ドラマCD『ほんと野獣』よりキャストコメント

ヤクザと警官の究極ロミジュリ愛!! ドラマCD『ほんと野獣』からキャストコメント到着!

山本小鉄子原作/海王社「GUSHコミックス」刊行の『ほんと野獣』のドラマCDが、フィフスアベニューから発売中だ。

『ほんと野獣』は、実直な警察官・上田朝春(CV:中村悠一)が可愛らしい顔をしているヤクザ・後藤田輝(CV:柿原徹也)に告白されたことから始まるストーリー。
ヤクザと警察官という相反する立場ながら、その思いが届くのか――まさに「ロミオとジュリエット」的展開の内容だ。

今回、後藤田輝役の柿原徹也さん、上田朝春役の中村悠一さん、山瀬役の下野紘さんからのキャストコメントをお届けしよう。

■ドラマCD『ほんと野獣』<br>好評発売中 3000円(税込)

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――シナリオを読んでの感想と収録を終えての感想をお願いします。

柿原徹也さん(後藤田輝役):まず先に漫画の方を読ませて頂いたのですが、BL作品というジャンルを置いておいても、普通に楽しくて、面白くて、ストーリーがしっかりしていると思いました。街の交番の警察官とヤクザの若頭ということで、読んでいて続きが気になりましたし、山瀬先輩とか他のキャラクターがどうなっていくのか、もっと読みたいという気持ちになりました。
収録も予想していた通り、和気あいあいと楽しい雰囲気の中で進んでいきました。本当に楽しかったです。

中村悠一さん(上田朝春役):自分のやらせて頂いた役はまっとうにやっていますし、カッキーのやっている輝の方も、別に面白おかしいことを本人がしようとしているわけじゃないんですけど、2人の関係や周りとのバランスがすごくコミカルで「疲れないな」って思いましたね。
僕、普段はシナリオ読んでいる時、大体、疲れちゃうんですよ(笑)。台本に自分の読まないといけない文字がいっぱいあると、読んでいるだけで疲れますね。

(一同笑)

柿原さん:当たり前ですよ(笑)

中村さん:今回はさくっと読んで、いい具合に終わったなと思いました。適度にいい起伏があり、長さも長くなりすぎず…。僕も「ものを書け」って言われて書いている時に、何となく色々なことを補足したくなってきて、後で見るとぐだぐだになってしまうんですけど、そういう所が一切なくて凄いなって思いました。
収録については、凄くスピーディに録って頂いたなと思います。私語をしたり、待っている間に色々考えてみたり、複雑な演出が来てディレクターさんと話しあう…というようなこともなく、スピーディにポンポンと録って頂いたんで、あっという間だったなというのが感想です。

下野紘さん(山瀬役):今回、シナリオと一緒に漫画も読ませて頂きました。この作品自体、若頭や極道、ヤクザが出てくるので激しい感じなのかなと思っていたら、翻弄されるヤクザたちという面があって、面白いなと思いました。その合間合間に出てくる山瀬が本当に「あ、こういう警官絶対いるよね!何か見たことある気がする!」という感じがしました。

柿原さん:それはないっす(笑)

下野さん:自分が山瀬を演じるにあたって、どういう感じでやればいいのかという所を、あまり深く考えないで普通にやればいいんだと思いました。
だから、収録に関しても、とにかく気持ちをほぐすじゃないですけど、犯人が出てきて緊張したりするシーンもあるけれど、山瀬が出てくると小休止みたいな、そういう風なシーンにするためのキャラクターなんだろうなと思ってやりました。個人的に、いかに皆さんに癒しが与えられるかなと台詞を喋りながら思っていました。


――聞き所や力を入れた所はありますか?

柿原さん:輝は若頭で、若くして組長の座を継がなきゃいけないっていう心理に追いやられている男の子です。まだ男として、大人としての考え方とかそういったものが成り立っていない、追い付いていない状況で、色々考えたりするところが多く、背伸びしているところがいっぱいあるんですが、本当は可愛い素直なヤツなんだなと思いました。
可愛い所とイキがる所のバランスをすごく大切にしなきゃいけないキャラクターだなと思ったので、そこを重点的に頑張って表現しようと思い、演じました。

中村さん:聞き所は全体通して聞いて頂かないとわからないところもあるんで難しいんですけど…変態の盗人じゃないですかね。

(一同笑)

中村さん:犯人役のセリフが滑稽で面白いんですよ。何か憎めないなって思うシーンですね。あと、何か面白いセリフがあった…あ!「アキちゃん!」とか(笑)

柿原さん:「ア~キちゃん」っていうやつ?

中村さん:いや、最初に「ア~キちゃん」って入ってくるのは分かるんだけどさ。

柿原さん:あの「来いよ」って俺が言ったところですか?

中村さん:そうそう、「ア…アキちゃん…」って(笑)。お前、ピュアじゃ~ん!みたいな所が憎めない(笑)。漫画を読むとシリアスなんですけど、どことなく憎めない所があるのが、音声として聴いて頂けると面白いかなと思います。

下野さん:確かにちょっとびっくりしたね(笑)

中村さん:演じる上ではですね…上田も無表情なわけじゃなく、色々な顔をするんですけど、その表情を追っかけてお芝居しちゃうと、漫画を読んだ後に音声で聞いた時に、聞かれる方の持つイメージとして、ちょっとオーバーに聞こえることがあったりするんですよね。自分の好きな作品が、アニメになった時とかに見ていて思うんですけど。
だから敢えて、全体にそんなに色をつけないというか、抑揚がないようにしてみました。そういう点では、漫画を読んで普通に演じる役よりは、ちょっと表情が見えにくくなっているかなとは思うんですけど。ただその部分は、モノローグで心情が伝わればいいかなと思ったので、どちらかと言うと脚本に任せたというか、脚本の雰囲気をこわさない様にさせて頂きました。そこが自分なりに演じる上で気をつけた点かな、と思います。

下野さん:聞き所はたくさんあると思うんですが、僕としては、誰かのモノローグとかの裏で流れている何気ない会話部分ですね。それが、最初の方は台本にしっかり書いてあるんですが、その後は各々のアドリブだったりしますんで、是非ともその辺もしっかりと聞いて頂けたらな、と思います。
先程も言いましたけど、山瀬に関しては、とにかく「普通に普通に」という所と、あとは漫画を見て、「きっとこういう風な感じなんだろうな」と思ったことを再現出来るようやったので、そんなに深く色々考えることなく、自然体で出来たんじゃないかなと思います。是非ともその辺を聞いて頂けたらと思います。


――ファンの方へのメッセージをお願いします。

柿原さん:原作を読んだ方もそうでない方も、すっごい楽しめる作品になっていると思います。表情がコロコロ変わる輝、それを優しく見守る上田さん、その間にほんわかした交番の日常が垣間見えたり、ヤクザの世界が垣間見えたり、本当にバラエティ豊かな場面転換が色々あったので、演じている僕たちもすごく楽しめました。きっと聞いて下さる皆様も楽しめる作品になっていると思いますので、たくさんの人に聞いてもらいたいと思います。

中村さん:色々な事件が起きたりしますし、聞き所としての盛り上がりの部分は勿論あるんですけれども、聞き手が変な緊張感を持たずに楽しめるシーンが多かったり、さっきも言ったんですけど、憎めないキャラクターたちばかりなので、そういう所を聞いて頂けたらと思います。気構えなしでリラックスして聞くのが、この作品の一番いいスタイルかなと思いますので、そういう風に楽しんで頂けたら嬉しいです。宜しくお願いします。

下野さん:作品自体、ヤクザものなのかと思いきや、ヤクザものでもないのかな、という雰囲気もありつつ…面白い作品になっております。その中で、上田と輝がどういう風に愛を育んでいくのかというのを、皆さんに存分に聞いて頂き、その中に山瀬もちょっと入れてもらってもいいかな…っていう感じです。宜しくお願いします!


CD■ドラマCD『ほんと野獣』
好評発売中 3,000円(税込)
発売・販売:フィフスアベニュー
ブックレットには描き下ろしショート漫画掲載!

原作:山本小鉄子(海王社「GUSHコミックス」)

<キャスト>
後藤田輝:柿原徹也
上田朝春:中村悠一
山瀬:下野紘
滝米花:三宅健太

(C)山本小鉄子/海王社
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