
MyGO!!!!!は音楽を通して、誰のこともひとりにしない――青木陽菜さん×林鼓子さんが迷いながら歩んできた“跡”の証。3rd Album『致並跡』ロングインタビュー
MyGO!!!!!の3rd Album『致並跡』(読み:ちへいせん)がリリースされる。1st Album『迷跡波』、2nd Album『跡暖空』に続き、タイトルに“跡”の字を冠した本作には、これまでの歩みを感じさせる楽曲から、「羅永線」、「素寄曲」、「騒混出」といった新たな表情を見せる新曲までがパッケージされている。
今回は、要楽奈役の青木陽菜さんと椎名立希役の林鼓子さんにインタビュー。BanG Dream! 10th Anniversary LIVE「In the name of BanG Dream!」や、MyGO!!!!!×Ave Mujica ツーマンライブ「“moment / memory”」をはじめとした2026年上半期を振り返りながら、『致並跡』で感じたMyGO!!!!!の変化、新曲の演奏やコーラス、ライブ中に見えるメンバーの姿について語ってもらった。
さらに、9th LIVE「つなぎ目の向こうに」へ向けた思いと、ふたりが大切にする“MyGO!!!!!らしさ”にも迫る。
音楽で真正面からぶつかり合ったAve Mujicaとのツーマン
── まずは、上半期が一区切りつくタイミングということで、これまでを振り返るところから始められればと思います。MyGO!!!!!×Ave Mujica ツーマンライブ「“moment / memory”」やBanG Dream! 10th Anniversary LIVE「In the name of BanG Dream!」など、さまざまな出来事がありましたが、振り返ってみていかがですか?
青木陽菜さん(以下、青木):なんだかすごく昔のことのように感じますね(笑)。Ave Mujicaとのツーマンライブについては、いつか一緒にライブをしたいと思っていたんです。その願いが最初に叶ったのが、2025年のMyGO!!!!!×Ave Mujica 合同ライブ「わかれ道の、その先へ」でした。
今回は「“moment / memory”」という形で、お互いの音楽を真正面からぶつけ合うライブができました。私自身、ずっと望んでいたことでしたし、Ave Mujicaも容赦なく音楽をぶつけてきてくれたことが嬉しかったです。我々も、MyGO!!!!!らしい音楽を奏でられたのではないかなと思います。
林鼓子さん(以下、林):「わかれ道の、その先へ」は“合同ライブ”という名前でしたが、今回は“ツーマンライブ”と銘打たれていて、どうなるんだろう?と。「いよいよ本当のツーマンになるんだな」と思いました。前回はアニメの内容を背負ったライブだったこともあり、アニメーションの再現が多く、物語の集大成としての意味合いが強い公演でした。
一方で今回は、音楽そのものをぶつけ合うライブだったと思います。Ave Mujicaが先に演奏して、そのあとに私たちが演奏したのですが、メンバーのみんながステージからはけてきたときには、もう完全に燃え尽きていたんです。倒れ込むように舞台袖に戻ってきたので、「うわ、私たちはこのあとに演奏するんだ……!」と(笑)。
それくらい、お互いがすべてを懸けて臨んでいたライブだったと思います。Ave Mujicaの姿を見て、こちらも影響を受けましたし、「私たちももっとやり切らなきゃ」という気持ちになりました。
すごくいいライブだったのではないかなと思います。台北公演もありましたが、こちらも日本での公演とはまた違った姿を見せられたと思います。野外ならではの、フェスのような雰囲気もあって、すごく素敵でした。
── Ave Mujicaのみなさんは、ステージを終えて倒れ込むようにはけてきたとのことでしたが、MyGO!!!!!のみなさんはどうでしたか?
林:大量に汗をかいて、爽やかに帰ってきました(笑)。やっぱり私たちは私たちらしいというか。MyGO!!!!!としては、ライブバンドであり続けたいので、爽やかでMyGO!!!!!らしい青春を感じるライブになったと思います。Ave Mujicaが会場をものすごく温めてくれていたので、その熱を受け取ってステージに立つことができました。
青木:お客さんも、この日をずっと楽しみにしてくださっていたんだと思います。Ave Mujicaのライブで、その期待が一気に爆発したような感覚がありました。お客さんの熱量も含めて、すごく大きなエネルギーを感じるライブでしたね。
── 「BanG Dream! 10th Anniversary LIVE」は、振り返ってみていかがですか?
青木:『バンドリ!』が10周年を迎え、記念すべきバンドリ!の日に、私たちMyGO!!!!!、Ave Mujica、夢限大みゅーたいぷも一緒になって、同じ『バンドリ!』ファミリーとして10周年をお祝いできたことが、すごくうれしかったです。
ありがたいことに、MyGO!!!!!はPoppin'Partyさんの前に出演させていただきました。舞台袖などですれ違うときに、「頑張ってね」と声を掛けてくださったことも、本当に心が温かくなりました。
林:『バンドリ!』の全バンドが一堂に会する機会は、まずないことなので。10バンド各5名ずつなので、キャストが50人もいるんですよね。もう壮観というか、奇跡というか、圧慢で、いち『バンドリ!』ファンとしても、純粋にすごく楽しいライブでした。
裏側でも、みなさんにご挨拶させていただくなかで、『バンドリ!』ファミリーの温かさをすごく感じました。そして、私たちももうバンドの登場順としては、一番新しい立場ではないんですよね。
── そうですよね。そこも、どのように感じられているのか聞きたいなと思っていました。
林:「こうやって歴史がつながっていくんだな」と感じましたし、自分たちもその歴史の一部になれていることが、すごくうれしかったです。
少しツーマンライブの話に戻りますが、オープニングアクトとして出演していたmillsageと一家Dumb Rock!も、私たちにとっては初めて後輩の初ライブを見届けるような感覚がありました。
夢限大みゅーたいぷやAve Mujicaも、私たちより後に登場したバンドではありますが、彼女たちは、まさに初めてのライブでしたから。「あ、頑張れ……!」という、ちょっとキュンとするような気持ちになりました(笑)。
青木:すごく緊張していましたよね。
── 初ライブがKアリーナ横浜ですからね。
青木:ものすごく緊張すると思いますし、新バンドという期待が高まる中でのプレッシャーも大きかったと思います。低も、今度は私たちが声を掛ける立場になったことが、なんか感慨深いなって。「自分たちも成長したんだな」と思いましたね。
林:もちろんフレッシュではあるんですけど、もうすでに完成されている感じがあるというか。ライブも本当に素晴らしかったです。今後、『BanG Dream! Our Notes』で、どんなキャラクターたちなのかが分かっていくことも楽しみですね。
あの時点では、メンバーについてほとんど公開されていなかったので、これから物語の中でどう関わっていくのかも、すごく楽しみになりました。それぞれのバンドのカラーも、まったく違いますよね。一家Dumb Rock!のふたりは、そもそもどんな関係なんだろうとか。
── 気になりますよね。
林:millsageも、「曲、むずっ!」と思いました(笑)。これからが楽しみですね。
── MyGO!!!!!にも後輩ができて。おふたりは、現在のMyGO!!!!!の立ち位置について考えることはありますか?
青木&林:あんまり……?(笑)
林:MyGO!!!!!はいつまで経っても、ある意味では未完成なバンドなので、あまり先輩らしくもないんですよね。
青木:各々のキャラクターの性格的にも、完璧な先輩というポジションではない気がします。
林:そうなんです。難しいよね。私たち自身も、ずっと探りながら進んでいるバンドですから。
青木:寄り添うことはできるけどね。ただ、できる限り応援したいですね。
林:中の人としては、もう本当に「みんな頑張れ!」「一緒に頑張ろう!」という気持ちです(笑)。MyGO!!!!!の立ち位置としては、これからも変わらないのではないかなと思います。








































