音楽
『小日向美香 Music Session vol.01』レポート&インタビュー

「私がお届けする音に身を任せて、ただただ楽しんで欲しい」──オリジナル曲・カバー・初披露の新曲で紡いだ“はじまりの音”『小日向美香 Music Session vol.01』レポート&ライブ後インタビュー

ライブ直後のインタビューをお届け!

──まずは、本日のライブを終えた率直な感想をお聞かせください。

小日向美香さん(以下、小日向):めちゃめちゃ楽しかった、というのが本音です。最近はコンテンツのライブに出演させていただくことが多くて、規模が大きくなるにつれて“背負っているもの”の重さも感じるようになっていたんです。実はここ最近のライブは緊張で、ステージ上で手が震えてしまうこともあって。

だから今回、一人で立つライブをちゃんと乗り越えられるかなって不安もあったのですが、自分の楽曲と、自分のことを応援してくれる方しかいない空間に立ったときに、“楽しい”という気持ちだけでステージに立つことができました。もちろんコンテンツのライブも楽しいのですが、なにも考えず、ただただその場の音楽を楽しむという経験はすごく久しぶりな気がしています。

──ライブの手応えはいかがでしたか?

小日向:無事に終えられた安心感もありますし、この“楽しかった”という気持ちを糧に、追加公演ではもっと良いものを届けたいなって。自分自身もすごく活力をもらえたライブでした。

──改めて、すごい盛り上がりでしたね。

小日向:ありがとうございます! まだまだ私自身はライブ力はないなと思っているんです。ステージで普段はベースに徹することができるんですけど、ボーカルとして真ん中に立つ方のすごさも改めて感じました。

正直、自分はまだ「真ん中に立てるような器ではないのでは」と思ってしまうこともあるのですが、そう言っていただけるとすごくありがたいです……!

──ステージに出てきた瞬間の出で立ちもすごくカッコよかったのですが、ヘアメイクがとても可愛かったです。なんだかいつもとはまた違う雰囲気だったような……?

小日向:そうなんです! ヘアメイクの話をしだすと話が長くなってしまうので(笑)、簡単にお話しすると、今回はアイラインの引き方を変えたり、前髪を薄くしたりと、メイクをいろいろと変えているんですよ。26歳になったのでアップデートした姿を見せたい!と思っていました。

──そして今回のライブでは、生バンド編成というのも大きなポイントでした。

小日向:今回はバンドの皆さんが後ろから「小日向、いけるよ!」と背中を押してくださるような感覚があって。その音に身を任せて、歌って、ベースを弾いて……というライブができたかなと思います。

──ベースボーカルというスタイルについてはいかがですか?

小日向:ベースボーカルという形を取られている方はそこまで多くはなくて、自分の中でも新鮮な感覚があります。歌いやすいようにルート弾きにしている部分もあるので、ギターに近い感覚もあるのですが、本来はリズムを支える役割でもあるので、もっとそこに集中できたらいいなと思いつつ……実は今回、イヤモニをしてないんですよ。

──ころがし(モニタースピーカー)のみでしたよね! すごいなと思っていました。

小日向:そうなんです。バンドとして勝負していくためにも、しばらくはころがしの音でライブをやっていきたいと、スタッフさんに話していて。なので、今のところイヤモニをつける予定はないんです。

──実際にやってみていかがでしたか?

小日向:お客さんの声もたくさん届くので嬉しい反面、やっぱりリズムを取るのが難しい部分もありました。でも今回は、リズムはバンドの皆さんに任せて、私は楽器を鳴らしながら歌うことを楽しもうという気持ちで立っていました。

ベースボーカルとして立っている、というよりは、もう少し感覚的にステージに立っていたというか……うまく言葉にできないですが(笑)。今後イヤモニをつけたり、今回の反省点を踏まえていく中で、もっとベーシストとしての役割も考えていくと思うんですけど、今回は「Music Session vol.01」。ファーストライブならではのものなのかなと。

──今回使用されていたベースは運命のベースと呼ばれていたサドウスキーですよね。

小日向:そうなんです! YouTubeで動画を出させていただいたサドウスキーです。あのベースとの出会いもすごく特別でした。

最初はそこまで候補に入れていなかったのですが、最後に店員さんが「これも弾いてみますか?」と持ってきてくださって。それを弾いた瞬間に「これだ!」ってビビッときたんです。自分が音楽で求めていたものに出会えた感覚があって。今回のライブでも、その楽器と一緒に立てたことはすごく大きかったです。


小日向:あと、実は今回の私の足元(エフェクターボード)は、昼の部のMCをしてくださった青木佑磨さんのバンド・学園祭学園のベースの市川太一さんが作ってくださったんですよ。

──へえ! どういう経緯だったのですか?

小日向:『鷲崎健のアコギFUN!クラブ』 でご一緒させていただいていたのがきっかけなんです。市川さんは、MyGO!!!!!での活動も応援してくださっていて。「ソロアーティスト活動を素敵なものにしていただきたい」という想いを込めてエフェクターボードを作ってくれました。

──すごく素敵な誕生日プレゼント!

小日向:そうなんです! 今日のライブも見に来てくださっていたのですが、今も新しいボードを制作してくださっているそうなんです。本当にたくさんの方に支えていただいているなと感じています。

今回の活動を通して、人とのつながりも改めて実感しました。ファンの皆さんはもちろん、スタッフの皆さんや関わってくださるすべての方たちに支えられて、ソロアーティスト活動が成り立っているんだなと。あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。

──本編ラストで披露された新曲「光をくれるあなたへ」にも、まさにその想いが込められていました。

小日向:そうなんです。実は1番の歌詞は「ファンのみんなから見た私」の視点で書いていて、2番は「私から見たこひなた民のみんな」の視点になっているんです。スタッフさんから「サビの言葉は大きく変えず、AメロやBメロによって印象が変わるような歌を作りたいです」というお話をいただいて。そのときに「みんなから私、私から見たみんなの存在はどうだろう?」「でもきっとお互い同じことを考えているよね」って思って。

──普段の活動の中で感じてきたことを改めて振り返って、思うことがあったんですね。

小日向:イベントやお手紙を通して、お互いに同じような想いを感じているんだなって思うことが多かったんです。“想いをつなぎ合わせる”ような歌にしたいと思って作詞しました。ですので、ファンの皆さんだけでなく、関わってくださるすべての方への感謝の気持ちも込めています。皆さんの存在が、私の不安すらも吹き飛ばす力になっています。そんな想いが伝わっていたら嬉しいです。

──序盤には〈ひなたにいるのに 砂が隠してしまう〉と「ひなた」という言葉が登場しますね。

小日向:「ひなたぼっこ」からもつながっている言葉で、私の名前にも入っている“ひなた”という言葉を、今回は少し違った角度で使っています。少しネガティブなニュアンスも含めて書いていて……でも、そこから連れ出してくれたのはみんな。影に怯えていた自分も、みんなが光をくれるからこそ、ここまで来ることができたという感謝を込めています。それでタイトルも「光をくれるあなたへ」にしたのですが「くれた」にするか「くれる」にするか、すごく悩んだところでした。

──確かに自然なのは「くれた」かもしれませんが「くれる」にすることで意味合いが変わってきますよね。

小日向:「くれた」だと過去で終わってしまう気がして。でも「くれる」にすることで、これから出会ってくれる方も含めて、今もずっと光をもらい続けている、という意味を込めたくて。たった一文字なんですけど、日本語って面白いなって改めて感じました。タイトルからそういう想いも伝わったら嬉しいです。

──楽曲制作についてはいかがでしたか。

小日向:デモを聴いたときに“すごくいい曲だな”と思って「この曲でいきたいです」とお願いしました。

最終的に歌詞が完成したのが本当に最近で、実はレコーディングもこれからなんです。その前にも何度も修正を重ねていて、ファンの皆さんの視点と、私から見たみんなの視点がちゃんと伝わるように、言葉を深く考えました。

──ライブで聴かせていただいた雰囲気としては、哀愁のあるギターロックナンバーで、カッコいい歌い方でしたね。

小日向:ソロアーティスト活動を始めてから、“自分の歌声ってなんだろう”と模索することが多くて。最初は「ひなたぼっこ。」のような、かわいらしくてキャッチーな歌い方が自分の声なのかなと思っていたのですが「夢のみちしるべ」あたりからバンドサウンドになっていく中で、もっとカッコいい表現にも対応していかないといけないなと思うようになりました。

今回の楽曲は、まだレコーディング前ではあるんですけど、ライブではこれまでとはかなり違う歌い方をしていると思います。

──いつもと音程も少し違って少し低めなような……。

小日向:キーはいただいたものよりプラス1で歌ってはいるのですが、本当はプラス2の方が歌いやすかったんです。でもスタッフさんと話し合って、プラス1の方が楽曲の持つ哀愁や切なさ、そこにある力強さがより伝わるキーだということで、挑戦することにしました。

低音域があまり得意ではなかったのですが、アーティスト活動をしていく上で、表現の幅を広げるためにずっと練習してきていて。ライブ当日に間に合うか不安で「ライブではプラス2でいきたい」と私から言ってしまったこともありましたが、話し合ってやっぱりプラス1でいこうと。

──とても自然に聴こえていたので、そうした葛藤があったとは感じませんでした。

小日向:そう言っていただけると嬉しいです。そのチャンネルに合わせるためにも、練習をしてきました。その積み重ねが今回少しでも活かされているなら嬉しいですし、レコーディングではさらに良いものを届けられるように頑張りたいなと思っています。

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