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『なのは EXGV』結川あさきさんら“魔人狩り”声優陣が語る、第8話までの物語【インタビュー】

『魔法少女リリカルなのは EXCEEDS Gun Blaze Vengeance』結川あさきさん×千春さん×小林愛香さん×伊藤彩沙さん×青木陽菜さんが“魔人狩り”視点で物語を振り返る|シイナとトワ、それぞれの"正義"がぶつかる切ない運命

 

今後のシイナとトワ、魔人狩りのみんなはどうなる!?

──第5話ではなのはやフェイトと接触しました。シリーズの顔となるキャラクターたちでしたが、掛け合ってみていかがでしたか?

結川:ひと言喋った途端、台詞ひとつひとつから感じるオーラが凄まじかったです。やっぱり長い間ずっと、『なのは』という作品とそのキャラクターたちを背負ってきた方たちの声が持つ説得力は本当に違いました。

掛け合った戦闘シーンでのトワとなのはは本当にお互いバチバチで……。どちらが上とか下とかではなく、キャラクター同士が剣を交えている以上はその圧に負けないよう怯んではいけないと考えながらお芝居をしていました。

伊藤:「本物だ…!」と感動しながらも、アオイとしてはそこに立ち向かわなきゃいけないので、背筋が伸びる想いでした。

千春:シオリはフェイトと会話するシーンがあったので、隣に水樹奈々さんの存在を感じながらの収録でしたが、魔人狩りとして私たちは信念をもってここにいる……ということを込めなきゃならないと気合が入りました。それはやっぱりフェイトと対峙するシーンだったからこそだと思います。

伊藤:そうやって戦いを繰り広げつつ、魔人狩りチームの側でもアオイとユーナが冗談を言いあうような仲であるとか、会話の節々でそういった関係性が新たに見えて嬉しかったです。後はユズが“シゴデキ”だったことも印象的で、そういうキャラクター性もより見られた話数だったのかなと。

──そして第6話では再びシイナとトワが一緒に遊ぶところが見られました。この先の物語を予感させる不穏さもありましたがいかがでしたか?

結川:トワは一度得た幸せや安らぎを失ってしまった経験があるからなのか、多分シイナに対して怯えているのかもしれないなって思っていたんです。一緒に遊ぶ和やかなシーンではあるのですが、その時間が幸せであればあるほど、終わりがあることを感じて不安になったり、怯えたりしていることをお芝居に滲ませたいなという想いがありました。

第6話で流れた挿入歌「光」には、歌詞のひとつひとつにその時のトワの心情が全部詰まっていて、その中でもちょっとお姉ちゃんやお母さんのようなシイナに対して甘えるようなところが見えたと思うんです。そうやって、おそらく初めてトワが弱さを見せた大事なシーンだったのかなって思っています。

──シイナ役の橘さんとはふたりの掛け合いについて何かお話されたりしたのでしょうか?

結川:お芝居をしながらシイナは何を感じているのか考えながら掛け合っていくので、現場で何か話したことよりも、アフレコで実際に掛け合った時間から得られるものの方が多かった印象があります。

──ありがとうございます。そして、そんなシイナとトワをご覧になってみなさんはいかがでしたか?

千春:ふたりがギュッと抱き合うシーンがありましたが、この後にふたりが違う流れで再会することはわかっていました。この先に何が待っているか知っているからこそ、ふたりがあんな形で再会することがなければいいのに……とか、それでももっとこの瞬間を楽しんで欲しいという不思議な気持ちになりながら収録を見守っていました。

青木:尊かったですよね……他の魔人狩りのみんなの前だと一匹狼ですが、シイナといると年相応の女の子になるんです。トワが凄く楽しそうで嬉しいなという気持ちになりました。

──続いての第7話では魔人狩り、EXCEEDS、蔵木エイジ&篠宮マナの三つ巴の様相で、魔人狩りのチームワークがより際立っていたような印象も

結川:シオリの“蜘蛛”の能力で会話しているのが可愛かったですね。みんなでやり取りしつつ連携を取っていることが一番見えたシーンだったので、きっと魔人狩りのみんなは最初からこうやってきたんだろうなと思わずにはいられませんでした。

トワと侵略種の戦闘シーンでは、モノローグではかなり蔵木たちへの憎しみを募らせているのに対して、台詞として発する音はバチバチにバトルしていて、その落差や切り替えの部分に難しさがありました。「篠宮と蔵木はここで!」みたいな台詞もあるのですが、どこまで憎しみを込めるかを考えつつ気合を入れています。

小林:私はユーナのあの物理でガンと殴りつけるパワー感に苦労していました。強さというより思いっきりやるっていう感じで、楽勝な感じでパンチを繰り出したりするので、いつも通り「おりゃ!」というよりは、もう指先ひとつで電車を止めてしまうような感じだったので難しかったんです。

伊藤:戦闘シーンやアクションシーンではアドリブを入れることが多いのですが、魔人狩りの子たちは強いので入れなくても大丈夫だと言われることが多かったですよね。ユズのキックとか、そういう技を繰り出す時も軽々やってしまうのが印象的でした。それだけ強い身体にさせられてしまった子たちですし、そういう境遇が声からも垣間見えたと思います。

──そこからの第8話では、遂にシイナもトワも同じ事件を追っていることが判明してしまいます。

結川:ふたりは目的ややり方が真逆ではあるものの、どちらかが正義を通そうとすると、もう片方が通せなくなるとまでは思っていなかったはずなんです。どちらかというと、「どうしてこんなところにいるのか」「どうして魔人の能力を使っているのか」という純粋な疑問……何も関係ない友達だと信じていたからこそ、裏切られたという気持ちが強かったんじゃないかと思っています。

そこから互いに叫びながら、お互いの気持ちを吐露しながらも刃を交えるのですが、本当に見ているだけで痛々しいし悲しい。完全に敵対している訳でもなく、お互い正しいことをしようとしているのに、相手のことを許せなくて、信じていたのにっていう気持ちでいっぱいになってしまっていて。それが原因で戦ってしまうのは悲しすぎます。

青木:お互い信じるものがあるのもそうですが、それ以前にふたりが友達として出会っていたことも切なくなってしまう一因ですよね。

伊藤:不器用な優しさを持っているトワゆえに胸が痛くなってしまうのですが、私たちとしてはそれぞれの能力をトワさんにレンタルされてしまうという……。

小林:あれは衝撃でしたね

伊藤:トワさんのためにと思って一生懸命戦ってきたけれど、その想いがあと一歩届かないんです。だから向き合えなかった歯痒さがある切ないシーンだなって思います。

千春:もっと頼って欲しいですよね。

伊藤:ひとりでずっとやってきたから中々難しいんだろうけれど……。

小林:行くならみんなで一緒にですって言っているのに、言葉が届かず……。

青木:寂しいけれど、最初からトワはそれくらいの壁を作っていたのかもしれません。魔人狩りのみんなだけじゃなく、みんな自分とは違う他人だという想いがあったのかなと。ここまでみんなでやってきたのに、感じ方がちょっと違ったのかな……というところが寂しくもあり、トワの優しさでもあるんです。

小林:ユーナは顔を掴まれて、壁まで投げ飛ばされました!

千春:シオリもちょっと巻き込まれてね(笑)。

一同:(笑)。

伊藤:お姉ちゃんたちはきっと、そこまでしないと届かないだろうから……。

千春:止められなかったよね。トワが不器用なように他のみんなも不器用だから。

小林:それでもみんなトワが好きなのがね。

千春:おそらく他のみんなも、こうなった原因が何かあることは理解していると思うんです。きっと今までもトワは、こういう感じで相談せずに何かすることがあったんじゃないかなと思います。

──そして最後に、第9話以降の見どころについてもお教えください。

結川:とにかくシイナとトワにはちゃんと話し合ってもらいたいです。私たちはお互いこういう過去があって、こういう想いをしてきた……だから今はこうしたい。そういうところをちゃんと理解しあえたのなら、きっと分かり合えるはずなんです。

そこをふたりがどうにか知ることができたその時、同じ方向を向くのか別々の道を生きるのかも見えてくるんじゃないかなと。だからこそ、まずはお互いの本当の気持ちを知る機会が訪れることを願っています。

千春:残された魔人狩りチームとしても……。

伊藤:トワさんと対話を……。

小林:対話をどうか……。

青木:対話をする機会が欲しいなと……!!

伊藤:私たち4人の方も手段を選んでいられなくなったからか、EXCEEDSの方に出頭してトワを救うために動き出していましたしね。

千春:みんな気持ちや信念がもうずっと一緒で、真っ直ぐだからね。

青木:必死になっているアオイの姿が本当に痛切なので、あのシーンはかなり好きでした。アオイだけじゃなくみんな必死に訴えていましたし。

小林:みんなが想いをぶつけて、感情をぶつけて、ここからもうどんどんドラマチックな展開になっていくからね。

伊藤:ぜひお楽しみに!

──ありがとうございました。

 

作品情報

魔法少女リリカルなのは EXCEEDS Gun Blaze Vengeance

あらすじ

30年前に現れた未知の「侵略性外来生物」によって、世界は一度滅びかけた。
人類とその生物「侵略種」は互いに生活圏を争い、
現在はかろうじて人類の安全が確保されているものの、世界はいつ滅びてもおかしくない。
人々は死と滅びを恐れながら、危険や災害から目を逸らすように日常を生きている。
そんな世界の中、国連危険生物調査機関「EXCEEDS」は、侵略種による危機と災害を退けるために活動を開始した。
物語のはじまりは極東の島国「瑞穂」。
離島で暮らす、侵略種駆除ハンターの少女・久瀬シイナ。
たったひとりの家族である妹セツナと静かに暮らすことを望むシイナに訪れる事件とは――?

キャスト

久瀬シイナ:橘杏咲
夜海トワ:結川あさき
高町なのは:田村ゆかり
フェイト・T・ハラオウン:水樹奈々
八神はやて:植田佳奈
八神リイン:ゆかな
ルーク・アンダーソン:川原慶久
久瀬セツナ:日高里菜
相沢シオリ:千春
喜多森ユーナ:小林愛香
新名アオイ:伊藤彩沙
古寺ユズ:青木陽菜
篠宮マナ:上坂すみれ
蔵木エイジ:矢田悠祐
レイジングハート:緒方佑奈
バルディッシュ:佐藤聴成
炎の少女(日渡ナツキ):前島亜美

(C)NANOHA EXCEEDS PROJECT

 

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