
【今週の『キングダム』の話題は?】地平線にずらりと並んだ趙の大軍! 飛信隊に危機が迫る──「同じ形」〈878話〉
『キングダム』は「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の、紀元前中国 戦国時代の大河ロマンです。作者は原泰久先生。コミックスは累計2200万部を突破し、連載は20周年を迎えています。主人公は、のちに秦の始皇帝となる嬴政(えいせい)と、「天下の大将軍」を目指す李信(りしん)の2人です。
ここでは、6月11日(木)発売の「週刊ヤングジャンプ(2026.6.25 No.28特大号)」に掲載された『キングダム』最新878話「同じ形」のあらすじを、SNSでの反響も含めて振り返っていきたいと思います。
※本記事には『キングダム』最新話のネタバレが含まれます。コミックス派やアニメ派の方等、ヤングジャンプ未読の方はご注意ください。
李牧の計画
現在『キングダム』は、秦(しん)軍44万人vs.趙(ちょう)軍40万人以上がぶつかる「秦趙(しんちょう)大戦」の最中です。
前話は、前線の本隊から離れたところにいる飛信隊が、趙の王都 邯鄲(かんたん)を攻め始めるも、とつぜん大軍が現れる! しかもその軍は敵、李牧率いる趙軍!? というところで終わっています。今話は、この場面の続きからになります。
信を最後尾の大地に置き、城壁の縄ばしごを登っている飛信隊の面々。尾平(びへい)は、あと少しで城壁のてっぺんというところで、後ろを振り返ります。そこに見えたのは、地平線にずらりと並んだ趙の大軍です! 尾平に続いてこれに気づいた、カリョウテンら隊幹部たち。指示どころか言葉が出てきません。
こちらの見開き2ページは台詞なし。私たちまで言葉を失う圧巻の画なので、ぜひ直接その目でご覧ください!
皆の唖然とした顔を残して、ここで前日譚が挟まれます。李牧が語っている今日の作戦についてです。そう、私たちは知るのです、李牧に嵌められたことを−−。
李牧は、趙の第二戦線を抜けた飛信隊が邯鄲にいち早く着くであうこと、攻城戦の準備に半日ほど掛かるであろうこと、をすべて予測。その上で、飛信隊を必死で追う兵(飛信隊に怪しまれないよう最後の抵抗を演出する兵)と、自身が率いる兵(飛信隊に気づかれないようにして後ろに着く大量の兵)の二手に分ける計画を立てます。ですから、この状況は、まさに李牧の思惑どおりというわけです。
SNSでは、「王都を囮(おとり)にするなんて」「王都に押し付けて圧死だと!」「蒙恬(もうてん)の作戦がダメだったってことかー」などの声が挙がっていました。
これまでの頑張りが李牧の掌の上での事だったと思うと、絶望感に加えて猛烈な悔しさですよね。
王騎が死んだ状況と同じ!?
呆然自失になりかけた、信、そして信と長く戦場を共にしてきた者たちですが、皆の心に同じくしてよぎった一瞬の光景。それは、王騎(おうき)将軍が、致命傷となる矛をうけた時の光景でした。この状況は、15年前の「馬陽(ばよう)の戦い」とそっくりではないだろうか!? あの時、龐煖(ほうけん)を山壁に追い詰めたところを、王騎将軍は李牧に……。
その通り。李牧は、はじめからそのつもりだったのです。李牧は、飛信隊を、邯鄲の城壁と自軍で挟みすり潰してしまおうと、襲いかかります。
河了貂(かりょうてん)が急いで、攻城戦を中止して李牧軍に向き直るよう指示を出します。さらに、信に下がるようにとも。何しろ信は、隊の一番後ろにいます。一番後ろが、一番前になってしまったわけですからね。
河了貂の声が耳に入らない信は、下がることなく憤怒の形相で「李牧っ」と歯ぎしり。河了貂は再度下がるように叫びます、「信、下がって」!。
一方の李牧は冷静です。そして、言うのです。
邯鄲に眠りなさい、信。全軍突撃
うわーっ、というところで今話はここでおしまいです。
SNSでも、「厳しい展開がつらい、恐怖で震え」「こんな危機をどうやったら乗り越えられるんだ」「どこまでも立ち塞がってくる、やはり李牧」など興奮の声。確かに、李牧のしつこさというか強さを見せつけられた回でしたね。
信、本当にこれ、どうするのでしょうか!?



























