
春アニメ『よう実』4th Season ED「ライアーヴェール」ZAQインタビュー|“音数の引き算”とヒップホップ×ジャズで描くヒロインたちの心理
Dメロに込めた“静かなる狂気”――ヒロインたちの心の揺らぎ
──本当に、いろいろなヒロインの思惑が入り乱れている4thシーズンですよね! すでにかなり面白いのですが、ZAQさんが楽しみにしているところを教えてください。
ZAQ:七瀬の活躍です! ネタバレになるかもしれないのであまり話せませんが、これまでの心理戦やルール戦の楽しみ方に加えて、キャラクターの内面を深く描いてもらえるはずなので、そのへんのドラマも楽しみにしています。
──歌詞の中で、ここが気に入っているというポイントがありましたら教えてください。
ZAQ:Dメロの〈ためらいもなく傷を舐める あなたの舌で 図面描く 静かなる狂気 なんて孤独で美しいの〉という歌詞が気に入っていて、軽井沢や一之瀬帆波の過去をえぐりながらもトラウマを克服させてくる綾小路の行動のことを言っているつもりで書きました。自分の弱いところを認めてくれる人間がいると、好きになるなり惹かれてしまう、ヒロインたちの心理を描いています。
──すごく「なるほど」という気持ちになっています(笑)。ボーカルで、意識したことなどはありますか?
ZAQ:ジャズっぽく歌うことをとにかく意識しました。発音をやわらかくしたり、わざとリズムをずらしたり、音程を低めにとってみたりと、パキッとしたポップスにならないよう意識しました。最後のスキャットは、なんと歌うかを一週間悩んで、スキャットのレクチャー動画をずっと見て勉強しました。人間が効果音を出しているような印象になれていれば嬉しいです。
──アニメジャケットのラフをSNSに上げていましたが、いつもラフを描いているのですか?
ZAQ:いつもは描いていません。よう実に長く関わらせていただいたからこそできた所業なのかなと思います。いくつか絵面を提案させていただいたりしたのですが、あの構図を作っていただけたら嬉しいな…!と強く思っていたので、実現していただけて本当に嬉しいです。赤いカラーリングや、仄暗い部屋の中の背景などもとても素晴らしかったです!
──カップリングの「暗闘(だんまり)」は、どのようなことを意識して描いた楽曲なのでしょうか? これは『よう実』とは関係のない世界観なのでしょうか?
ZAQ:『よう実』ではないのですが、『よう実』の世界をかなり意識した楽曲にしました。ダンマリとは、歌舞伎用語で暗中にさぐりあう動作を誇張して表現する演出法のことを言いますが、表舞台で華々しく活動する役者ではなく、水面下で暗闘(あんとう)する人間のことを皮肉気味に歌っています。「影の支配者」にうまく操られてしまう人間の嘆きを描きました。
──ボーカルでこだわったところを教えてください。
ZAQ:レコーディングしているときに、ついいつものクセで感情の起伏を激しくしすぎていました。Aメロパートの低音部分はボソボソと歌い、サビで狂気じみた歌唱をするという極端な差が、大袈裟すぎてしっくりこなかったので、なるべく感情の流れが自然に見えるようにクールに歌っています。Dメロの、同じフレーズを繰り返して、徐々に激昂していく部分はふつふつと「影の支配者」に対するストレスを、爆発させるように歌っています。
──最後に、アニメイトタイムズの読者へ、メッセージをお願いします。
ZAQ:いつも応援ありがとうございます。今年は年末までたくさんライブもありますし、リリースイベントもあります。ぜひ、どこかでZAQに、ZAQの音楽に会いに来ていただけたら嬉しいです。
[文・塚越淳一]
楽曲情報
【発売日】2026年4月22日
【価格】1,320円(税込)
作品情報
あらすじ
毎月10万円の金銭に相当するポイントが支給される夢のような学校。
しかし、その内実は一部の成績優秀者のみが好待遇を受けられる実力至上主義の学校であった。
1年生3学期にCクラスへと昇格した綾小路たちだったが、
1学年最終特別試験の結果、Aクラスに惜敗し、再びDクラスへと降格。
2年生はDクラスからの再スタートとなった。
春休みを経て、綾小路は軽井沢と恋人関係となり、
堀北は優秀な兄・学にあこがれていた自分と決別。
少しずつ人間関係が変化する中で、2年生へと進級する。
綾小路たち新2年生の最初の特別試験は、
新入生とパートナーを組んで行う筆記試験。
しかし、新入生の中には、月城が手配したホワイトルームからの刺客が紛れており――。
学年を超えた新たな関係が呼ぶのは、嵐か凪か。
2年目の学校生活の幕が今、切って落とされる。
キャスト
(C)衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ4製作委員会





























