これは海上のホテル! 「さんふらわあ ふらの」船内見学会レポート

これは海上のホテル! 大洗女子学園の生徒たちも乗ったフェリー「さんふらわあ ふらの」船内見学会フォトレポート

 7月10日に茨城県大洗町で行われた「海の月間イベント」に合わせ、「さんふらわあ 船内見学会」が開催されました。「さんふらわあ」とは、白い船体に大きな太陽が描かれたフェリー。大洗から北海道の苫小牧まで、約18時間かけて乗客と車両を運んでくれます。

 写真のとおり太陽の描かれた特徴的な船体は、誰もが一度は目にしたことがあるはず。この「さんふらわあ ふらの」は、全長192メートル、全幅27メートルの大型船。「護衛艦ちくま」が全長109メートル、全幅13メートルなので、長さも幅も2倍くらいデカい!

▲「さんふらわあ ふらの」は、旅客定員705名、乗用車77台、大型トラック154台。

▲「さんふらわあ ふらの」は、旅客定員705名、乗用車77台、大型トラック154台。

「さんふらわあ」は昔から有名なフェリーですが、『ガールズ&パンツァー』に登場したことにより、さらに知名度が高まりました。大洗港には頻繁に停泊しているので、町に訪れたことがある人はたびたび見かけているでしょう。ただし乗ったことがある人は、過去に行われた北海道行きツアーに参加したファンを除いてほとんどいないはず。誰もが一度は「乗ってみたい!」と思っていたことでしょう。少なくとも筆者はそう思っていました。

 そんなガルパンファンの要望に応えたのかどうかはわかりませんが、「さんふらわあ」を運行する商船三井フェリーは「海の月間イベント」に合わせて船体見学会を開催! 今回は普段めったに見られない、超豪華な「さんふらわあ」内部の様子を聖地巡礼しつつフォトレポートでお届けします。

 開催時刻の30分前にフェリーターミナルに到着したのですが、すでに何十人もの熱狂的なファンと大洗町のみなさんが列を作っていました。取材班も列に並んでワクワクしながら見学会の開始を待ちます。

 ターミナルの1階はチケットカウンターがあり、フロアーの中央に2階の乗船ロビーへと続く階段が。大洗女子学園船舶科の立て看板も展示されていました。

 2階に上がると、停泊する「さんふらわあ」に続く長い通路に大勢のファンが並んでいます。まるで空港のような雰囲気。

 通路からは「さんふらわあ」の姿と大洗の町が見られます。これから北海道に向かうと思しきトレーラーがたくさん駐車してありました。

「さんふらわあ」はカーフェリーなので、乗客入り口とは別に船体の右舷が大きく開口します。車両や荷物を出し入れするのでしょう。

 船内に入ってエスカレーターで第5甲板(Cデッキ)に上がると、広いエントランスホールに到着。この甲板には売店や客室、シアタールームなどがあります。

 エントランスホールの売店には「さんふらわあ」のオリジナルグッズを販売。見学会でも購入可能だったため、大勢の参加者が買い物を楽しんでいました。

 エントランスホールの一画には「マリンシアター」と呼ばれるミニ映画館。長時間の船旅も映画を観ていればスグに終わってしまいそうです。

 まずはひとつめの客室「スタンダードルーム」を見学。二段ベッドが置かれている部屋なので、他人の眼を気にすることなく就寝できます。浴衣とタオルも完備。

 客室の窓からは大洗港に来ていた「護衛艦ちくま」の姿が!

 船内を散策。通路沿いには客室がたくさん。

 ふたつめの客席「カジュアルルーム」は、スタンダードルームと内装は似ていますが、通路の内側にある部屋なので室内に窓はありません。『ガールズ&パンツァー 劇場版』で、カモさんチームが寝ていた部屋。

 エントランスホールの階段を登って、上層階の第6甲板(Bデッキ)へ。

 Bデッキはエコノミールームやデラックスルーム、スイートルームなどの客室と、ゲームコーナー、浴場などがあります。

 ゲームコーナーにはアリクイさんチームも遊んでいた、プライズマシンが設置されていました。

「エコノミールーム」は、65名も入れる大部屋。みんなでワイワイ旅行するときには楽しそう。窓が大きく、外光がたくさん入ってくる明るい部屋でした。ちなみに、『ガールズ&パンツァー 劇場版』のエンディングで、ウサギさんチームが寝ていた部屋です。

 まるで銭湯のような立派な浴室! 「コレ本当にフェリー!?」と思われるかもしれませんが、ホントに「さんふらわあ」の浴場です。太平洋を見ながら入浴できるなんて、考えただけでも気持ちよさそうです。

 浴場にはコインランドリーも完備。さらにビーチチェアーまで置いてあり、海を見ながらリラックスできます。

 Bデッキからは屋外に出られます。ちょうど「護衛艦ちくま」が大洗を出港しているタイミングだったため、大勢のファンが「ちくま」に手を振って見送っていました。

「さんふらわあ」から大洗町を見た景色。遠くまで見渡せます。

 再び船内に戻って客室の見学。「デラックスルーム」の室内は、どこからどう見てもホテル! とても快適そうな部屋でした。窓の外に広がる太平洋を見なければ、ここがカーフェリーだと気づきません。

 船内に1室しか存在しない、最上級グレードの「スイートルーム」に潜入! デカいベッドやソファーがある超豪華な部屋です。もちろん窓からの見晴らしも最高。一度でいいから、こんな部屋で北海道旅行に行ってみたい!

 最上階である第7甲板(Aデッキ)は、レストランと展望ラウンジ、艦橋(ブリッジ)があります。

 今回の見学会は特別に艦橋(ブリッジ)を見学できました。ここは「さんふらわあ」のコントロールルーム。触ったら怒られそうなメカだらけの部屋でしたが、スタッフが常駐していて、アレコレ説明してくれました。

 第7甲板(Aデッキ)のブリッジから見た景色。すべての建物が小さく見えます。

 見晴らしが最高のレストラン。太平洋のどまんなかで食べる食事はどれだけ美味しいのか想像がつきません!

 レストランの入り口には食券販売機が。「朝食」、「昼食」、「夕食」と、わりとザックリしています。

 大洗~苫小牧を就航しているため、北海道限定の「サッポロクラシック生」のビールサーバーが設置されていました。美味くないはずがない……!

 これで見学は終了です。再び通路を通って陸地に戻ります。いつかはこのまま北海道に行きたい! 北海道旅行を企画している読者の方は、「さんふらわあ」を検討してみてはいかがでしょうか?

■さんふらわあ写真ギャラリー

[文・写真:佐藤ポン]

>>商船三井フェリー: さんふらわあで行く、首都圏・北海道の船旅

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