
『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』マリオ役・宮野真守さんインタビュー|“それぞれのマリオ”をどう届けるか――銀河へ広がる物語と成長したヒーローの姿
宮野さんと「マリオ」の思い出
──宮野さんご自身のゲーム体験や、これまでのマリオとの関わりについて改めて教えてください。
宮野:もちろん1作目の『スーパーマリオブラザーズ』からですね。ほぼ全作プレイしていると思います。『2』は友達の家で、『3』は自分で買ってプレイしました。
『3』は子どもながらにカルチャーショックでした。ゲームってこんなに進化するんだ、という驚きがありました。パワーアップの種類も格段に増えて、アクションやギミック、ゲーム性も大きく進化していて。
当時はまだセーブ機能がなかったので、最後まで行くのが大変でした。
──難しかったですよね。
宮野:笛(攻略を進める隠しアイテム)を使わないと無理でした(笑)。なので、全部のステージはまだクリアできていないと思います。
──前作・本作は、音楽も印象的ですよね。
宮野:そうですね。ゲームで親しんできた音楽が、劇場作品として鳴っているというのが、すごく感動的で。ただの懐かしさだけではなくて、映画音楽としてしっかり昇華されているというか、オーケストレーションも含めて、すごく完成度が高いなと感じました。
──音楽だけでなく、本作ではさまざまなアイテムやパワーアップが登場しますが、印象的だったものはありますか。
宮野:事前に公開されていたヨッシーの紹介動画にも登場しましたが「スーパースコープ」ですね。あれって、スーパーファミコンの周辺機器で、あのままの形のコントローラーがあったんです。当時、僕は持っていたんですよ。
──それは見ていてグッときますね!
宮野:そうなんです。バズーカ砲みたいでかっこよくて、僕の家にしかなかったので自慢だったんです。今回それが、登場したので凄く感動しました。
──映像では、ヨッシーと合わせて、ベビィマリオたちも映っていました
宮野:『ヨッシーアイランド』も想起させるようなシーンですよね。皆可愛かったです。自分がこれまで触れてきたものが、ちゃんと作品の中にある。それを感じられる瞬間がたくさんありました。
──ヨッシーなど、新キャラクターも多く登場します。皆さんに注目してほしいキャラクターを教えてください。
宮野:今回は、ロゼッタですね。彼女の存在が物語の肝になっています。公開前なので詳しくは言えないんですが、ロゼッタが登場することで、物語の広がりが格段に大きくなっていますし、それに伴って感情が大きく揺れ動くシーンも増えています。
なので、今回のポイントはロゼッタを中心としたキャラクターたちに注目して欲しいです。
描かれるマリオの優しさ
──「それぞれの世代にそれぞれのマリオがいる」というお話もありましたが、映画としてのマリオを演じるうえで、そうしたファンのイメージとのバランスはどのように意識されましたか。
宮野:久しぶりのマリオのお芝居ということもあって、最初はやはりプレッシャーがありました。ただ、音響監督とのやり取りや、皆さんと一緒に収録できたこともあって、そういった余計なプレッシャーはなくなって。物語としてどう向かっていくか、というところに集中できるようになりました。純粋に楽しく、物語に向き合うことができたと思います。
──皆さんと汗だくになりながら。
宮野:そうですね。本気で臨めたので、楽しかったです。
──最後に、今回の作品を通して、改めてマリオというキャラクターの魅力はどのように伝わると感じていますか。
宮野:マリオはやっぱり、優しいですよ。愛情が深いというか、いろんなキャラクターとの接し方を見ていても、それをすごく感じます。
ルイージや、ヨッシーとの関係性からも、その懐の大きさは伝わってくるのですが、今回、僕が一番グッときたのは、ピーチとのやり取りの中で見える優しさでした。
マリオ本人も言っていましたが「プリンセス」と「配管工」という立場の違いがある中で、少し距離感に戸惑いながらも、常にピーチを気遣っている。
その気遣い方というのが、すごく自然で、優しくて、時にはユーモアを交えながら、彼女の隣にいる。そういうマリオの優しさが伝わると思っています。
スタイリスト:横田勝広(YKP)
ヘアメイク:Saya(C+)
【衣装クレジット】
ジャケット ¥88,000、パンツ ¥41,800/どちらもBARNSTORMER (HEMT PR)、その他スタイリスト私物
問い合わせ先
HEMT PR 03-6721-0882
作品情報
































