![アニメ『令和のダラさん』鈴木理人監督インタビュー[後編]](https://img2.animatetimes.com/2026/09/968d9905f839486dfc5527c2fd61755d6a9a79935304d0_18750642_b5f4a1c8a626ba6138f7c00f9b09a56d5b6fd4cf.jpg)
鈴木監督が最終怪までを振り返る! アフレコブースが盛り上がりを見せた田村さんと津田さんの策略とは?──TVアニメ『令和のダラさん』鈴木理人監督インタビュー[後編]
2026年7月より放送され、先日最終回を迎えた、ともつか治臣先生による漫画を原作としたTVアニメ『令和のダラさん』。
面倒見のいい怪異・ダラさんと三十木谷きょうだいの日常。そこに時折挟まれていく、ダラさんの凄惨な過去。コメディとオカルトを行き来する面白さが、アニメでもしっかりと描かれている本作。
今回、アニメの指揮を執った鈴木理人監督に前後編2回にわたりインタビューを実施。後半となる今回は、最終怪の放送を経て改めて1クールの作業を振り返っていただきつつ、アフレコ時のお話などを伺いました。
前半はこちら
最終怪のアフレコでの田村さんと津田さんの策略
──最終怪の放送が終わりましたが、1クールの作業を終えての率直な感想をお聞かせください。
鈴木理人監督(以下、鈴木):ダラさんと、日向、薫の3人をこの先もずっと見ていたいと思いました。
──本作は、メインキャストのバランスが絶妙だったと思います。あらためて、3人を選んだ決め手のようなものがありましたら教えてください。
鈴木:全員スタジオオーディションは行わずに、デモテープのみで選考させていただきました。ダラさんは大人で人が良さそうなところと、変な言い方ですが、綺麗なだけではなく個性があるお声で行きたいと思っており、田村睦心さんがばっちりはまりました。
日向は少年っぽい声を出せる上で、さらにかっちょいい姉ちゃんにもなれる方を候補に出させていただき、津田美波さんに決定させていただきました。
薫に関しては、デモテープの際、思い描いていた声に近かったので寺澤百花さんに決定とさせていただいてたのですが、実際にアフレコが始まったら、芝居でさらに度肝抜かれました。
──最終怪の放送直後となりますが、最終怪制作時のエピソードがありましたら教えてください。
鈴木:アフレコ時、ダラさんと日向の合体状態の声について津田さんが「日向とダラさんのどっちの声になるんですか?」と質問にいらして、自分からは「ダラさんの声になります」とお答えしたところ、ちょっと残念そうにブースに戻っていき、最初のテストが始まる前に、その内容を田村さんと共有していたんです。
その時のブース内の声は、マイクを通してこちらにも全部聞こえていたんですけど、田村さんが「一緒にやっちゃおうぜ!」と返し、津田さんが「でも、監督に聞いておいて無視するのは……」と言うと、今度は田村さんが「テストだけでも! 怒られたらそんとき!」みたいな感じで、会話が進んでいったんです。
自分としてはそれを止めもせず、音響監督が「どうします?」という顔でこっちを見てきましたが、「やってみて面白ければOK」という感じで、何もツッコまずにテストをしたんです。で、テスト終了後、面白かったので、「そのまま日向とダラさんの声、両方で行きまーす」と返したら、ブース内が大盛り上がりでした(笑)。
また、最終怪としては、この3人はこのあともずっと楽しく過ごしていくというのを想像できる終わり方にしたかったんです。
実はエンディングのアニメーションは、最終怪の絵コンテを完成させてから描き始めたので、最終怪のラストシーンの前後の話と思って描いております。2人がいっつもこんな感じでダラさんのところに行って、遊んでいるんだろうなと想像しながら描き進めていきました。
──姉妹の関係で悲しい過去のあるダラさんが、十郎太との物語や日向と薫きょうだいに救われていくような話に感じました。1クール(13話)で構成するにあたって、どのようなことを考えていましたか?
鈴木:自分が構成をする上で大事にしたかったことはたくさんありますが、いちばんは最終怪の日向のセリフ「ウチ、お姉ちゃんやから」というひと言です。椿と日向の2人の“姉”の違いを感じるとても良いシーンだと思います。日向役を津田さんに決定した理由も、このセリフを言ってもらいたい人というのが、ものすごく大きかったです。
──では最後に、作品ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
鈴木:原作のともつかワールドすべてを出し切れているとは言えないと思いますが、アニメで動いてしゃべって楽しそうな『令和のダラさん』の世界の人たちを見て、楽しんでいただけていれば幸いです。
これからも日向や薫やダラさんのお話は続いていきますし、漫画ではアニメではなかった話もありますので、アニメも楽しんでいただきつつ、漫画も読んで、この世界に入り浸っていただくと、とても楽しいです。
作品情報
あらすじ
怪しげな様相の祠が佇むその場所は、踏み⼊れば祟られ、命を落とすことすらあるという。
その⼭を代々管理する三⼗⽊⾕家に⽣まれた⽇向と薫。
ある嵐の夜、禁忌の地に踏み⼊った⼆⼈は、巨⼤な蛇体を持つ祟り神・屋跨斑(ヤマタギマダラ)に遭遇してしまう――――。
……のだが、⼆⼈は怪異を恐れるどころか「ダラさん」と親しげに呼び、あっさり懐いてしまった!
「わし⼀応、祟り神なんじゃが!?」
怖いもの知らずの⽇向と薫に振り回され、気づけば怪異がツッコミ役に!?
悲しい過去を持つダラさんと⾃由すぎるきょうだいが織りなす、騒がしくもハートフルな⽇々――。
令和が⽣んだ新感覚オカルト&コメディ、いざ開幕!
キャスト
(C)ともつか治臣・KADOKAWA/令和のダラさん製作委員会






![アニメ『令和のダラさん』鈴木理人監督インタビュー[前編]](https://img2.animatetimes.com/2026/09/0683e152014381dc9635ed871433dd8a6a9a7545096987_04626945_b5bbce70722c3834579ddc767c7314b3a9536c38.jpg)






















