
アニメ『レッツゴー怪奇組』畠中 祐さん(主人公役)×青木瑠璃子さん(メチャ子役)インタビュー|"怖い"より"笑える"!? カオスすぎるアフレコ現場を振り返る
TVアニメ『レッツゴー怪奇組』が、TBS系全国28局ネットにて毎週日曜日午後4時30分から好評放送中です。
ビュー先生による漫画を原作とする本作は、異常なまでにお化けを怖がる男子高生である主人公と、人々を脅かし慌てふためかせる事をなりわいとする“怪奇組”の組長であるが、人を怖がらせるのが不得手なメチャ子を中心に繰り広げられるギャグホラー。独特過ぎる怪奇ギャグドラマは、ほかにはない面白さにあふれています。
そんな本作のアニメ化を記念して、アニメイトタイムズではメインキャストである畠中 祐さん(主人公役)と青木瑠璃子さん(メチャ子役)にインタビュー。本作の内容はもちろん、第1話に登場したふんどしの化身(CV.檜山修之)のことから、全世界の小学生が喜ぶあの言葉にまで話題が膨らみました。普段のインタビューでは聞けないようなトークをぜひお楽しみください!
主人公の「ハーーッ!!」はかなりのバリエーションがあります
──畠中さんは原作について「電車の中でところ構わず声出して笑っちまって」と公式サイトのコメントに書かれていました。それぐらい面白かったとのことですが、改めて原作の印象をお聞かせください。
主人公役・畠中 祐さん(以下、畠中):シンプルに面白いと心から思いました。物語性もあるし、最後の方にはドラマチックといいますか、ほっこりしたりキュンとしたりもあって、魅力の高い作品だなと。
──冒頭の方はWebメディア「オモコロ」で無料公開されていますので、気軽に読んでもらえる作品ですよね。青木さんはいかがですか?
メチャ子役・青木瑠璃子さん(以下、青木):そうですね。あまり読んだことのないテイストで、どういう風に受け止めたらいいんだろう……と思ったのが最初の印象です。でも、レトロ感といいますか、ちょっと昔の感じもある作風がすごくいいなと思いました。
──そんな本作が今回アニメ化されて、どういうところを期待していますか?
畠中:映像になっても漫画の勢いや独特感を損なうことなく、むしろ掛け合いの中でもっと跳ねていったらいいなと。でも、アフレコでの楽しさは映像にのってくれるでしょうし、臨場感そのままに届けられたのではと思います。
青木:展開のスピード感はアフレコの時点ですごくありましたからね。私の役はそこまででもないですが、皆さんすごくノリノリで尺とか関係なく激しいアクションをやられていて、ここに演出や音楽が加わったらもっともっと面白くなるだろうなって期待感がありました。
──そのノリや勢いを一番体現しているのが主人公です。主人公は名前があるわけではなく“主人公”なんですよね?
畠中:はい。主人公です。こんなに主人公って言えるのはなかなかないですよね。「僕が主人公です」って(笑)。
──演じる上では、どのようなアプローチで役作りをしたのでしょうか?
畠中:役作りをする上で、「このぐらいの幼少期からお化けが怖くなったんだな……」とかいろいろ組み立てはしてみたものの、あまり意味をなさないというか。とにかく現場の空気感や勢いで変わっていくんです。でも、基本的に“チャラチャラしないこと”は意識して、相手との距離感があまり近くなりすぎないようにしました。人や妖怪との距離感で彼のキャラクターが定まっていったかなと思います。彼は全てに対してすごく真面目に向き合う奴で、多少頑固なところもありますが、それによって妖怪の心を動かす瞬間も結構あるんです。なので、そこは曲げない芯としてあり続けました。あとは怖がる。ひたすら怖いものは怖いんだと叫ぶことですね。
──叫びでいえば、主人公の「ハーーッ!!」という悲鳴が独特です。ここはどのように表現したのか教えてください。いろいろやってみたのでしょうか?
畠中:いろいろやってみましたし、独特なディレクションがたくさん飛んできたので、僕はひたすらそれに応えていっただけです。
──例えば、どんなディレクションが?
畠中:思いっきり叫ぶ「ハーーッ!!」とか、「もっと息を漏らして」とか、逆に叫ばずに引っ込めるというか「息を吸いながら叫んで」とか。なにそれ?みたいな感じのディレクションもありました。
──息を吸いながら叫ぶのは、引き笑いみたいな感じですかね?
畠中:そうそう。それの激しいバージョンみたいな感じです。とにかくいろんなレパートリーを求められました。
──話数によってどんな悲鳴が出てくるのかも楽しめそうですね。
畠中:そうですね。かなりのバリエーションがあると思います。漫画では何ページかに渡って叫び続けるところもあり、そういうのもちゃんとアニメで表現されているので、お楽しみに!って感じです。
ふんどしの「ぬくさ」と「ウンコ」トークで盛り上がる
──そんな主人公との掛け合いも楽しみなのが青木さん演じるメチャ子です。こちらはどのような役作りをして臨んだのでしょうか?
青木:メチャ子は、考えていることがあまり表に出ない子です。例えば主人公なら最初に「怖いものが苦手な青年」みたいな出自が語られるじゃないですか。でも、メチャ子は急に出てきた、人なのかもよくわからない女の子なので、演技的にもどうしようと思いました。原作の最後の方にはいろいろな悩みとか出てきますが、最初はそこまでわからないじゃないですか。わからないなら演技にも出さない方がいいし、でも本人の中には最初から悩みとかあるし……とかいろいろ考えましたけど、最終的には“全部忘れて”やりました(笑)。
──あれこれ考えずに向き合ったと。
青木:考えた上でいったん忘れようと思って。目の前の“シビン(尿瓶)”と向き合うことにしました(笑)。
畠中:いや、シビンじゃないだろ!(笑)
青木:その方がいいだろうと思って、そういうことになりました。
──シビンもそうですし、作中にはちょっとした下ネタというか、いわゆる小学生が喜びそうな物や言葉が結構出てきますよね。
青木:私も小学生が喜ぶ下ネタは好きなので、嬉しいです。
畠中:何の告白ですか(笑)。
青木:このくらいがちょうどいいなと思って。ふんどしさん(第1話に登場する“ふんどしの化身”)の股間を思いっきり触って、感想が「ぬくい」なんだもん。そこがいいなと(笑)。
畠中:ふんどしを触っているんですから。
青木:そうですけど、ふんどしの向こう側の感想もあってしかるべきじゃないですか。
畠中:いやいやいや。
青木:それが「ぬくい」なわけだから、人の温かみみたいなものがあるなと。「ぬ」だからですかね。ちょっと柔らかさがあるんですよ。それもいいな、深いなと思って。
畠中:なんか『レッツゴー怪奇組』を嗜んでいらっしゃいますね。
青木:このセリフはどうおっしゃるんだろう?と思っていたんですよ。
畠中:結局、あそこは衝撃的な感じに「ぬくいー!!」としちゃいました。
青木:はっきり「ぬくい」じゃなくて、なんて言ったのかあまりわからないのもいいですよね。
畠中:だって触りたくないですもん。(穏やかな言い方で)「あ、ぬくい」とか、いろいろ考えてはみたんですけど……。
青木:動物だったら、たぶんそっちですよね。でも人(人型の化身)だから。
畠中:そうなんですよ。(演じているのが)檜山修之さんですからね。いや、キャラクターであって檜山さんではないんだけど、檜山さんの声がするお体に触れた時に、やっぱりこうだよなと思って「ぬくいー!!」にしました。
青木:檜山さんっぽさがのっているなって。
畠中:檜山さんと戦う時は檜山さんっぽくなっちゃいますからね。アフレコもほぼバトルシーンみたいな感じになりましたけど、楽しかったです。
青木:その結果、(下ネタも)ちょっとマイルドになったなと思っています。
──放送が深夜ではなく夕方ですからね。子供が見て大笑いしてもらえるものになっているなと思います。
青木:そうそう。私の中の内なる子供は笑っていました。
畠中:これ、戦いだと思うんですよ。昨今はいろんなことに規制がかかって、子供たちに綺麗なものだけを見せるようなこの世の中で、こんなに「ウンコウンコ」言っている作品もなかなかないですし。
青木:禁止される家庭があるんじゃないかって私は期待しています(笑)。禁止されてこそ、みたいな話もあるじゃないですか。箔がつくというか。
畠中:わかります。それでも見て欲しいですよね。見るなと言われても、深夜とかに起きておばあちゃんの部屋の古いテレビで録画したのを見て欲しいです。
──いつの時代も子供たちは「ウンコ」と言うと喜びますからね。あれはなんなのかと。
畠中:やっぱりみんな好きなんだろうなって。
青木:万人に共通しているからだと私は思っています。やっぱり、ウンコしない人っていないじゃないですか。
畠中:別にしないと言ってもいいんですよ?「イチゴしか出ない」でも(笑)。
青木:いやいやいや(笑)。だから、みんな共感できるんだなって。共通言語としてウンコがある。
畠中:世界平和のためにもね。海外の人と喋っても、ウンコの話になるとたぶん一律で盛り上がれると思うんですよ。それって平和なことですから。
──あくまで生理現象ですからね。
畠中:確かに。そういう共感性もあるから、ぜひ見てもらいたいなと思います。

































