信頼する相手と共に走りたいという決心もまた「自分のハンドルは自分で握る」という姿勢の表れではないでしょうか。
自分のハンドルなのだから、進む方向を決め、責任を持つのは自分自身。やりたいことも、隣にいる仲間も、自分で選んでいい。もし間違えたと感じたなら、立ち止まってもいい。引き返して、もう一度やり直すこともできるのです。
どんな道を選ぶのか。そのハンドルを握るのは、いつだって自分自身。そんなメッセージが、物語のはじめから終わりまで、キャラクターそれぞれの行動や決断を通して丁寧に描かれてきました。
個を大切にしながらも、1つのチームとして強く結ばれている『ブンブンジャー』。一方で、個の力を前面に押し出し、それぞれが“ナンバーワン”を目指して走る『ゴジュウジャー』。色が異なる2つの戦隊が出会うとき、どんな化学反応が起こるのか。想像するだけでドキドキです!
さらに、歴代戦士の登場も告知されています。明石暁/ボウケンレッド、キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド、風切大和/ジュウオウイーグル。それぞれの時代を支え、駆け抜けてきたヒーローたちが、どんな言葉をかけ、どんな背中を見せてくれるのでしょうか。
チームとして走り続けた者たちと、頂点を目指してぶつかり合ってきた者たち。その出会いは、きっとただの共闘では終わりません。この春、最高にバクアゲな『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVSブンブンジャー』を一緒に楽しみましょう!
[文/五六七 八千代]
