
傷だらけのミミと花冠に込めた願い。それぞれが“戦う理由”とは──TVアニメ『きみが死ぬまで恋をしたい』第6話を振り返り!
戦争のなかで生きる少女たちの、かけがえのない日常を描くTVアニメ『きみが死ぬまで恋をしたい』。
第6話「おかえり」では、傷だらけで戦場から帰ってきたミミを前に、改めて戦争の過酷さを思い知ったシーナ。そして、セイランには戦闘実力試験が課され、その相手をミミが務めることに。
それぞれの“戦う理由”が見えてきた第6話を振り返ります。
傷だらけで帰ってきたミミと花冠に込めた願い
「怪我をしないで帰ってきて」というシーナの願いを胸に、戦場へ向かったミミ。翌日、ミミを出迎えようと保健室へ向かったシーナが目にしたのは、負傷した生徒たちであふれ、まるで野戦病院のようになった光景でした。困惑しながら奥の部屋でミミを待っていると、上級生担当の先生から、大きなズタ袋をフラン先生に渡すよう頼まれます。
かすかに動き、血がにじむ袋。そして中から聞こえてきたのは、「シーナ……」という弱々しい声。慌てて袋を開けると、そこには血まみれになり、眼球までも傷ついたミミの姿が。自ら身体を修復しながら、いつものようにシーナへ抱きつこうとするミミ。しかし、その瞬間に激痛が走り、とっさに「嘘だよ、痛くない。怪我なんてしてないよ」と取り繕います。
そして、「怪我しないで」というシーナとの約束を守れなかったことを「ごめんね」と謝罪。その姿にシーナは言葉を失ってしまいます。現実が分かってなかったとミミを抱きしめ、自分こそ「ごめんね。『怪我しないで』なんて言って」と涙ながらに謝るシーナ。一方、その言葉が「うれしかった」と伝えるミミ。号泣するシーナにつられ、ミミも泣き始めてしまうのでした。
その後、2人は授業をさぼり校舎内のベンチへ。シーナが作ってくれた花冠が戦闘でボロボロになってしまったとしょんぼりするミミに、シーナは再び花冠をプレゼント。花冠をポケットに入れておくと戦場でも楽しいことを思い出せると話すミミは、シーナと過ごすなかで花の名前もたくさん覚えたと笑顔を見せます。そんな姿を見つめながら、どれほど傷ついても何度でも笑ってほしいと願うシーナ。ミミが笑っていられるようにそばにいること。シーナは、自分がこの場所で生きる意味にも思いを巡らせるのでした
セイランとミミがまさかの決闘!?
終わりの見えない戦争。上級生たちの犠牲も増えていくなか、14クラスの生徒にも戦闘実力試験が行われることに。その筆頭として選ばれたのは、セイラン。本来であれば、最上級生と一対一で戦う実力試験ですが、相手の都合がつかないと代わりにミミがセイランと戦うことに。オミ先生から話を聞くも意味がよく分からないミミには、セイランが「あなたと私が決闘するの」と説明します。
その後、食堂でシーナとアリに「決闘するんだよ!」と無邪気に報告するミミ。周りの生徒たちがざわめくなか、セイランは「私は望んでこの試験を受けるんだ!」と自らの決意をはっきりと言葉にします。その姿を、静かに微笑みながら見つめているアリの姿もありました。
二人きりになったあと、「セイランは戦争が好きなの?」とシーナに尋ねるミミ。シーナは言葉を探しながら、セイランは戦うことが好きなのではなく、身寄りのない自分たちを受け入れ、育ててくれたこの施設の役に立ちたいと思っているのだと説明します。それが、ここで暮らす自分たちと学校との約束なのだと。
戦う覚悟とその意味
一方、アリは今回の試験に別の意図を感じていました。最上級生の都合がつかなかったからミミが相手になったという説明は、おそらく嘘。優秀なセイランが、これまで戦地へ招集されなかった理由は、感情によって迷いが生まれるという弱点があるから。戦う相手がクラスメイトであっても「感情を交えず、殺す気で戦えるか」を判断するのでは?とアリは、セイランへと魔法の杖を向けます。そんなアリに、「それが戦場で必要なことならば」と同じように杖を構えるセイランは、今の自分があるのは学校のおかげ、だから役に立ちたい。あのままスラム街で死んでいたらアリにも会えなかったと胸のうちを明かします。そんなセイランに近づいたアリは表情をゆるめ「特訓、付き合うわ」と告げるのでした。
試験の日までシーナやミミとの会話を断ち、ストイックに特訓へ打ち込むセイラン。その一方、対戦相手となるミミはいつもと変わらず、部屋でのんびりと過ごしていました。そんななか、ミミから「シーナは、ミミを応援してくれる?」という声が。「どっちも応援してる」というシーナの答えに、パッと表情を明るくするミミ。そのままシーナに抱き着き「ミミ、がんばるね」と伝えるのでした。
ミミとセイランが行う戦闘実力試験は、何をもたらすのでしょうか。その行方が気になる展開となりました。
『きみが死ぬまで恋をしたい』作品情報
あらすじ
人を殺すための授業、誰が死んでも悲しむことさえままならない日常。
ここは不条理で、常に死と隣り合わせの日々が、「当たり前」な世界。
「どうしてみんな平気なの?」
自分の境遇を受け入れられずにいる14才のシーナはある夜、血まみれの小さな女の子・ミミと出会う――
どんな現実が訪れようとも、生きていく。
これはそんな少女たちが見つける、あどけない願いの物語。
キャスト
(C)あおのなち・一迅社/「きみ死ぬ」製作委員会



























