
デザイン修正の大半は「ソックスの種類」!? 『アサルトリリィ』原作者・尾花沢軒栄先生が語る、キャラクターのこだわりとメディアミックスの舞台裏丨インタビュー【後編】
キャラクターデザインの執念とファンの熱量
──改めて『アサルトリリィ』はキャラクターが大きな魅力かと思います。一人ひとり先生が手掛けられていますが、デザインと設定のどちらから組み立てているのでしょうか?
尾花沢:「強気なキャラ」など大まかに決めてから作ることもありますが、基本的にはデザインが先のほうが多いです。ただ、誕生当時からフィギュアの企画者としての視点が強かったので、色々な事情を加味していました。「髪が長いほうが立体映えする」などですね。
メガネキャラは個人的にもあまり好きではないんですけど(笑)、(真島)百由に関しては小説のプロデューサーに「メガネキャラがいたほうがいいんじゃないか」と言われて、僕が気に入るようなメガネキャラを作りました。言われなかったら誕生しなかったキャラクターです。
──キャラクターデザインの面で絶対に譲れない部分はありますか?
尾花沢:僕は細居美恵子さんの描く「太もも」などのデザインが好きなので、彼女のデザインに関してはお任せしています。ただ、ゲーム側から上がってきたデザインには指摘をすることもあって、その大半は「ソックスの種類」です。
──大半ですか(笑)。
尾花沢:「もうちょっとデニール数を落として」「(太ももの)絶対領域が見えないからスカートの丈を直して」「これはストッキングじゃなくてタイツでしょ」と。ドールの頃からそうですが、コットン生地ではなくツルツルしたナイロンの生地感に作り直してもらうことがよくあります。そこは絶対に譲れないこだわりです。
──先生のこだわりはもちろん、ファンの熱量の高さも特徴的なコンテンツかと思います。インターネット上には、ファンがまとめた年表などが公開されていますが、こういったファンの活動をご覧になって、いかがですか?
尾花沢:僕自身は設定を頭の中かGoogleドキュメントに入れているだけなので、「これを作る労力はとんでもないな」と感動しています。
それと、旧Twitterで「二川二水」の公式アカウントを作って、アニメの放送時期は毎日、22時半から1時間、僕が直接ファンの質問に答えて裏設定などを出していました。
──先生ご自身がファンと直接対話されているのですね。
尾花沢:はい、ファンの方とお食事に行かせていただくこともあります。
──原作者とファンの熱量の相乗効果によって『アサルトリリィ』はここまで大きくなったのですね。最後に、今後の『アサルトリリィ』の展望について教えてください。
尾花沢:ゲーム(ラスバレ)のメインストーリーが「甲州奪還戦」に入り、物語は大きく変化します。ここから先は今まで伏せられてきた「なぜヒュージは日本にばかりに来るのか」「マギクリスタルコアは何で出来ているのか」といった核心に踏み込んでいきます。アニメ化の時から佐伯監督と話し合って仕込んできた話を、ようやく展開できるので頑張りたいです。
取材・文:MoA
作品情報
TVアニメ『アサルトリリィ BOUQUET』
あらすじ
全世界が対ヒュージという一事に団結し、科学と魔法の力<マギ>を結集した決戦兵器「CHARM(チャーム)」の開発に成功、その使用者となる少女たち「リリィ」を養成する機関「ガーデン」を各地に設立した。
ガーデンの中でも名門と名高い百合ヶ丘女学院に補欠ながらも合格を果たした一柳梨璃は、人類存続のために戦うリリィとしての一歩を踏み出す。
かつて、自身の窮地を救ってくれた白井夢結を追ってこの学園を受験した梨璃は登校初日に邂逅を果たすも、以前の夢結とはどこか違っていて……
儚くも美しく戦う、少女たちの物語が花開く──。
キャスト
(C)AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
アプリゲーム『アサルトリリィ Last Bullet(ラスバレ)』

ジャンル:バトルRPG
対応機種:iOS/Android/PC
アサルトリリィ ポータルサイト https://assaultlily-pj.com/
アサルトリリィ公式X @assaultlily_pj
アサルトリリィ Last Bullet公式サイト https://assaultlily.jp/
アサルトリリィ Last Bullet公式X @assaultlily_lb




























