
『運命の巻戻士』はなぜ心を熱くするのか――「コロコロ」で育ったクロノ役・小村 将さんが語る、“リトライ”する物語の魅力【最速インタビュー】
バトル、サスペンス――間口の広いエンタメ作品
──本作は、バトルものとしての魅力もありますよね。
小村:やっぱり、この作品は「リトライ」だけじゃないっていうところがいいですよね。ちゃんと異能バトルものとしての「開眼(バージョンアップ)」能力が出てきた時には、もう心の中で立ち上がりました。
周りの巻戻士たちは使えるけれど、クロノはまだ開眼(バージョンアップ)が使えない。「これから使えるようになっていくんだろうな」って期待できますし、逆にシライさんやアカバ、レモンちゃんたちが使える能力はめちゃくちゃ強い。
僕、自分でもオリジナル能力を考えたくなりました。「自分だったらどんな開眼(バージョンアップ)を使うかな」って妄想しちゃうんです。大人の僕ですらそう思うんだから、現役の少年たちは絶対にやると思うんですよ。「僕の考えた最強の開眼(バージョンアップ)」みたいなの。学校で流行ると思います(笑)。
ちゃんと異能バトルとしての能力シーンもふんだんにありますし、クロックハンズたちもいろいろな能力を使ってきます。本当に楽しいなと思っています。
──能力バトルもあり、タイムリープものならではの面白さもあり、さらに「クリアできるのかどうか」というサスペンス的なドキドキ感もある。本当にいろんなエンターテインメントの入り口になっている作品です。
小村:確かにサスペンス的な要素もあります。力技で回数を重ねればクリアできるというわけではなくて、クロノ自身がすごく頭がいいというか、観察眼が鋭いんですよね。「そんなところに糸口があったの!?」みたいな。そういう部分もありますし、トリック的な面白さもあります。それこそ話の展開で、「ここでそんな起承転結の転が来るの!?」みたいなこともありますし。
時間という要素を活かしたサスペンスの作り方もすごく上手なんです。だから、一見するとコロコロコミックらしい読みやすい王道バトルなんですけれど、実はそうじゃない。
大人が読んでもめちゃくちゃ驚かされます。入り口はすごく広いんですが、その先もずっと面白い。老若男女問わず楽しめて、読み続けられる。そこがこの作品の大きな魅力だと思います。
──これから本格的にアフレコ収録に臨まれるとのことですが、改めて意気込みをお聞かせください。
小村:僕自身、クロノを演じるにあたって強く感じているのは、やはり彼の忍耐力のすごさで。自分の中での正解にたどり着くまでは、80パーセントの成功率では納得しない。「100パーセント、120パーセントの成功じゃないと認めない」というくらい、こだわりが強くて我慢強いキャラクターなんですよね。
だから僕自身も、クロノに負けないように、お芝居に妥協せず向き合っていきたいと思っています。もちろん普段妥協しているわけではないですよ!
本当は一発で決まればいいんですけれど、そうもいかないのがこの世界なので。正解がない世界だからこそ、自分の持ち前の根性を活かしながら、いいお芝居につなげていけたらなと思っています。
それと、この作品は時間を巻き戻す物語なので、僕自身がタイムパラドックスに陥らないようにしたいなと思っています(笑)。
──演じる際に混乱してしまいそうですよね(笑)。
小村:この作品って構成上、たとえば「100回巻き戻ったクロノ」の状態から始まって、その後に「0回目の任務開始時点のクロノ」に戻り、さらにまた「101回目のクロノ」に戻る……みたいなストーリーとしての時系列を敢えて変える見せ方があります。
そうなると、クロノ自身の感情や、体の状態もその都度違ってくるので、僕自身も時間軸を見失わないように気を付けながら頑張りたいと思っています!
──主人公として収録に臨まれますし、作品が世に出ていく中でも、小村さんが中心となって引っ張っていく立場になるのかなと思います。そういった収録現場での立ち位置だったり、いわゆる座長としての意識についてはいかがでしょうか。
小村:光栄なんですが、先輩方に囲まれながら主演をさせていただくことが度々あって。(インタビューが)公開される頃には何人かキャストも発表されていると思いますけれども、本当に豪華な大先輩方ばかりなんです。
少し前の僕だったら、めちゃくちゃ気負っていたと思うんですよ。
──そういう立ち位置が苦手なタイプですか?
小村:学生時代はそこまで先輩を怖がるタイプではなかったんです。ただこの業界は、出会う先輩方のレベルが違うんですよ! 学校の一個上の先輩とかじゃないんです(笑)。
お仕事始めたては、「頑張ります!」みたいな感じが精一杯で、十分にコミュニケーションが取れなかったと思います。
でも最近は、先輩方と現場でご一緒する機会も増えてきましたし、年数を重ねる中で、自分から話しかけられるようにもなってきた感覚があります。とはいえ、グイグイ話しかけるのが正解かと言われると、集中したい方もいらっしゃるので、その辺は気を付けながらですね。
今回は、座長としてアフレコブースの空気感を楽しいものにしたいなと思っています。作品の中ではクロノは別にムードメーカーではないと思うんですけれど、ブースの中では僕がムードメーカーになれたらなって思っています。
実際、すでにお会いできている先輩方には、「アフレコ始まったらご飯行きましょうね」って話しているんです。口だけの男、社交辞令にならないようにしたいですね(笑)。
──そういった目標もあるんですね(笑)。
小村:あと僕、多分噛んだら「リトライ!」って絶対言うと思うので、これも伝染して言ったら良いですね。どなたかが間違った時に、「もう一回、いやリトライで!」みたいなそういうチームでありたいですし、それが「巻戻士」だと思います。
少年たちも、少年時代を過ぎた大人も
──最後に、放送を楽しみに待っているファンの皆さんへメッセージをお願いします。
小村:まずはやっぱり、今まさに作品の対象年齢でもある小学生や中学生、少年たちに届いてほしいです。アニメを見て、「諦めない心」が育っていったら嬉しいですね。
それって、実は僕が声優を目指した理由にも通じているんです。僕は、声や音だけで誰かの人生に影響を与えられることの素晴らしさやかっこよさに憧れて、この仕事を目指しました。
だから『運命の巻戻士』やクロノを通じて、この作品を見た方々の素敵な未来につながってくれたら、幸せです。
そして、少年時代を過ぎた方々も。あの頃は持っていたけれど、いつの間にか忘れてしまったもの。あるいは、ちょっと諦めかけている気持ちとか。
大人になると経験が増える分、「一回やめよう」とか「別の道にしよう」とか、そういう選択もできるようになるじゃないですか。もちろんそれも大事なことなんですけれど、そんな中でこの作品を見て、「昔の自分ってもっとがむしゃらだったな」、「もう一回頑張ってみようかな」という気持ちになってもらえたら嬉しいです。
僕自身、改めて120%でこの仕事と向き合いたいと思わせてくれた作品です。だから読んだ人にも、僕と同じような気持ちになってもらえたら嬉しいですし、アニメになってさらにたくさんの人に届いてほしい。
そして僕たちの声を通じて、この作品によって前を向ける人が一人でも増えたらいいなと思っています。
[取材・文/タイラ 写真/鳥谷部宏平]
インタビューの様子を動画でもチェック!
アニメイトでは様々な施策やフェアを開催!
小村 将コメント動画+最新PV放映
クロノ役 小村 将のコメント動画と最新PVを全国のアニメイトにて放映いたします。
【期間】
2026年7月6日(月)~2026年7月31日(金)
店頭応援!ティザービジュアルポスター掲出
ティザービジュアルを使用したポスターを全国アニメイトにて掲出いたします。
【期間】
2026年7月7日(火)より順次~2026年7月31日(金)
ティザービジュアルホログラムステッカー配布
先着で『運命の巻戻士』ステッカーを配布いたします。アニメイトでお買い物してぜひゲットしてください!
【配布日】
2026年7月11日(土)
【場所】
池袋本店 各フロアレジカウンター
アニメイトフェア開催
期間中、アニメイト通販にて漫画『運命の巻戻士』の対象キャラクターグッズをご予約1,100円(税込)毎に、通販事前予約キャンペーン特典「ポストカード(全6種)」を1枚プレゼント!
また期間中、アニメイト対象店舗にて漫画『運命の巻戻士』関連のキャラクターグッズをご購入1,100円(税込)毎、書籍をご購入1点毎に、店舗購入キャンペーン特典「ポストカード(全6種)」を1枚プレゼント!
【期間】
①通販事前予約キャンペーン
2026年7月6日(月)~2026年7月20日(月)
②店舗購入キャンペーン
2026年9月28日(月)~2026年10月12日(月)
【場所】
池袋本店、札幌店、仙台店、秋葉原店、渋谷店、名古屋店、大阪日本橋店、梅田店、広島店、福岡パルコ店、アニメイト通販
8月もアニメイトで!「∞」にうちわで盛り上げよう!
【期間】
2026年8月8日(土)~
【場所】
渋谷店・八王子店・八戸ラピア店・リノアス八尾店・天王寺店・名古屋店・札幌店・横浜ビブレ店 計8店舗
TVアニメ『運命の巻戻士』作品情報
【放送情報】
2027年4月テレビ朝日系全国24局ネット“IMAnimation”枠にて放送決定!
【キャスト】
クロノ:小村将
【スタッフ】
原作:木村風太(小学館「月刊コロコロコミック」連載中)
監督:松本理恵
アニメーション制作:ボンズフィルム
プロデュース:STORY inc.


































