
アニメ『魔入りました!入間くん』第4シリーズ 村瀬歩さん・木村良平さん・朝井彩加さんインタビュー|入間の純粋な気持ちに動かされて、プルソンが変わっていく様子に注目してほしい。アスモデウスとクララの関係性にも変化が!?
木村さんと朝井さんから見た、入間の成長や変化とは? アスモデウスとクララの“ヒロイン論争”も勃発!?
──アスモデウスとクララの視点から見た、入間の第3シリーズまでの印象と変化をお聞かせください。
朝井:入間軍の3人は問題児(アブノーマル)クラスの関係値よりも、より深く絆が強まっていると思います。クララの入間くんへの感情は「好き」で、重いLOVEではあるんですが(笑)、男女間のLOVEという意識までは感じていないかなと。独占欲的な気持ちのほうが強いというか。
村瀬:クララは結構、謎だよね(笑)。
朝井:大好きなことは間違いないけれど、「付き合いたい」とか「恋人同士になりたい」というところまでは行っていなくて。まだ大人のLOVEではない感じで。
木村:俺たちの中ではマスコットキャラクターだからね。
村瀬:かわいい、かわいいマスコットです。
(全員爆笑)
木村:クララは自分をヒロインだと言っているけど、ヒロインはアスモデウスだから。
朝井:あれ!?
村瀬:アメリさんとアズくんが一番“ヒロインヒロイン”しているよね。
朝井:これから西先生に確認したい(笑)。最初の頃は入間くんとアスモデウスとクララの3人で一緒に行動することが多かったですが、シリーズを追うごとに離れている間、入間くんが成長しているので、頼もしく思う半面、「私も追いつかなきゃ」と焦る気持ちも芽生えてきて。例えるなら進学で上京したお兄ちゃんと再会したような心境です。
村瀬:すっかり都会に染まってしまって。「前のお兄ちゃん、そんなんじゃなかったじゃん!」みたいな。
朝井:そこまでのズレはないとは思うけど(笑)。常に近くにいたのに、会わないうちに自分が知らない時間や関係が入間くんの中にある寂しさを感じつつ、この3人でいると安心感があるし、入間くんのことを好きな気持ちは変わらないままだと思います。
木村:入間は振り回されがちで、気ぃ遣いで、どちらかといえば引っ込み思案ですが、その中でも彼の良いところをアスモデウスもクララも見つけていて行動を共にしていたと思います。そこから入間は少しずつ自信を付けていき、周りともコミュニケーションをとれるようになって、積極的に自分から行動できるようになって。僕の印象としてはあゆ(村瀬さん)も乗って演じているなと感じました。それはあゆ本人の変化もあると思うし、キャラクターの成長が合わさったからかなと思います。あゆが持っている「ここまでならやっていいだろう」と察する嗅覚が今回は特にすごいし、芝居に乗っている感じがして。
アニメの第1シリーズ……西先生が描き始めたばかりの頃の入間くんだったらそこまで言えていないと思うし、あゆ本人も今のような芝居を想定していなかったと思います。でもあゆがここまで入間としてやってきて、今では不自然さや違和感を感じることはまったくありません。また入間くんというキャラクター自体も成長したことで、あゆの芝居の幅も受け入れられるようになってきたので、あゆと入間くんの変化や成長が噛み合って、組み合わさったなと感じる今回は聴いていても楽しんです。「入間、そこまで言う!?」みたいな(笑)。
──村瀬さんご自身は、入間とご自身の成長が噛み合っているなと感じていますか?
村瀬:原作を読んでいると、入間がたまにドキッとすることを平気で言うことがあって、「どうしてこんなこと言っているのかな?」と思うことがありました。僕は先輩に甘えるのが好きなので、周りの方をドキっとさせるようなことを無意識に言っているかもと思い当たる節はあります。なので良平さんのお話を聞いていて、内心ドキっとしていました。特に良平さんに甘えに行っちゃうので(笑)。
プルソン・ソイを演じる伊藤節生さんの“ソイらしさ”を感じた瞬間とは?
──第4シリーズから登場するプルソン・ソイについては、どのような印象でしょうか?
木村:このシリーズの注目キャラクターは間違いなくソイだよね。
村瀬:演じるせっちゃん(伊藤節生さん)が最初から自分の世界をしっかり確立してやっているのがすごいなと思いました。ソイはこのシリーズから新しくレギュラーとして参加するキャラで、他の問題児(アブノーマル)クラスのメンバーを演じるキャスト陣は7年前からやっていて、自分のキャラの操縦の仕方をわかっている。そんな状態の中に違和感なく入ってこられるのはすごい役者さんだなと。
朝井:私は「せっちゃんってソイだな」と感じたところがあります。ソイはこのシリーズの第1話から登場しますが、せっちゃんとお会いするのは今回が初めてで、まだお顔を存じ上げていなくて。さらに、久しぶりの入間くんの収録で私自身も少し緊張していたこともあり、周りを見渡す余裕があまりなくて。そんな中、郷田さんからみんなに「ソイ役の伊藤節生さんです」と紹介があって、せっちゃんがすっと立って小さい声で「ソイ役です」と言った瞬間、「そこにいたんだ!?」とビックリしました。その佇まいや雰囲気はソイそのままで、キャラとご本人がリンクしているなと思ったのが第一印象です。
村瀬:らしさがあるよね。
──問題児(アブノーマル)クラスの中で存在感がないソイのように?
朝井:ステルスしていました(笑)。
木村:僕も会ったことがなかったから「ソイ役の人ってどんな人なんだろう?」と思っていました。いざ話してみたら、あまりにもソイで。キャスティングがすごくハマっていたので、「『入間くん』のスタッフチームはさすがだな」と感心しました。本人もスタジオの隅でほとんど口もきかないけど、たぶん我が強いんだろうなと。
(全員爆笑)
村瀬:よく見てる!
木村:作品的にも、本人的にもいいハマり役をゲットしたんじゃないかなと思います。
──村瀬さんは座長として、伊藤さんからアドバイスを求められましたか?
村瀬:(間髪入れず)ないです! ただ、第4シリーズの収録が始まるちょっと前くらいに、森脇総監督から「ソイ役が伊藤さんに決まりました」というお話を聞いて、少し後の別の現場でせっちゃんと会いました。でも別の現場だったので、お互いに「よろしくね」と言うわけでもなく。ご自身の佇まいも『入間くん』だからというわけではなく、どの現場でもあんな感じで(笑)。いつもソイっぽいから、彼がソイ役を演じるのはおもしろいなと思っていました。なので、このアフレコでも僕のところに来て、「ここはどうやったらいいんでしょうか?」と尋ねに来たことは一切ありませんでした。
ただ(シャックス・リード役の)山谷(祥生)からはアドバイスを求められることがあります。前シリーズの収穫祭から入間とリードのやり取りが増えてきたこともあり、一緒に収録することが多かったし、このシリーズでも後半一緒にやり取りすることが多いので、「どういうふうにやろうと思っていますか?」という相談のLINEが来たりします。
朝井:なんて返したんですか?
村瀬:「でたとこ勝負」って。
(全員爆笑)
村瀬:入間くんだから。山谷もあんな感じなんで「わかった。でたとこ勝負で頑張るよ」って。そんな感じでワイワイ話しています。他に相談を受けることはないかな。
朝井:この現場はそういうことはほとんどないですよね。いい意味で問題児(アブノーマル)クラスらしい自由さがあると思います。
──木村さんは村瀬さんの座長ぶりをどう見ていますか?
木村:座長ぶりですか……そもそもアフレコの現場で座長ってあるんでしょうか? 舞台の座長公演からきていると思うけど、ここでいう座長は主宰の意味ですから、アニメの主人公だから座長というのもどうかなと。でも、あゆくらいになると真ん中に座ってくれていると安心感がありますよね。
村瀬:嬉しい。僕が初めてオーディションで受かった作品の主人公を演じていたのが良平さんだから。
朝井:そうなんですね!? エモい。
村瀬:僕がまだグラグラだった時を知ってくれている方なので。
──いろいろなキャストさんが「初めてのレギュラーキャラやオーディションに受かった作品で主人公を演じていたのが木村さんだった」とおっしゃっているのをよく聞きます。
村瀬:(石川)界人くんもそんなことを言っていたような。
木村:これだけやってきたらね。みんなが羽ばたいていくのを見守る。それが年をとるということです(笑)。






































