
『薬屋のひとりごと』第3期 舞台挨拶付き先⾏上映会レポート|物語も第3期に入り、アフレコ現場にも少しだけ変化が……!?
シリーズ全世界累計が5,700万部を超えた著者・日向夏先生、イラスト・しのとうこ先生による小説『薬屋のひとりごと』(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)。そのTVアニメ第3期が、2026年10月2日(金)より放送開始となります。
9月27日(日)にはTOHOシネマズ六本木で第1話と第2話の先行上映会が行われ、上映後には猫猫役の悠木碧さん、壬氏役の大塚剛央さん、馬閃役の橘⿓丸さん、趙迂役の藤原夏海さんが登壇する舞台挨拶が実施。また新たな展開を見せる第3期について、その見どころやアフレコ現場での裏話が披露されていきました。本稿ではそのレポートをお届けします。
なお、第2話まで上映された後の舞台挨拶となりますので、まだ放送・配信をご覧になっておられない方はネタバレが含まれます。視聴するまで何も情報を入れたくないという方は、その点だけ御承知いただけますと幸いです。
第3期ではアフレコ現場の雰囲気にも少し変化が
会場に集まったファンのみなさんへのご挨拶を済ませたところで、まずは声優陣に第3期放送開始にあたっての心境を伺うことに。悠木さんはこれまでの道筋を振り返りつつワクワクしていること、大塚さんは第2期までの熱量が地続きのまま新たな物語が紡がれる喜びを明かしてくれました。
橘さんは本作の上映会に初登壇だそうで、ファンのみなさんの熱量を目の当たりにして心が踊ると一言。藤原さんは本作のイベント自体に初登壇となっており、緊張はありつつもファンのみなさんの前で作品について話せると嬉しそうな表情を覗かせました。
そんな第3期のアフレコは現在折り返しだそうで、現場の雰囲気は和気藹々としている模様。橘さんは盛大に台詞を噛んでしまうこともあったそうですが、悠木さんの現場の雰囲気作りが上手でかなり助けられていたのだとか。
悠木さんと大塚さんからは、第3期はこれまでのアフレコ現場と少し雰囲気が変わっていた点に触れられました。舞台を後宮から市井に移すにあたって、男性キャストが増えているとのこと。また、作品が大きな人気を獲得したことから、プレッシャーを感じつつ新たに出演される方もおられたのだとか。
続いて第3期で猫猫と壬氏が立ち向かう問題が話題に。猫猫だけではどうにもならない問題が出てくるからこそふたりで協力して立ち向かう必要があるそうですが、第3期ではふたりが一緒にいるシーンが少なく会うなら壬氏のほうからアクションを起こす必要があるようで……!?
趙迂や馬閃のキャラクター性や役作りも掘り下げ
猫猫と趙迂の関係性について問われる一幕では、藤原さんが姉弟のようなイメージになってきていると述べました。当初からそういったイメージはあったものの、この第3期になってより趙迂の人懐っこさが増しているそうです。また、趙迂の悪ガキ感は猫猫のツッコミがあってこそのものだそうですが、反対に趙迂が猫猫にツッコミを入れるようなこともこの先はあるのだとか。
そんなふたりの関係性も見どころになりそうですが、趙迂の役作りに関しては響迂の時はシビアな環境を考慮に入れていたそう。趙迂でもそれは抱えつつも記憶がなくなっていることから、彼が本来持っている子供らしさや無邪気さを色濃く演じるようにしていたそうです。
お次は橘さん演じる馬閃が話題の中心に。壬氏の補佐兼護衛というキャラクターですが、大塚さんは経験不足な感は否めないものの、実直で彼なりに頑張っていることは理解できると語ってくれました。
橘さんは馬閃について、真っすぐに思ったままに行動してその上で周囲に迷惑をかけてしまうと少し申し訳なさそうな様子。今回も壬氏のために行動するそうですが、そうやって何かしなきゃと焦ってやっぱり空回りしてしまうとのこと。
そこが愛される所以なのはもちろんですが、第3期での壬氏と馬閃は真面目な話だけでなく、互いの心の内を語り合うような瞬間もあるようです。橘さんは演じていて新たな一面が垣間見えたそうで、壬氏と馬閃のお互いに真面目だけど方向性が違い、ボタンを掛け違うような面白い関係性が第3期でも見られることを期待させてくれました。
馬閃の役作りに関しては、この第3期から猫猫との関係値を洗いなおしたことを明かしました。ここまでの物語を踏まえつつ第1期から継続していた猫猫への嫌悪感を一度出してみたところ、もういらないとディレクションがありそこからフラットな関係性のお芝居にしているようです。
悠木さんは猫猫と馬閃の関係性について、文系と体育会系がぶつかるようなイメージだと例えてくれました。目指しているところは同じでも考え方が異なっており、そんなふたりが壬氏をどういう視点で見ているのかもみどころになるのだとか。
猫猫の歌う子守歌……その収録の裏側とは
その後はこの第3期から本格的な活躍を見せることを期待させる羅半や陸孫、白娘々といった声優陣それぞれの注目キャラクターに触れていき、原作からのファンのみなさんが期待しているであろう猫猫が壬氏に子守歌を歌うシーンを掘り下げることに。
悠木さんは完全に仕事だと割り切って猫猫として収録に臨み、台詞のテンポや声のトーンといった技術的な部分を意識していたと語りました。しかし、完成した映像を自分自身としてチェックした時は、猫猫と壬氏のプアトニックすぎる関係性に照れくささを覚えたそう。
猫猫自身としても歌が下手だよというところから始まって、それでも壬氏が眠れるようにはしなければならない。しかもはたしょう二音響監督からこのシーンは歌だけで聴かせるつもりだと事前に相談を受けており、収録の時は多かれ少なかれプレッシャーもあった様子。
すると大塚さんから、壬氏的には歌が下手だろうが何だろうがおそらく歌ってくれればそれでよく、なんなら側にいてくれれば何でも良かったのではないかとの話が。悠木さんは甘くしすぎても現状のふたりの関係性を考えると違うという印象があったので、このシーンの甘さとほろ苦さの塩梅には苦労していたのだとか。
そんな思わず口角があがってしまうようなもどかしい猫猫と壬氏について橘さんと藤原さんにもご意見を伺ったほか、先行上映会時点でもう映像が見られたヨルシカによるオープニング「雲を抜け風下へ私だけ」やEveによるエンディング「AIYOU」についても語ってそろそろイベント終了の時間。
大塚さんは第3期は大きな目標がありつつ、そこに向かって積み上げていく小さな謎や本作ならではの魅力がたくさん見られていくとコメント。悠木さんは触れるたびに凄い原作なのだと実感すると話しつつ、これまで登場したキャラクターも新たに登場するキャラクターも含めて、みんなで大きな謎を解き明かしていくことを期待させてくれました。
いよいよ10月2日(土)から放送開始となる本作。第2期まで追いかけ続けて来た方はもちろんですが、これからシリーズに触れる方もぜひこの機会にご覧になってみてはいかがでしょうか。
作品情報
あらすじ
一方、本来の身分・皇弟であることを明かし、その責務に向き合い始めた壬氏は、楼蘭から最後に託された≪国を襲う災害の予兆≫に頭を
悩ませていた。さらにそこへ、人々を惑わす謎の仙女の噂も飛び交いはじめ、茘国にはふたたび影が落ち始めていた。
物語の舞台は後宮から市井、さらに隣国へと広がり、猫猫と壬氏には新たなる試練が待ち受ける。
キャスト
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会





























