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【今週の『忘却バッテリー』の話題】最新189話 千早vs巻田勝負の行方は?

【今週の『忘却バッテリー』の話題は?】3点差で迎えた9回裏──最大のチャンスで立ちはだかる“壁”を迎え撃つ千早<189話>

マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載中のみかわ絵子先生による大人気漫画『忘却バッテリー』。中学時代に“怪物バッテリー”として名を馳せた天才投手・清峰葉流火と捕手・要圭が、要が記憶喪失になったことをきっかけに野球部のない都立小手指高校に入部し、かつて自分たちが挫折させた球児たちと再び野球に打ち込む日々を描いた高校野球漫画です。

ギャグ調に描かれる男子高校生たちの日常と野球に真剣に取り組むゆえにぶつかるシリアスな問題との絶妙なバランスが多くの読者の心を掴み、2024年4月にはアニメ第1期が放送され、第2期の制作も決定しています。また、主題歌となったMrs. GREEN APPLEの「ライラック」はその年のレコード大賞を受賞し、こちらも大きな話題となりました。

本日5月28日に公開された最新189話は、甲子園出場をかけた小手指高校と氷河高校の熱戦が終盤に差し掛かっているところ。小手指が3点差をつけられている中で迎えた9回裏、3年の代打・佐藤をはじめとした選手たちの活躍で一死(ワンナウト)一・二塁という最大のチャンスを迎えています。

打席に立つのは、千早。氷河の投手・巻田はシニア時代からの因縁の相手であり、千早にとっては“壁”の象徴でもある存在です。何度目かわからない“壁”が立ちはだかる中、千早の打席はどのような結果となるのでしょうか。

本稿ではSNSに寄せられた反響とともに、189話の内容の振り返りや考察をしていきたいと思います。

※本稿には、189話のネタバレが含まれますのでご注意ください。

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忘却バッテリー
中学球界で名を馳せた完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火、切れ者捕手の“智将”・要圭の怪物バッテリー。全国の強豪校からスカウトを受けていた彼らが進学したのは何故か野球無名校の東京都立小手指高校だった。さらに圭は記憶喪失で野球に関する知識も失っていた。そしてかつて彼らに敗れ散り野球から遠ざかっていた天才たちも、偶然同じ高校に入学しており…。巡り合い、再び動き出す彼らの高校野球ストーリーがいま始まる―!作品名忘却バッテリー放送形態TVアニメスケジュール2024年4月9日(火)〜2024年7月2日(火)テレビ東京系・AT-Xにて話数全12話キャスト清峰葉流火:増田俊樹要圭:宮野真守藤堂葵:阿座上洋平千早瞬平:島﨑信長山田太郎:梶裕貴土屋和季:山谷祥生国都英一郎:大塚剛央巻田広伸:石井マーク桐島秋斗:河西健吾スタッフ原作:みかわ絵子(集英社「少年ジャンプ+」連載)試合制作:高嶋栄充監督:中園真登シリーズ構成:横手美智子副監督:飯田剛士キャラクターデザイン:長谷川ひとみアクション作画監督:立中順平 徳丸昌大美術監督:船隠雄貴色彩設計:中野尚美撮影監督:川下裕樹3D監督:小川耕平編集:吉武将人音楽:菊谷知樹 山崎寛子音響監督:名倉靖音響効果:長谷川...

監督の助言で一からやり直したトレーニング

最大のチャンスを活かすため、本気で打ちにいく千早。シニア時代、そして去年までの千早であれば巻田のパワーピッチに力負けし、ファールにするどころか当てることさえできなかったでしょう。

「フィジカルに恵まれていない自分に長打は無理」そう思い込んでいた千早の考えを改めさせたのは監督・佐古の助言でした。背が低いことに加えて、自分は筋肉が付きづらい体質だと話す千早に対し、佐古は「ついてるじゃないか キミの脚には 爆発的瞬発力を生み出す 脚の筋肉が」と、千早の武器である脚にはちゃんと筋肉がついていることを指摘。

さらに「それだけ脚に筋肉がついて 上半身にだけつきづらいとは 考えづらい」と話し、筋トレと食トレを一からやり直してみることを提案しました。

中学時代にも食トレをやっていた千早。努力家な彼の事ですから、もちろん上半身のトレーニングもやっていたでしょう。しかし、脚の速さや小技を磨くことに重きを置いていた印象も強いので、確かに佐古が言うように、無意識のうちに下半身のトレーニングに注力していた可能性も考えられます。食トレに関しても、まだ中学生だったわけなので未熟な点がもしかしたらあったかもしれません。

それ以降、長打を打つことを目標に筋トレや食トレ、そして練習を重ねてきたであろう千早。その結果として、超パワーピッチャーに成長した巻田と渡り合えるようになっているのです。

壁よりも夢──脚を信じて放つ長打!!

長年フィジカルがコンプレックスだった千早にとって、体格に恵まれた巻田は壁の象徴でした。巻田から長打を打つことはその壁を打ち破ることになります。

かつての千早であれば、チームのことよりも自身の壁を打破することにこだわっていたと思います。しかし、今の千早にとっては壁よりもチームメイトと目指す夢──甲子園出場の方が大切。

長打にこだわらず、とにかく出塁することを考え、巻田の豪速球に負けない強振を強く意識した千早は指二本分バットを短く握り直します。

対する氷河バッテリーは千早の小技や俊足を警戒し、加えてフォークボールも既に捕らえられる球だと判断。巻田は、自身の代名詞ともいえる得意球・豪速球のストレートを渾身の力で投げ込みました。

すると千早は、今までにないほど片脚を高く上げ、一本足の構えで豪速球を迎えます。

「最後にもう一度だけ信じる」──千早は一からのトレーニングで鍛えてきた上半身ではなく、自身の原点である脚を信じ、俊足を生む脚の筋力をバッティングに使ったのです。

私はこの場面を読んだ際、リトル時代の要が「足腰が大事」「足で投げる」と“ぜったいノート”に書いていたことを思い出しました。本話の千早はまさに“脚で打つ”をやったのでしょうね。

千早のバットは強く球を捕らえ、打球は高く、遠くに伸びていきます。しかし、球筋はファールになるかならないかというギリギリのライン。祈るような気持ちで打球を見守る千早の頭に浮かぶのは、監督から助言を受けた時のこと。

「正直上手くいくイメージがわきません」と零す千早に、「出来る キミなら必ず!!」と佐古は強く鼓舞してくれました。

佐古の言葉はまるで予言のようで、打球はファールポールに当たってスタンドに入り、なんとホームランに! 千早にとって人生初のホームランは3点を返し、チームを同点に追いつかせる最高の結果となったのです。

最後のページでは、いつも大人びた表情だった千早が子どものように目を輝かせて喜ぶ姿が描かれ、その表情にも強く胸を打たれます。

読者の感動もひとしおで「千早最高過ぎる爆泣き」「夢も叶えて壁も破れたよちーくん!!」「最後に信じたのが脚っていうのが泣ける」「挫折と苦悩を打ち破ったのは元々持ってた脚という武器だったの激アツやろ…」「監督、千早を信じてくれてありがとう涙」「監督が本当にいい監督なんだよなあ」など熱い感想が続々と寄せられている他、「ちはやああああああ」「ありがとう忘却バッテリーありがとう」「うおおおおボロ泣きしてしまった…」「ちーくん…うう…ちーくん…泣」と、感動のあまり言葉にならないファンも多く見られます。

土壇場でついに同点に追いついた小手指。アウトはまだひとつで次の打者は主将・山田! この勢いのまま甲子園出場を手にすることはできるのでしょうか。最新話の公開が今から待ち遠しいです!

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この記事をかいた人

わたなべみきこ
出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
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