
「この作品におけるターニングポイントのような回でもあると思うんです」──アニメ『うちの弟どもがすみません』第17話放送後:大空直美(成田糸 役)インタビュー
新米長女と個性豊かな弟4人とのにぎやかな毎日が織りなす、スイートホームラブコメ、TVアニメ『うちの弟どもがすみません』。2クール目へ突入し、毎週ドキドキが止まらない物語が展開されています。
インタビュー連載 第17話後は、成田糸役の大空直美さんが登場です。第17話で、柊の糸への思い、そして源への思い。源と言い合いになった柊は、体育祭の騎馬戦で「俺が勝ったら、いう事をひとつ聞いてほしい」と、源に勝負を仕掛ける。そんな柊に、糸は何を思うのか。糸を演じる大空さんならではの視点でお話しいただきました。
キツくも印象的だった告白シーン
──第14話で源に告白した糸ですが、第15話の観覧車内で正式に断られてしまいました。このシーンの思い出はありますか?
成田糸役 大空直美さん(以下、大空):私は「印象的なシーンはどこですか?」と聞かれたら、真っ先に観覧車のシーンを挙げるくらい印象に残っています。糸ちゃんにとって告白って、めちゃくちゃ大きな出来事なんですよね。
恋する乙女の気持ちの不安定さのマックスピークみたいなところだと思うんです。告白する前から、うまくいったときのことを考えたり、うまくいかなくて、家から追い出されちゃうんじゃないかというネガティブな妄想とか、ぐるぐるぐるぐる考えてしまう。
それでも気持ちが溢れて告白をして、そのあと、観覧車に一緒に乗って、本当にドギマギしている。あのときの緊張感といったら……。
──すごいですよね。
大空:告白の答えを待っているときの女子の緊張感はやっぱりすごいですよ! どうしたって期待しちゃうし、良いほうに向かってほしいじゃないですか! そんなもどかしさの中で、源は断ってしまうんですけど、その断る言葉のひとつひとつを、源はとても誠実に伝えてくれて。
だから、ショックだし傷ついたけれど、何だか温かい気持ちにもなったというか……。源の素敵なところだなと思いました。ちゃんと向き合って考えてくれたんだというのが、増田さんのお芝居も相まって伝わってきたので、何だかとても良い恋だなと思って印象的だったんです。フラれたことはすごくキツかったけど……。
──たしかに、誠実でしたね。
大空:もしかして糸ちゃんのことを好きなんじゃないかと思わせる描写もたくさんあったから、どうしたって期待しちゃいますよね。でも、源なりに誠実に向き合って答えを伝えてくれたので、このときはショックでしたけど、源らしかったです。
──でも、最後のこけしはひどくないですか?
大空:ひどい! 一貫してこけしだと思っているから、そこはブレないですよね(笑)。
──そして第17話は、柊とのエピソードでもありました。
大空:第17話も、とっても印象深い回だと思っています。やっぱり柊くんが糸ちゃんへの気持ちを自覚する、この作品におけるターニングポイントのような回でもあると思うんです。
こむぎさんとの会話の中で、柊くんが自分の恋心に気づくんですが、そのときに、どうやったら糸に振り向いてもらえるのかを「略奪愛」で検索するとか(笑)、恋したときの男の子の可愛らしい行動に胸がキュンとしましたし、愛おしい気持ちになりました。
ここから体育祭が始まっていくんですけれど、源と柊が対立し、勝負を挑む柊くんがすごいんですよね。スポーツがバリバリできてゴリラとも言われている源と向き合って、真剣に勝負しようとする柊くんの男気というか。
最初はお部屋に閉じこもっていて、自分の世界で生きていた柊くんだけど、部屋から出て、こむぎさんとも仲良くなって、糸ちゃんに恋をする。ほんとに柊くんの成長が、すごくすごく丁寧に描かれていて、ずっとこの物語を見守っていた身としては、嬉しい気持ちと、柊くんに対して愛おしい気持ちが込み上げてきたので、私自身も大好きな回なんです。
──源と柊の言い合いをアフレコで見てどうでしたか?
大空:私も一緒に参加していたんですけど、2人とも喧嘩の理由は糸ちゃんに話せないじゃないですか。だから、理由もわからなくてヤキモキしている糸ちゃんを演じていたんです。2人が頑なに理由を言わないから、糸ちゃんはすごく不甲斐ないみたいな寂しい気持ちもあったと思います。
私としては、2人のお芝居がすごく真剣だったので、2人の気持ちが伝わってきたし、改めて柊くんはすごいなと思いました。柊くんは、源にキッチンのあたりだったかな、「なんでそういうことばっか言うの? なんで俺だけじゃなくお姉ちゃんのことまた傷つけるの?」て言ってくれたのが、カッコ良かったんですよね。
──でも、後半の喧嘩のシーンでは、喧嘩するなら外でやれと言っていましたけどね(笑)。
大空:言ってましたね(笑)。糸はお姉ちゃんとして、家族の中のピリピリした空気をなんとかしようと思っていたのだと思います。
でも、ちゃんと自分の思いを伝えられる柊くんはカッコいいです。とにかく第17話は柊くんがカッコいいんですよ。糸役ではありますけど、私個人としては、ちょっと柊くんを応援したくなっちゃいましたね(笑)。
「恋っていいな」と思った柊のセリフ
──第17話で、印象に残っているシーンはありましたか?
大空:私が個人的にすごくかわいいなと思ったのは、糸ちゃんがパン食い競争の練習をしているところ(笑)。あそこは柊くんと同じ気持ちになりました。いつも一生懸命でかわいいんですよね、糸って。そこでの柊くんの「一生推したい」という言葉を聞いて、恋っていいなと思っちゃいました。
あと大好きなのは、源がゴリラばりの覇気を見せるシーンで、音響監督本山 哲さんが、増田さんに「ゴリラっぽい息をください」と言ったときに増田さんが「わかりました」と言って、一発でゴリラを提供されていたのが、すごくシビれました。増田さんの中でもゴリラというのは、とても大事にしてる部分だと思うので、流石だな!と思いました。
──柊は源に騎馬戦で「俺が勝ったら、いう事をひとつ聞いてほしい」と言って、勝負を仕掛けます。いよいよ騎馬戦が始まりますが、第18話での勝負の行方が気になりますね。
大空:第17話は、私の一番好きな話数と言っても過言ではない第18話に繋がる、とっても大事な回なんですよね!
本当に2人とも心の優しい良い子たちだから、こればっかりは見守るしかできないんですが、「ぶつかり合う想い」という第17話のタイトルにもあるように、きょうだいでちゃんとぶつかり合って、想いを伝えることってすごく大事だし、素敵なことだと思います。
源は第16話でも、酷いことを言っていましたからね。「俺たちはなんにもならねえし、これからもなる予定もねえ。一ミリもねえ。百万積まれたってぜっったいにねえ」って。しかも本人の前で!
咄嗟に言っちゃった言葉だとは思うんですけれど、分かっていても糸ちゃんは傷ついていたと思うんです。そこは「ちょっと源、ダメよ」と大空は思いました(笑)。一方で柊くんは、感謝の気持ちとかを素直に言葉にしてくれる子で。泣けちゃいますよね。
こういうときに、お姉ちゃんを庇って「かわいそうだよ。あんなひどい言い方」と言ってくれる、温かい天使のような柊くんがとても素敵だったなと思わせてくれるエピソードだったので、大空としても、柊くんを応援………、いやでも源くんも……。というか、どっちを応援すればいいんですかね? 糸ちゃんと同じ気持ちかもしれません(笑)。
作品情報
〇放送情報
2026年7月3日(金)より毎週金曜24:00~TOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、BS11にて、
ABCテレビは7月8日(水)より 毎週金曜26:45~順次放送!
〇配信情報
7月3日(金)24:00よりdアニメストア・ABEMAにて地上波同時最速配信
7月7日(火)12:00よりその他配信プラットフォームにて順次配信予定
あらすじ
キャスト
(C)オザキアキラ/集英社・「うちの弟どもがすみません」製作委員会






























