
「私もあの場にいたらギャリーに心奪われていたと思います!」『魔入りました!入間くん』アクドル大武闘会編に寄せて、ギャリー役・松岡美里さんインタビュー
TVアニメ『魔入りました!入間くん』第4シリーズで、いよいよ「アクドル大武闘会編」が幕を開ける。数多くのアクドルが集う大舞台に登場するのが、“強欲の歌姫”ギャリーだ。
「欲しいものは必ず手に入れる」と言い切り、くろむへの思いも真正面からぶつけていく彼女を演じる松岡美里さんは、「聞いている人が気持ちいいくらい全力で演じられたら」と収録に臨んだという。
松岡さんが惹かれたギャリーの“ロック”な生き方、くろむとの特別な関係、さらに力強い歌唱や東山奈央さんとの掛け合いまで、これから描かれる「アクドル大武闘会編」の見どころとともに教えてもらった。
「思ったことをそのまま行動に移せる」ギャリーのロックな生き方
──まず、『魔入りました!入間くん』への出演が決まったときのお気持ちと、ギャリーの第一印象を教えてください。
ギャリー役・松岡美里さん(以下、松岡):長くたくさんの方に愛され続けてきた作品ということで、嬉しさももちろんありましたが、同時に身が引き締まる思いでした。
ギャリーを最初に見た時は「なんてかっこいいんだ!」と率直に思いました。彼女のロックで自信溢れる性格にとても憧れ、彼女を通して世界を見ることができたらなんて素敵だろうと心の底から思いました。
──ギャリーについて「生き方が本当にロック」とコメントされていました。松岡さんが特にロックだと感じたのは、彼女のどのような考え方や行動ですか?
松岡:自分がその時思ったことをそのまま行動に移せるところでしょうか。
例えば、チームデビムスの楽屋の扉を破る時でさえも、「その時扉が邪魔だったから」みたいな感じなのかなと思うんです。
イルミに「ブス」と言ったのも本当にブスだと思っているわけじゃなくて、イルミの行動やくろむとの距離感が気に入らなかったからその時思いついた言葉を面と向かって言ったのかなと思いました。
思ったことをそのまま行動するのってとても難しいことだと思うんです。でもそれをずっとしてきた。そうやって生きてきたギャリーが本当にかっこいいです。
──ギャリーは「欲しいものは必ず手に入れる」“強欲の歌姫”でもあります。松岡さんは、彼女の“強欲さ”をどのように捉えていましたか?
松岡:「欲しいものは必ず手に入れる」と彼女は言いますが、これは口だけじゃないのです。手に入れるために血の滲むような努力をします。その努力に裏付けされた自信と発言が本当にカッコよくて素敵だなと思いました。スマートなだけではない、泥臭い部分もある。自分の手で必ず手に入れるという「強欲さ」を持っているのかなと思い、演じさせていただきました。
松岡さんが感じたアクドル大武闘会とギャリーの魅力
──「アクドル大武闘会編」の台本を初めて読んだとき、どのような印象を持ちましたか?
松岡:とにかくたくさんの悪魔がこの大武闘会に参加していて、この世界では国民的なものなんだ……!と改めて感じました。
そんな中で、人の目を気にせず自分の気持ちを思ったままに真っ直ぐ伝えられるギャリーはものすごくかっこいいし、私もあの場にいたらギャリーに心奪われていたと思います!
──「アクドル大武闘会編」では、ギャリーとくろむの因縁や、ギャリーがくろむに向ける強い思いが描かれます。松岡さんは、二人の関係をどのように捉えましたか?
松岡:歪だけど真っ直ぐに思い合っている関係なのかなと思いました。
手に入らないことでずっと追いかけてきてくれるとギャリーのことをとても信じているくろむと、欲しくて欲しくてたまらないからがむしゃらに追いかけ続けるギャリー。これってお互いの信頼関係がないと成り立たないことなのかなと思います。
2人にしかない形で思い合っているのが、特別で尊いなと思いました。
──ギャリーは何にも縛られない自由な人物でありながら、くろむには強いこだわりを見せます。その一見相反するような部分を、どのように解釈しましたか?
松岡:相反するようで、一貫しているようにも感じます。
欲しいものを全て手に入れてきたギャリー。まるで手に入りそうにないくろむを「欲しいものは必ず手に入れる」という信念のもと追いかけているのかなと思いました。
こんなに手に入らなかったのはくろむが初めてで、そんなくろむを追いかけている時間が、ものすごく楽しいのかなとも思っております。
──ギャリーのそうした姿勢を、声のお芝居ではどのように表現しましたか? また、「あたし様」という一人称を発するときに意識したことも教えてください。
松岡:とにかく一旦大きく出してみるようにしました。ギャリーは妥協のない性格なのかなと思うので、聞いている人が気持ちのいいくらい全力で演じられたら嬉しいなと思っておりました。
「あたし様」という一人称ですが、ギャリーという人物を表すのにこれ以上ない一人称なので特に意識せずスルッと言うことができました。あまり普段は聞かない一人称ですが、ギャリーなら言うだろうという説得力がとてもあり、演じていて違和感が全くなく、そう自分を呼ぶのがとても楽しかったです。
──特にエネルギーを使った場面やセリフはありますか?
松岡:くろむへの思いを、過去を含めて語るところです。「ますます愛(ほ)しくなる」というセリフがあるのですが、ここからギャリーの顔がなんとも言えない表情に変わるのです……!
そこまでも自分の気持ちを激しく語っているのですが、その思いは更に加速して、楽しくて仕方ない嬉しくて仕方ないような方向へと変化しているので、ここはものすごくエネルギーを使い演じました。
──体を動かしたり、普段より大きな身ぶりを交えたりすることもあったのでしょうか?
松岡:あまり自分では覚えていません……!(笑) 私は動いていたのでしょうか……? マイク前にいる時はその場を演じることで必死だったのでもしかしたら動いていたかもしれません……!
──第22話では、ギャリーらしい力強い歌唱が描かれます。ギャリーのカリスマ性や、くろむへの思いを歌にどのように込めたか、あらためて教えてください。
松岡:最初の一声で観客の皆さまを圧倒させるという構成になっていたのでそこは意識しました!ここが決まることによって、ギャリーのカリスマ性が表現されるなと感じていました。
なかなか振り向かないくろむを、迫力と激しさで観客ごと無理矢理振り向かせてやろうという気持ちはあったかもしれません!
──普段の松岡さんご自身の歌い方から変えた部分や、「ギャリーとして歌う」ために意識したことはありますか?
松岡:原作を読んでいる方はご存知かもしれませんが、ギャリーは同じ曲を2度と歌わず、即興で歌を披露してしまうとんでもない才能の持ち主です。レコーディングの事前に仮歌はもちろんいただいたのですが、現場ではきっといろんな部分を改変しながら歌うんだろうと覚悟して臨みました。本当は自分から提案できれば……! と思っていたのですが、私にはギャリーのような才能はなく……(笑)。
即興でロックを歌うことがどれだけ凄いことかを、身をもって体験させていただきました……!(笑)
































