
「ひたすら幸せそうなふたりを最初からフルスロットルでお届けします」──『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2』藤宮 周役・坂 泰斗さん&椎名真昼役・石見舞菜香さんインタビュー
作品の幸せな雰囲気にあてられる収録現場の雰囲気
──ここから物語の方を振り返っていきたいのですが、おふたりが第1期のストーリーで印象深いシーンを教えてください。
坂:ともすれば、あそこで“完”の文字が出てもおかしくないような素敵な場面だった最終話ですね。既に第2期のアフレコも終了しているのですが、そのラストから振り返ってみても第1期は絶妙な距離感だったと思うんです。周も真昼も、互いにお互いの心の内を探り合っている雰囲気がどのシーンにもあったなって思っています。
──想いが通じるまでを描くことはあれど、その後のふたりのことも見せてくれるのが『天使様』の魅力であり特徴的な部分でもありそうです。
坂:そうなんです。第2期では糖度が2……いや3……3倍でも足りるかな?(笑)。
──それは放送が楽しみになってしまいますね! 石見さんはいかがでしょうか?
石見:最終話で周君がようやく想いを打ち明けてくれてお付き合いが始まりましたが、私としては「まだ付き合っていなかったのか……!!」と思っていまして(笑)。
坂:確かにね!(笑)
石見:それくらい第1期は濃い物語でしたし、特にお互いの過去についてお話しする回では、真昼ちゃんの両親との事情について周君はしっかり受け止めてくれたじゃないですか。そんな過去ごと真昼ちゃんのことを支えてくれるんだなって思いましたね。
そして、真昼ちゃんも辛そうな周くんのことを絶対に放っておかない。その辛さごと抱きしめてあげるようなシーンも印象的で。だから思い返してみると、ハグ自体はもう結構しているんですよ。包み込む……かのようなニュアンスで、それがあったからこそお付き合いを始めた後のハグがピュアでロマンチックだなって。
──坂さんも周と真昼が互いの過去を吐露するシーンについてお聞かせください。
坂:今まで見せられなかった背負っているものを、さらけ出してもいいのだと気付かされたのだと思いました。第7話のふたりで桜並木を歩くシーンがまさにそのあたりでしたが、やはりあそこから一気にふたりの関係が変わっていくので思い出深い場面です。
──そんな第1期から糖度の高い周と真昼のやり取りは人気の一因でしたが、第2期でファンのみなさんに期待してほしいポイントもお教えください。
坂:何度も言ってきたことではあるのですが、この作品はひとりでご覧になられた方が良いと思うんですよ。
石見:間違いないです! 第1期もひとりで噛みしめたいなと感じる瞬間が多かったのですが、第2期は……甘すぎて見ながら小休止を挟むことがありました(笑)。
坂:いったん立ち止まって自分のペースを取り戻さないと心臓がもたないシーンがあるよね。
石見:第1期から“甘さ”はこの作品の魅力でしたが、もうその比じゃありません。第1期はまだまだ序の口でした!
坂:本当に第2期は最初からフルスロットルなので、アフレコ前に台本をチェックしている時に甘くて一気に読み込めないくらいでした。半分くらいまで読んだところ「一回コーヒーを飲もうかな」と思うくらいの糖度なので、ぜひ最終話まで全てのシーンを楽しんでいただけたらなと思っています。
──まさか、小休止が必要なほどの“甘さ”だとは……。
石見:苦いコーヒーがいいと思います! 甘さでダメージが入る気がするので。
坂:それはもう、胸焼けかもしれない……(笑)。
石見:幸せ過ぎてダメージをもらうことなんて中々ないですから、きっと珍しい体験ができると思います!
──そんな甘々なシーンを演じる、アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?
坂:周と真昼がイチャイチャするような掛け合いが終わった後で席に戻るのですが、その時にいっくん(※赤澤 樹役の八代 拓さん)&ちー(※白河千歳役の白石晴香さん)が「おふたりさん! なーにやってんだよ!」みたいな感じで弄ってくるんですよ(笑)。
石見:「私たちは何を見せられてるんだよ」みたいな感じですね(笑)。
坂:それで我々が「別に」「何も」と返すのがお決まりの流れみたいになっていました。
石見:私たちはもう慣れたものでしたが、ゲストキャラクターのキャストさんたちは本当に「私たちは何を見せられているんだ……?」と感じていたのではないかと思います。なんだか、恋人たちの日常を覗き見しているような感覚に陥るんですよね……(笑)。
坂:登場キャラクターたちも第2期から増えるので、初めてこの作品のアフレコに参加された方がたくさんいらっしゃいました。やはり最初に現場入りする際に雰囲気を探られたかと思うのですが、恋人同士のイチャイチャが激しいあまり「直視できない」現場もないだろうなと思います。
石見:ゲストキャラクターやモブキャラクターで参加された方が真っ赤になっていたり、これは本当に見ていていいんですか?と尋ねてこられたり……。ラブラブハッピーダメージですね(笑)。
──別にいかがわしい描写などなく、周と真昼が健全で清いお付き合いをしている作品だけども……と。
石見:そうなんです。だから「ピュアって一番強い」のかなって思いました。
坂:他には収録の時間が物凄く短かったことを覚えています。大体は台本一冊分の収録を終えるのに長くても3~4時間ほどかかるのですが、この作品は1時間くらいで録り終えてしまうんです。そのくらい周と真昼の掛け合いを活かしてくださっているということですから、こちらとしても中々無いことだなと思っています。
──第1期や原作に付属するドラマCDで積み上げてきたものがあるからこそみたいなところもあるのでしょうか?
石見:ドラマCDの方の周くんはどんどんイケメンボイス化しているんですよ。
坂:いやいや。そんなことはないはず!
石見:以前のドラマCDの時に、周くんがイケメンボイスを披露することになるというシナリオがあって……。
坂:そういえば、イケメンボイスをやらされているお話があったね。
石見:アニメのふたりはかなり真面目なカップルなのですが、ドラマCDだとちょっとその範疇から飛び出したシーンもあるので面白いんです。そこを経ての本編なので、キャラクターの表現の振り幅みたいなものの自由度が第1期より広がったように思いますね。
──樹や千歳にもスポットライトが当たる第2期になると思います。彼らの注目ポイントを教えてください。
坂:周と真昼の良き友人として相談に乗ってくれたり、茶々を入れたりしてくれるのがこれまでのふたりでした。第2期ではそんないっくん&ちーの関係性もさらに掘り下げられていくのかなと。また、八代さんと白石さんが凄い勢いでアドリブを入れてくるので、お付き合いを始めた周と真昼に対するいっくん&ちーの茶々の入れ方もかなり変わってきます(笑)。キャスト陣もとても仲良くさせていただいているので、その空気感によってキャラクターの関係性も深みが増しているのではないかなと。
石見:第1期では真昼ちゃんと周くんを見守ってくれたり、からかってきたり、時には背中を押してくれました。第2期ではそんなふたりの関係性も深掘りされますし、普段は明るい空気のふたりがどんな事情を抱えているのかも見え隠れしてきます。ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
──真昼のアイドル企画についても伺いましたが、エンディングについてもお聞かせください。第1期は「小さな恋のうた」などのカバー曲でしたが、第2期のエンディングで期待すべき点もお聞かせください。
石見:第1期では真昼ちゃんの周くんへの恋心をテーマにカバー曲を選んでいただきましたが、今回は幸せ一色なのでふたりが一緒にいるからこそ見える世界や気持ちがポジティブに表現されているのかなと。果たして周くんたちは歌ってくれるのでしょうか……?
坂:さて、どうなるのでしょうか!
石見:私はずっと「みんなに歌ってほしい」と言ってきたので、実現されたら嬉しいなと思っています(笑)。
──ありがとうございます。最後に、第2期の放送を楽しみにされているみなさまへのメッセージをお願いいたします。
坂:第2期制作決定のお知らせからお待たせしてしまいましたが、寝かせに寝かせた分だけ糖度が爆上がりしています。僕も演じていて、また映像を見ている間にも5分くらい休憩が必要になったので、適度に小休止を挟みながらの視聴をおススメします。ぜひ甘さに溺れていただければと思います!
石見:本当にお待たせしましたという気持ちでいっぱいです。第1期で酸いも甘いも経験しましたが、第2期ではひたすら幸せそうなふたりを最初からフルスロットルでお届けします。そして、ふたりだけでなく新たに登場するキャラクターにも注目していただきたいです。ぜひ苦めのコーヒーをご用意してお楽しみください!
【インタビュー:胃の上心臓 編集:西澤駿太郎】































