
「片田舎のおっさん、剣聖になるII」キャスト連載インタビュー第4回!スレナ・リサンデラ役 上田瞳さん|「ベリル先生とモルデアさんとの戦い、その収録を生で見られたことは私にとっても凄く大きな出来事でした」
平田さんが作ってくれた作品の空気感
── 第二期の収録現場はいかがでしたか?
上田:第一期の収録は朝から昼までだったので、次の現場がある方もおられて中々揃ってご飯に行く機会がありませんでした。いい意味での緊張感はありましたが、だからと言って過度に緊張しなくても良い雰囲気だったのは、平田さんが柔らかい空気を作ってくださったからだと思っています。
第一期と第二期の間で何回か飲み会があり、後はアフレコが終わってから先行上映会があったので、あのタイミングでより仲良くなれた気がしています。そういった関係性ができあがってからの収録になったので、第二期ではより雑談する機会が増えました。
私も大先輩の平田さんを前に緊張していましたが、本当に第一期の頃から凄く優しかったんですよ。例えば「この写真面白くないですか?」とお見せしたら、「ああ、可愛いね!」って言ってくださったりして。こちらから話しかけると、いっぱい返してくれる先輩だったんです。
第二期の収録に入ってから、奈央ちゃんと平田さんがおしゃべりしているところを見かけまして。何の話だろうと思って「飲み会の話ですか?」と尋ねたらそのまま飲み会が開催されることに……なんてこともあったぐらいです。そういう空気になれたのは、やっぱり第一期からの積み重ねがあったからなのかなって。
── 第一期のラジオの時も弟子キャストのみなさんとのトークで柔らかい雰囲気でした。
上田:作品を背負ったラジオで生配信ということで、私としてもめちゃくちゃ緊張していました。けれど、あの時に平田さんと生配信の緊張感を一緒に乗り越えたことで、少し距離が縮まったような気がしています。
平田さんは紳士なので女性キャストを名字で呼び捨てにすることを気にしておられ「上田ちゃん」と呼んでもらうことになったのですが、配信中に気が付いたら「上田」と呼び捨てにしてくださっていて私的には凄く嬉しかったです。
── 対する平田さんも「平田」と呼び捨てするよう求めていたところは面白かったです。
上田:結局私の方からは呼べませんでした……。もし第二期のラジオ配信で呼んでいただけるのなら……とは思っていて、その時にもう少しだけ踏み込めたらなと。平田さんは本当にお優しい方なので、もし粗相があってもきっと帰りに謝ったら許してくださる……かなと。
── やっぱり収録でもイベントやラジオでも、平田さんがこの作品の空気を作ってくださっているんですね。
上田:そうなんです。自分はという前置きが付くのですが、最近だとありがたいことに同世代前後の方とお仕事をする機会が増えています。だけど、キャリアを積み重ねた先輩方とご一緒する機会は中々ないので、この『おっさん剣聖』のように一番にマイク前に立ってくださる方が大先輩という現場は本当に勉強になりました。
この後放送になる第9話のあるシーンなのですが、ベリル先生がアリューシアの呼びかけに対して「あぁ」と呟いて返事をするんです。そのたった二文字の呟きに込められた情報量が凄すぎて、これは平田さんがベリル先生としてマイク前に立っているからこそ出た台詞なのだなと思っていました。ぜひ楽しみにしていてください!
── 第二期のここまでの物語を振り返った感想もお願いします。
上田:ベリル先生とモルデアさんとの戦い、その収録を生で見られたことは私にとっても凄く大きな出来事でした。言葉はなくとも魅せる美学……とでも言えばいいのでしょうか。あのエピソードが最終話ではなく第二期の折り返し地点に来るなんて、本当に物凄い驚きがありましたね。あそこが最終話でも不思議じゃないと思うぐらいなのですが、最終話は最終話でまた熱い展開が待っていますので期待していただければなと。
── 平田さんと内田さんが真っ向からぶつかりあう掛け合いを間近で見られていたというのは、羨ましく思うファンの方もおられるはずです。
上田:ベリル先生とモルデアさんの戦闘シーンの前に、アリューシアとスレナがサシ飲みするシーンが入っていたと思います。モルデアさんの強さをアリューシアとスレナは見たことがない……だからこそあのベリル先生が勝てないと謙遜するなんて、モルデアさんはどれだけの強さなのかと想像するんです。
その流れからベリル先生とモルデアさんの戦いに入っていくので、今思い返すとあのサシ飲みはそこまでの橋渡しになっていたなと思っています。あそこをこの後の布石にするべくなのか、空気を変えるお芝居がほしいとディレクションがあったぐらいですし。
そこから奈央ちゃんも私も合点がいって、求められているディレクション通りのお芝居を凄く気持ちよくできた感覚がありました。鹿住朗生監督たちがどう思っていたのかまではわからないのですが、あの戦いを盛り上げるために一役買えていたら嬉しいです。
殺陣の部分については、第二期の先行上映会でフィッセル役の矢野妃菜喜ちゃんが言っていたように、アドリブで息を入れすぎてしまうと弱く聴こえてしまうという考えが私たちの中にはあって。力は入っているけれど入っていないような状態が、おそらく息が少ないということだと思っていたんです。
だけどモルデア役の内田直哉さんは、むしろ力を入れない方がカッコいいとおっしゃっていた気がします。それに加えて、息のアドリブを入れていたとしても弱く聴こえないしカッコいいんだということも、お芝居で見せてくださったんです。
声だけなのにアフレコ現場でも背中から強者のオーラが溢れていましたし、これはきっと芸歴と研鑽を重ね続けなきゃ出せないものなんだろうな……と凄すぎるものを目の当たりにした時の感覚を覚えていました。
── ベリルとモルデアの戦いの橋渡しを作品的にも務めたとのことですが、第二期でのアリューシアとの掛け合いの部分はいかがでしたか?
上田:スレナはやっぱり面倒見がいいなと。ベリル先生の弟子たちはそれぞれのジャンルで最強の子たちですが、そんな最強同士だからこそスレナはアリューシアに対してだけは幼い反応になってしまう。そうでないと整合性がとれないぐらい、台本をチェックしていくとスレナってめちゃくちゃしっかりしているんです。
犬猿の仲ではあるのですが、私は互いに心を許しあっている間柄だからこそああいった言い合いになるのかなという見方をしていて、そんなふたりがお酒を飲みながら会話しているのは凄く感慨深かったです。
このふたりでも落ち着いて喋れるんだっていう驚きもありましたし、スレナとしては強気で行きたかったけれども、それ以上にアリューシアがベリルに会えないことで荒れていて、仕方なくフォローに回っていたような印象もあります。
ただ、そんなスレナにアリューシアが気づかず、結局いつも通りのにぎやかさになったので、きっとこのふたりの関係性は変わらないんだろうなっていうことも見えたのかなと。
── ありがとうございます。また、今回の記事は第8話放送後掲載となりますので、スレナの活躍も踏まえて第二期終盤の見どころもお教えいただけますか?
上田:第一期の終盤でスレナは「晴れの席をこの目で見られないのは残念です。しばらく仕事で首都を離れますが、戻ったらぜひお祝いさせてください」と語っていたと思います。そうやって先生への恩返しを決意しているスレナが、この第二期でその想いを果たせるのかどうか。そして、アリューシアとはまた違った弟子としてのあり方を、きっとこの先の物語で見せてくれると思っています。
── 最後に今後の放送に期待している視聴者さんへのメッセージをお願いします。
上田:第二期も楽しんでくださって本当にありがとうございます。物語が進むごとにシリアス度が深まっていますが、もしかしたらこの先はスレナも絡んでくるかもしれません。彼女のカッコいい一面も出てくるかもしれないので、ぜひ楽しみにしていてくださると嬉しいです。そして、ベリル先生が自分の中の疑問にどのような答えを出していくのかも期待していてください。引き続きよろしくお願いします!
『片田舎のおっさん、剣聖になるII』作品情報

放送・配信情報
7月8日(水)よりテレビ朝日系全国ネット“IMAnimation W”枠、BS朝日、AT-Xにて放送中!
Prime Videoにて7月9日(木)より 世界独占配信中!
放送情報
テレビ朝日系全国ネット:7月8日より 毎週水曜 よる11時45分~ “IMAnimation W”枠(※一部地域を除く)
AT-X:7月9日より 毎週木曜 よる11時〜
【リピート放送】毎週月曜 午前11時~/毎週水曜 午後5時~
BS朝日:7月12日より 毎週日曜 よる11時30分~
配信情報
Prime Videoにて7月9日(木)より 毎週木曜 午前0時15分~ 世界独占配信!
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※放送・配信日時は変更になる場合がございます。
スタッフ
原作:佐賀崎しげる・鍋島テツヒロ(SQEXノベル/スクウェア・エニックス刊)
監督:鹿住朗生
シリーズ構成:岡田邦彦
キャラクターデザイン・総作画監督:早坂皐月
副監督:古我望/川島勝
コンセプトデザイン:島すずめ/夢野れい
色彩設計:鈴木咲絵
美術監督:山下泰希
撮影監督:池田健一
3Dアニメ―ション制作 :YAMATOWORKS
編集:丹彩子
音響監督:ひらさわひさよし/松尾崇宏
音楽:高梨康治
アニメーション制作:パッショーネ×ハヤブサフィルム
プロデュース:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
キャスト
ベリル・ガーデナント:平田広明
アリューシア・シトラス:東山奈央
スレナ・リサンデラ:上田瞳
クルニ・クルーシエル:広瀬ゆうき
フィッセル・ハーベラー:矢野妃菜喜
ミュイ・フレイア:仲田ありさ
ルーシー・ダイアモンド:斎藤千和
ヘンブリッツ・ドラウト:石川界人
モルデア・ガーデナント:内田直哉
ウォーレン・フルームヴェルク:小野賢章
シュステ・フルームヴェルク:上坂すみれ
ハノイ・クレッサ:近藤隆
クリウ・ライバーク:峯田大夢
プリム:内田愛美
モーリス・パシューシカ:家中宏
主題歌
オープニング主題歌「クレナイノハ」ユニコーン
エンディング主題歌「未完成」BLUE ENCOUNT
第二期イントロダクション
片田舎の剣術師範ベリル・ガーデナント。
彼はいまや騎士団の特別指南役として、そして孤児の後見人として、首都での日々に馴染みつつあった。
しかし、取り巻く環境はベリルに安穏を許さない。
魔術の学究に勤しむ教育機関で。
乗り越えるべき壁がそびえる故郷で。
国境を臨む辺境伯領で。
策謀渦巻く異国の地で。
ベリルは剣士として、ひとりの人間として、
避けることのできない新たな戦いに立ち向かう──



































