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- まりも
- ゾロとONE PIECEを偏愛するフリーライター。アニメ、推し活、恋愛、結婚、睡眠など、幅広く執筆しています。

海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。
未知の島での心躍る冒険や強敵との痛快なバトルを通して仲間たちと絆を深め強く成長していく様は、まさにジャンプの三大原則「友情・努力・勝利」のど真ん中。その一方で、消された歴史や差別・奴隷制度などをめぐる世界の闇をも緻密な伏線と壮大な世界観で描き出す本作は、最終章へ突入した連載28年目の現在も怒涛の展開で読者の心を掴んで離しません。
7月13日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1188話“虚無”では、イムとジョイボーイの関係を紐解く回想シーンに注目が集まりました。そして、イムvsルフィのバトルは衝撃の展開を迎えます。本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1188話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方など、ジャンプ未読の方はご注意ください。
連載開始号から29周年を迎えた記念すべき第1188話では、冒頭からイムとジョイボーイの関係を紐解く重要シーンが展開されました。
どうやらイムが思い返していたのはジョイボーイと出会った日のやりとり。「もしもし おうとうせよ!!」とジョイボーイの呼びかけからはじまる電伝虫と思しき通信で、「ムーは…イム…!!ヌシアこそだれ?」「おれはジョイボーイ!!!」と名乗り合います。ほとんどひらがなで描かれる会話から察するに、当時のふたりはまだ子どもだったよう。年齢も近そうですね。
少し前の第1181話でも、イムがジョイボーイとの思い出を反芻するシーンが描かれ、親密さがうかがえる当時の雰囲気から彼らは元々友達だったのではないかという考察が浮上しました。今回の回想により、その説がさらに濃厚なものになったといえます。
また、この回想の直後、ジョイボーイのことを「もう死んだ」と表現していることから、イムが自ら殺したわけではなさそうと推測する読者も。やはり2人はずっと敵対していたわけではないのかもしれません。
わかっているだけでも800年以上健在なこと、そして異形の姿や特異な能力の数々から、人ならざる悪魔であることも予想されてきたイムですが、子ども時代があったことや、ジョイボーイとの絆を忘れられずにいる様子から考えても、実は元々ごく普通の人間なのかもしれません。アクマの実を食べた時期や、ジョイボーイやリリィとの間に起きたできごと、空白の100年などがイムにとってのターニングポイントだった可能性が高そうです。
まるでロジャーとレイリーやルフィとゾロが出会ったときのシーンを想起させるような、運命的な繋がりを感じずにはいられないイムとジョイボーイの出会い。ここから2人の関係を紐解く過去に少しずつ繋がっていく予感がしますね。
ジョイボーイとは別人だとわかっていても、ルフィを見るとジョイボーイを思い出してしまうと乱心のイム。
もちろん、そんな怒りをぶつけられても当のルフィは我関せず(実際、彼にとっては知る由もない過去のことなので当たり前といえばそうですが)、ただひたすらエルバフの敵だと認識したイムを倒すべく攻撃を続けます。
そんななか、ルフィがギア5の新形態となる「魔神」をお披露目。ロキに劣らぬ巨体を誇るそのビジュアルは、魔神の名のとおり『アラビアンナイト(千夜一夜物語)』に登場する魔法のランプの精(魔神)を彷彿とさせます。
読者からは、「急な魔神!?ギア5のルフィ予測不可能すぎる」「悪魔vs魔神ってもうカオス」「また新しい神が出てきたな」「魔神も何か意味があるのかな」「もはや顔がルフィと違いすぎて困惑w」「自由になった姿とはいえ自由すぎるだろ」「仲間たち、魔神ルフィへの順応早くてすごい」「イム、魔神見ても全然驚いてないってことは、ジョイボーイはもっと変幻自在でふざけた感じだったのか……?」など、驚きの声が相次ぎました。
しかし、せっかくの新形態が描かれるも束の間、一度「スキあり銃弾(ブレット)」を放ったのみで優勢に立つことはできず、むしろイムの虚無剣(ボーフー)で貫かれる衝撃のラストを迎えます。
イムの圧倒的な強さはもちろんのこと、彼いわくルフィはギア5を駆使してもなおジョイボーイよりずっと弱いそうで、ジョイボーイの戦闘力はいかほどだったのか気になるばかり。そして、串刺しになったルフィの姿は、かつてのクロコダイル戦とも似た構図で、どうしても蘇るあの絶望感……。ここからルフィがどう巻き返していくのか、さらなる新技やレベルアップイベントに期待したいですね。
[文/まりも]