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『東島ライダー』池添隆博×山口貴之×小山恭正インタビュー後編【連載第24回】

『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』連載インタビュー第24回:監督・池添隆博さん×音響監督・山口貴之さん×音響効果・小山恭正さん後編|「ぜひ皆さんも“東島丹三郎”になって、熱いことを探していただきたいです」

作品に対する熱や愛情が同じ方向に向かっていた

ーー本作はキャスト陣の“叫び”も非常に印象的でした。

小山: 皆さん素晴らしい叫びの中で、茅野(愛衣)さんもすごかったですよね。「ここまでいけるんだ!?」って。

山口:茅野さんに限らず、「皆さん、テストは抑えてくださいね」と言えば言うほど声が出てくる。

ーーキャストインタビューでは「声の大きさ」についての言及が声優のみなさんから度々ありました。御三方は「大声合戦」のようなアフレコ現場をどうご覧になっていましたか?

山口:微笑ましく見ていました(笑)。

池添: 小西(克幸)さんは、作品の大ファンだったみたいですね。絵を見ていただきつつ、「ここまでやる!」みたいな音頭を取ってくれたからこそだと思います。

山口: 小西さんとは何作品も一緒にやっている仲だったので、別のところで会った時に「よろしくお願いします」と言ったら、「正直不安なんですけど、頑張ります」と言ってくれて。第1話の時に大声を出しているのを見て、微笑ましくなりました。 やっぱり大好きだからこそ、一抹の不安はあったのかもしれません

池添:小西さんのオーディションテープは、自己紹介から「東島丹三郎」だったんですよ。「小西……克幸です……!」みたいな(笑)。

山口:(笑)。「ごっこじゃないから……」の感じで名前を言っていました。

池添:柴田先生もそれに感動していましたね。

山口: 皆さんで名前を出した中で、先生も「小西さんですね」と。

池添:「これは選ばざるを得ん!」みたいな感じでした。

ーー中尾の子分である伊藤・石毛・佐藤にもベテランの役者さんがキャスティングされていました。

小山:逆にあのポジションに上手い人を入れないと、浮くんですよ。 結構やりがちなミスというか。

池添:むしろ「新人は充てられない枠」だった気がします。

山口:あそこはお芝居というか、テクニカルなことが多い役柄なので。やっぱり経験のある方じゃないと、作品のスパイスにならないんですよ。

小山:実力が届かないと「ああ、届かなかったか……」となってしまいます。

山口:要するに、中尾さんが格好良く見えるのは3人のおかげなんです。たしか、あの3人はオーディションじゃなかったと思います。みんなで名前を出し合った中から選んだので、そういう意味でも、皆さんのイメージが固まっていた気はしますね。

池添:東島も含め、山口さんが役者のラインナップを出してくれるんですよ。そこから選んでいくんですけど、まずそのチョイスが良いんです。

山口:いやいや! この作品の場合、皆さんにヒアリングすると大体同じ人の名前が挙げられました。特にメインキャストは、ほぼブレがなかったです。

小山:以前から原作を読んでいた自分から見ても、スッと入ってきた印象があります。茅野さんも、最初は「ちょっと可愛すぎない?」と思ったんですけど、新しい茅野さんが聴けました。叫びはテストから全力なんですか?

山口:そうなんですよ。本番の方が枯れてるんだけど、その感じもまた良くて。テストで声を使い切った後が本番みたいな(笑)。皆さん頑張ってくださいました。

池添:そのうえで、テイクは重ねていないですよね?

山口:「ここだけは」という部分は撮り直していますけど、特に叫びの声は、そう何度も録れないので、ほぼ一発オッケーだったと思います。

池添:「なんか違う」みたいなことがなかったんですよね。「皆さん、勘がいいなあ」と思っていました。

小山:そういう意味でも、皆が同じ方向に向かっていた気がするんですよね。やる気のない人なんていませんけど、作品に対する熱や愛情が同じくらいだったから、違和感なく進めたというか。

山口:柴田先生の原作は、根幹のテーマが分かりやすいので、同じ方向を向きやすい気がします。

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