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『黄泉のツガイ』ツガイ一覧・情報・元ネタまとめ|左右様、ガブリエル、オシラサマなど

左右様、ガブリエル、オシラサマ……『黄泉のツガイ』登場したツガイまとめ! ツガイ名や個人名、主、本尊の他、能力、元ネタ、担当声優情報などを一挙にお届けします【随時更新】

月刊「少年ガンガン」で大好評連載中の幻怪ファンタジー『黄泉のツガイ』。『鋼の錬金術師』や『銀の匙』などで知られる荒川弘先生の最新作で、シリーズ累計500万部を突破。そんな本作のアニメの放送が2026年4月からスタートしました。

“夜と昼を別つ双子”の兄・ユルと妹・アサを中心に、妖怪のような、幽霊のような、“ツガイ”と呼ばれる「ふたつでひとつの対なる存在」を使役するツガイ使いたちの戦いが描かれる、日本を舞台にしたバトルファンタジー漫画です。

本作の魅力はなんといっても個性豊かなツガイ達。姿かたちはもちろん、性格や能力もさまざまで新しいツガイが出てくるたびにワクワクさせてくれます。

本稿ではアニメに登場したツガイを一覧にしてご紹介! ツガイ名や個人名、主、本尊といった基本情報に加えて、能力や性格、担当声優の他、そのモデルになったと思われる逸話や民間伝承についても考察していきたいと思います。

※本稿にはネタバレ要素が含まれます。

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目次

左右(さゆう)

個人名:右(CV.小山力也)/左(CV.本田貴子)
主:ユル
本尊:東村入口の狛犬の石像

左右様は東村の守り神とされてきたツガイ。元々が岩でできているため非常に頑丈で、並みの攻撃はまるで効きません。攻撃手段は常に素手。見た目通り非常に剛腕で、殴る・蹴るだけで十分な威力を誇っています。

また、非常に嗅覚が鋭く、特に血の臭いをかぎ分けることが得意。加えて、光の竜のような姿で空を飛ぶことも可能。

さらに、左右様は“夜と昼を別つ双子”が授かる権利を持つという力「解」と「封」を制御する力も持っており、右は「解」の、左は「封」の天敵という側面も持っています。

モチーフは「右・左」、そして「阿吽の呼吸」?

モチーフとなっているのは言うまでもなく「右」と「左」ですが、彼らが本気で力を出す時にそれぞれ「阿」「吽」と言っていることから「阿吽の呼吸」もモチーフのひとつになっているようです。

ガブリエル(CV.村瀬歩)

個人名:ジョー・ウィリアムフレデリック・ガブリエルⅠ世/カーク・ダグラス・ウオルドグレイヴ・ガブリエルⅡ世
主:ガブちゃん
本尊:不明

上顎と下顎で対をなすツガイ。ガブちゃんの口を模したハンドサインと連動して相手を齧り取って攻撃します。口を閉じれば盾になるほど頑丈。手足はなく常に浮遊しており、上空高く飛ぶこともできます。

ガブリエルの名前の由来は?

キリスト教には同名の大天使がいますが、ガブリエルの名前はそのフォルムや「ガブッ」と嚙みつく攻撃方法を元に付けられたと考えられます。癖のある個人名は主・ガブちゃんの趣味です。

オシラサマ(CV.早見沙織)

個人名:不明
主:とある農家の女性
本尊:不明

とある農家に代々受け継がれている若い娘と馬のツガイ。左右様とは旧くからの友人であり、ツガイ使いの中では伝説級の存在のようです。子ども好きで天真爛漫な性格。馬の駆けるスピードは車にも勝り、空を飛ぶことも可能。

元ネタは東北地方の農耕神「おしら様」?

主に東北地方で祀られている農耕神におしら様という名前の神様がいます。本作のオシラサマはこのおしら様がモチーフだと考えられます。農業の神とされるおしら様は、他にも女性の病の治癒を祈る神、子の神としても知られる存在です。

また、東北地方にはおしら様の成立にまつわる悲恋譚も伝承されています。飼い馬と仲の良かった農家の娘がその馬と夫婦となってしまいます。そのことを怒った父親が馬の首を刎ね、その首に飛び乗った娘はそのまま空に昇り、おしら様になったのだとか。本作のオシラサマも、馬の首に切ったような傷跡があります。

掃除屋(スカベンジャー)(CV.村瀬歩)

個人名:愛/誠
主:影森ジン
本尊:不明

大小のアンコウの姿をしたツガイ。大きい方がメス(愛ちゃん)、小さい方がオス(誠くん)です。

掃除屋の名の通り、愛ちゃんは大きな口に入るサイズであれば何でも飲み込むことができ、誠くんは愛ちゃんが飲み込んだものを任意で吐き出すことができます。

その容量に際限はないようで、影森家の死体処理を担う他、様々な武器をストックしてジンや仲間たちの武器庫のような役割も務めています。

また、愛ちゃんの提灯の部分は人間に化けることもでき、それを囮にして標的をおびき寄せ、近づいたところを攻撃、あるいは捕獲をするという手法を取ることも。実際のアンコウもメスが提灯部分を光らせることで獲物をおびき寄せて捕食するため、その生態に即した能力と言えます。

第3話で愛ちゃんに飲み込まれたストーカーは今も愛ちゃんの口の中をさ迷っているのかもしれませんね……。

前虎後狼(ぜんここうろう)

個人名:虎鉄/二狼
主:段野ハナ
本尊:不明

虎柄の毛色の猫と白い犬のツガイ。彼らは段野家に代々受け継がれてきており、長く現代社会で暮らしています。

特技は追跡。鼻の利く二狼が臭いで標的を追跡し、その位置情報を虎鉄に伝達。虎鉄はタブレットやスマホを器用に使い、その位置や現場の状況を主に伝えます。

二狼は嗅覚だけではなく機動力も高く、ベランダから飛び降りたり、建物の上を飛び移って移動することもできるため、かなりの遠方でも追跡することができるようです。

元ネタは「前門の虎、後門の狼」?

モチーフとなっているのは「前門の虎、後門の狼(ぜんもんのとら、こうもんのおおかみ)」という慣用句だと推測されます。「前虎後狼」はこの言葉を縮めた言い方で、ひとつの危機を回避したところでまた別の危機に襲われることのたとえです。

虎と狼に次々襲われてはたまったものではありませんが、両方が味方に付いてくれるならこれ以上心強いことはありませんね。

兎と亀(CV.松田カミリ)

個々名:うさちゃん・カメちゃん
主:黒谷ハルオ
本尊:不明

その名の通り、兎と亀の姿をしたツガイ。兎は可愛らしい見た目に反して意外と武闘派。俊敏さを活かして蹴りや体当たりを矢継ぎ早に繰り出し、体格差のある右を翻弄していました。また、ハルオを抱えて逃げることもできており、結構力持ちなようです。

亀は俊敏さはない代わりに非常に重く、主の指示で空中に突如出現させることが可能。上にのしかかられると剛腕な左でさえも動くことができず、大抵の人やツガイは動きを封じられてしまいます。ハルオいわく「その気になればもっと重くなる」そうで、重量操作もできるようです。

元ネタはイソップ寓話「うさぎとかめ」?

元ネタと思われるのはイソップ寓話「うさぎとかめ」でしょう。物語の中ではライバルだったうさぎとかめがツガイになっているのが面白いですね。

ヤマノカミ

個々名:山風・谷風
主:黒谷アキオ
本尊:注連縄と紙垂のついた40~50mほどの卵型の石

角と牛や馬のような蹄にひとつ目を持ったツガイ。白い方が山風、黒い方が谷風です。その身体は影森家の屋敷よりも遥かに大きく、建物を押しつぶしてしまうことができるほどのサイズ。大きすぎて見えづらいものの、頭上には口もあります。

特有の能力は判明していませんが、巨体そのものがアドバンテージとなっており、大抵の攻撃はあまり効き目がありません。主な攻撃方法は蹄で踏み潰すことだと推測されます。

元ネタは江戸時代の力士?

山風と谷風は江戸時代中期に実在していた力士の名前です。谷風の本名は谷風梶之助。圧倒的な強さを誇り、63連勝した記録はおよそ150年間破られなかったという偉業が伝承されています。

山風の本名は不明で、谷風ほど詳しい記録は残されていないようですが、当時は谷風と並んで強豪力士として活躍していたそうです。

陰陽(CV.村瀬歩)

個々名:なし
主:羽村ケンイチ→アサ
本尊:不明

顔部分に陰陽マークが描かれた黒と白のツガイ。影森家に襲撃してきたものの、アサの「解」で主との契約を解除されたのち、アサのツガイとなりました。

自身の中に黒と白の結界を持っており、合体することで任意の人やツガイを結界内に閉じ込めることが可能です。

モチーフと思われる陰陽は、中国の古代哲学に由来する考え方。万物は陰と陽という依存・対立する二つのエネルギーから生まれ、陰と陽は片方だけでは存在できないと考えられています。まさにツガイにぴったりのモチーフです。

狐狸変化(こりへんげ)(CV.村瀬歩)

個々名:赤井さん/みどりさん
主:立川マコト
本尊:不明

影森家を襲撃してきた狸と狐のツガイ。狐の方が赤井さん、狸の方がみどりさんです。彼らの特技は人さらいで、赤井さんは人に化けることができるためハニートラップや標的が狙う人物に化けて罠を仕掛けます。

みどりさんは「タヌキの●(金)玉八畳敷き」という言葉の通り、●玉を投網のように広げてターゲットを一瞬のうちに包み込んでさらうことができます。主の立川いわく、みどりさんはその昔、四国の由緒あるタヌキ合戦にも参加したことがあるのだとか。

可愛らしい見た目はもちろん、あのカップうどんのCMを彷彿とさせる個々名も含めてとてもユニークなツガイです。

牛頭馬頭(ごずめず)

個々名:不明
主:不明
本尊:藁で編まれた牛と馬の人形

影森家を襲撃してきたツガイ。ガブちゃんを襲うも、ガブリエルによって返り討ちにあい、倒されました。本尊の藁人形は古いがよく手入れされており、大切にされていたことがうかがえます。

地獄で亡者を責め苛む鬼・牛頭馬頭

牛頭馬頭は、仏教において地獄にいる亡者たちを責め苛む鬼のこと。牛の頭に人間の体、馬の頭に人間の体という姿をしている点も、本作の牛頭馬頭と共通しています。

<次ページ:マガツヒ、黒白、手長足長 他>
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