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山下さん、逢坂さん、梅原さんの声優初仕事は?【取材手帳 第2回】

山下大輝さん、逢坂良太さん、梅原裕一郎さんの声優初仕事のお話も! アニメ『トリックスター』第3~4話のおすすめポイントはコレ!【少年探偵団 取材手帳 第2回】

 アニメイトタイムズにて『TRICKSTER-江戸川乱歩「少年探偵団」より-』連載企画がスタート! その名も【少年探偵団 取材手帳】! キャストのみなさんをはじめ、様々な方に行った特別インタビューを連続で掲載していくこの企画。いろいろなお話をうかがいながら、より作品の世界を深めていけるものになっています。

 連載第2回は小林芳雄役の山下大輝さん、花崎健介役の逢坂良太さん、井上了役の梅原裕一郎さんに、第3話と第4話の感想やポイント、そして第5話の見どころをお聞きしました。

 孤独だった小林が花崎と出会い、少年探偵団として活動していくことになる、重要な第3話。そして、ついに怪人二十面相が動き出す第4話。取材手帳の第2ページ目が開かれます。

「心の窓」で見えてくる!? キャラたちの今後の関係性は……?

──第3話はキャラクターたちの関係性が少しずつ見えてきましたね。印象的なシーンやエピソードはありましたか?

小林芳雄役・山下大輝さん(以下、山下):第3話は小林が少年探偵団に入ってからの話なんですけど、探偵バッジをもらってから、初めての依頼だったので、印象的な回になったんじゃないかなと思います。

花崎健介役・逢坂良太さん(以下、逢坂):そうだね。

山下:小林は花崎と一緒にいれば、本当に死ねるんじゃないかって思って終わった2話だったので、3話でも花崎にずっとくっついているわけなんですけど、僕個人としては、小林が花崎と話をするシーンで、「心の窓発言」をした花崎の何とも言えない感じが好きです。


──確かに、あの「心の窓」発言は印象的でした。

山下:小林としては「何を言っているんだ?」って感じなんですけど、自分が言ったことに笑う花崎が面白いなって思いました(笑)。

──小林は今まであまり人と関わったことがないのかなという印象を受けましたが、花崎の「心の窓」発言(セリフ「死にたいんだろ? だったら鍵くらい開けとけよ」「心の窓」)は、小林としてはどのように受け止めたんでしょうかね?

山下:「(心の)鍵を開けとけよ」って、「この人、突然何を言い出したんだ?」っていうことだと思います。そういった言葉自体、小林はたぶん言われたことないし、すごく新鮮だったんじゃないかな。話の本質という部分では、彼はわかっていないと思うんですけど、「僕だけに向かって言ってるな」と……。

逢坂:僕が印象に残っているシーンは最後のシーンですね。少年探偵団として、小林がいることを、明智がOKしたところです。あのシーンの小林の反応を観て、花崎だけとじゃなく、みんなと距離を少し縮めたなって……。まぁ、井上だけは距離がありますけど……(笑)。

山下:そうなんですよね(笑)。

逢坂:これから徐々にこういう感じで少しずつでも、みんなと歩み寄っていくんだろうなっていうところが見えてきただけでも、たぶん観ている人はワクワクするなと思うので、そこがやっぱりポイントかなと思いました。

花崎はある意味、まっすぐしか見ることのできないやつなんです。「心の窓事件」は、本当に思ったことをそのまま口に出したら、「あれ?よく考えたらめっちゃ恥ずかしくね?」って、途中で思って自分で笑っちゃったんですけど……。それに対して恥ずかしいという感情をごまかす感じで、でも、それを言っていることは本当だぞというのを伝えるっていう感じでしたね。

──あんな言葉を面と向かって言われると、胸に響きますよね。

逢坂:基本、人間ってそうじゃないですか。恥ずかしいけど、めっちゃ嬉しいってありますよね。たとえば、友達と話している中でも、「お前、友達として、すげぇ好きなんだよね」って、普段は言わないじゃないですか(笑)。

一同:(爆笑)。

逢坂:でも、そう言われると、やっぱり嬉しいじゃないですか。「ああ、そういうふうに思ってくれているんだ」と思いますよね。小林にはそんなに響いていないかもしれないですけど、あの言葉がきっかけで、最後のシーンに繋がったんじゃないかなと思うので、これから後が楽しみですね。

井上了役・梅原裕一郎さん(以下、梅原):井上としては、小林が少年探偵団に参加することをまだ認めていなくて、小林のことが嫌いとかそういう感情的なことではないんです。井上なりに論理的に考えて、セリフにもあったように「デメリットしかない」から、嫌だ、よくないと主張するんですけど、周りの人たちがなかなかぶっ飛んでる人たちなので……(笑)。

井上の正論は通じず、ちょっとイライラしているところから始まるんですけど、それでも小林を何となくは認めているところはあるんじゃないかなと思っています。実際、作戦を遂行していく中で、小林がキーパーソンになっていましたし、うまく折り合いをつけて、井上なりに小林を認めていければいいなっていう方向にラストはなっているんじゃないかと思います。


──視聴者は花崎と小林との出会いを知っていますけど、井上はその経緯を知らないわけですから、作戦の指揮をとっていく理論的な井上としては納得いかない部分もあるのかと思います。

梅原:そうなんですよね。後は単純に危ない。危険人物というか、(小林の)能力が危ないので……。

山下:そうね。殺傷能力が……(笑)。

小林という人間を知る上での超ポイント! 舌打ち

──小林の舌打ちは作品のポイントになりそうですね。

山下:超ポイントです(笑)。今後はもうひたすらしますからね。事あるごとに。


──それが小林にとってのコミュニケーションの取り方なんでしょうか?

山下:単に彼自身が面倒くさがり屋というのもあって、普段運動していないから「うわぁ~、面倒くせぇな~」っていうニュアンスの舌打ちもあれば、その他にも、今後いろんな意味合いの舌打ちが出てきますね。

梅原:たまに舌打ちで返事してるよね。

一同:(笑)。

山下:チッ(舌打ち)、仕方ねぇな~って感じのだよね(笑)。

逢坂:逆に感情で分けているのかなと思ってた。
柔らかい感情とか、しょうがねぇなっていう時は(軽めに)「チッ」って言って……。
本当にイラッとした時には(しっかりと)「チッ」って……。

山下:ああ、それはやってます。けっこうそうだと思います。たまにテスト(リハーサル)でやってみて「違うな」っていうときもあります。そのときは本番で変えたりするんです。「チッ」だけで表現しなきゃいけないので、けっこう難しくて「今のは何かしっくりこないな」っていうのがあったりするんですよ(笑)。

少年探偵団のリーダー的存在、井上!

──井上は少年探偵団の中で、リーダー的な役割があるため、小林をメンバーに加えることに対して、慎重になるところがあるかと思います。作中、小林に対しても反発する部分が見られましたが、演じてみていかがでしたか?

逢坂:第1話は慎重じゃなかったのに……(笑)。

梅原:第1話はそうですね……(笑)。たまに逆上するところも……(笑)。基本的には、頭の切れる人物なので、確かに日常生活で小林のような能力が発動して、周りをぶっ壊す人間がいたら、「近づきたくないって思うのが普通だろうな」って思うので、そこに対しては本当に普通の感覚。「危険な人には近寄りたくないよね」っていうたぶんそれだけ……。

山下:危ない人には近寄らない(笑)。

梅原:だと思うんで、井上の感情を理解するのに苦労はしなかったですね。


──井上は少年探偵団の中で司令塔的な顔を見せていますよね。

梅原:明智さんがけっこうフワフワしている人物なので、明智さんの対極にあるようなキャラクターになればいいなと思っています。井上は司令塔的ではあるんですけど、車イスなので、実際に現場に行って動くことはできません。そこは花崎に任せて、ちゃんと周りのメンツのことを見ているなっていうところはありますね。野呂誠(CV:木戸衣吹さん)にはちゃんと情報戦をさせて、小林にも無線で連絡したりとかしていたので、司令塔に向いている人物なんだろうなと思います。

小林のような時もあった? スペシャリストであるキャストたちの初仕事!

──第3話では少年探偵団として初仕事を任された小林ですが、みなさんは声優の初仕事のことを覚えていますか?

逢坂:事務所に入った時に今より全然声が高かったから、事務所の人から「お前は低い声禁止な」って言われて……。

一同:え~?!(驚き)

山下:そうなんだぁ~!

逢坂:初めてもらった仕事がゲームで二役あったんですよ。一役がゲーセンにいる若い人で、もう一役が50代のおじさん。しかも圧倒的におじさんの方がセリフが多くて、若い人が10ワードないぐらいで、おじさんが20~30ワードぐらいあったんです(笑)。

山下:(事務所から)聞いてる話と……。

逢坂:そうそう。全然違う! それで結局二役やったんですけど、もともと自分が出せる低い声でやったら、スタッフから「もっと低くやってください」って言われて……。しょうがないから、ダミ声のような感じで(喉を)締めてやって、終わった後に喉カスカスになって、めちゃくちゃ水分少なくて死ぬかと思った……(笑)。

一同:(爆笑)。

──山下さんは声優の初仕事のことを覚えていますか?

山下:オフゼリフ(画面の外にいる人物などのセリフや画面外からの声のこと)で、陰口をたたく生徒役っていう……。

逢坂、梅原:(興味深そうに)へぇ~!

山下:それが初めてのアニメのセリフだったような気がします。それはひと言だけだったんですけど、何時に(アフレコ現場に)行って、あそこの席に座って、誰のマイクに入ったらいいのかなとか、シミュレーションをすごくして、セリフもひたすら、そこの場所だけ練習した覚えがあります。


──そうなんですね。

山下:アニメはキャラクターに表情があって、その表情にセリフを乗っけたりっていうのがあると思うんですけど、オフゼリフって表情が見えないんですよ。表情がなかったので、迷いに迷ってすごく練習していった記憶があります。1ワードに全てかける! っていう……(笑)。


──陰口って、難しそうですね。

山下:コソコソなのかなとか、しっかり言った方がいいのかなとか、誰かの妄想の中の陰口という設定があって、すごいいろんなシミュレーションをしました。ドキドキしました!

──梅原さんは声優の初仕事のことを覚えていますか?

梅原:初めては海外ドラマに出させていただいて、そのお話の最後に出てくる迷い犬を探している青年という役で出たんですけど、もう死ぬほど緊張して記憶がないんです。

一同:(爆笑)。

山下:(緊張の)頂点までいったな(笑)。

梅原:もう何も……。たぶんアフレコをやっている最中も真っ白だったでしょうし、今思い出そうとしてもなかなか思い出せないくらい緊張しましたね。

逢坂:それ以上話せない……(笑)。

梅原:記憶がないっていう……(笑)。

第4話は井上の過去が明らかに!?

──第4話は5話と前後編のお話です。第4話ではキャラクターの日常も見えてきたり、小林&井上コンビというこれまでと少し違ったテイストもあったり、人物像を深く掘り下げるストーリーになっていましたね。その辺も含めて、第4話の印象や感想はいかがですか?

梅原:第4話は大友久(CV:古川慎さん)とか山根たすく(CV:山谷祥生さん)とか、楽しいキャラクターが出てきますね。

山下:勝田雅治(CV:増元拓也さん)もいる。

逢坂:勝田もか……。

梅原:井上的には、勝田と過去に何かあったんだろうなと思わせるような距離感なので、そこについては今後明らかになるのでぜひ観ていただきたいです。

──今回のお話は回想シーンが多く登場しますけど、少し井上の過去について知ることができましたね。

梅原:そうですね。そこが明らかになって、回想がけっこう挟まれるので、少しずつ井上のバックボーンが明かされていきます。第5話に繋がったお話なので、第5話まで観たら、井上のことがわかるんじゃないかなと思います。

逢坂:ちょっと熱血だよね。

梅原:そうですね。昔は本当に。それこそ自分で現場へ乗り込んでいく人物で、むしろ勝田が止めるぐらいのキャラクターだったんだなっていうのは確かにありますね。

──逢坂さんはいかがでしたか?

逢坂:僕はもう休憩回なんで……(笑)。

一同:(笑い)。

逢坂:1、2、3話とバカみたいにしゃべったから、今回は「セリフ少ねぇ」って……(笑)。まぁセリフ自体は少なくはないんですけど、いつもの半分以下ぐらいに……。

山下:学生生活がね……。初めて制服なんじゃないですかね。エンディング映像以外でね。

逢坂:そうそう。エンディングでは制服着てるからね。

山下:あぁ、ちゃんと学校行ってるんだと思った(笑)。

梅原:(明智から)授業サボるなって言われてましたね。

逢坂:まぁ、サボる気満々だったけどね(笑)。

一同:(笑)。

まさかの小林&井上コンビが大活躍!

──第5話では、ついに本格的に行動し始める怪人二十面相ですが、これからが作品の重要な物語となっていきそうですね。

山下:二十面相は結局、明智さんに対してなので、探偵団はそれに対して巻き込まれている人たちなんですよ。

梅原:そうそう。

山下:僕らが演じているキャラクターにとっては、ひとつの事件を解決するということなんです。だって、事件に二十面相が絡んできていると思ってないし、小林なんて、ただ死にたいからついてきているだけなので……(笑)。


──確かにそうですよね。

山下:作品としては、今後もっと派手な感じになるのかなと思っていますけどね。二十面相の気持ちが高ぶって、今後どうなるのかというところでは気になります。

──二十面相が引き金となった今回の事件では、まさかの小林&井上コンビの活躍を観ることができて、新鮮な気持ちになりました。

梅原:まさか小林と行くとは……。行くならば、仲良くするのかなと思ったら、そうでもなくて……(笑)。

山下:第4話のシーンで「地図が頭の中に入ってる」って自信がある井上と、「いやそれ、違うから! 俺行ったことあるから」って言う小林と、全く本当にかみ合わないんだなぁと……(笑)。

梅原:かみ合わない。まだ合わないとは思いましたけどね(笑)。

逢坂:利害がいっさい一致していないからね。利害が一致していたら、「まぁ、利害が一致してるから、今回だけは一緒にやってやるよ」という感じになるけど、何にもないからね(笑)。

梅原:別の方向を向いてますからね。

山下:(脚本を読みながら)井上が小林に「壁を壊せ」って言って、小林が「壊れない」ってなって、井上が「何やってんだ!? ふざけてないで、さっさと壁を壊せ!」って言った後、小林が井上に「黙れ、役立たず」って言うのがけっこう好きで……(笑)。

一同:(笑)。

山下:何だ? このかけ合いはって……(笑)。

梅原:本当にね(笑)。

逢坂:小林のクズっぷりがね……。

山下:そこで小林が井上から「クズめ」って言われて、クズ認定されるっていう……(笑)。

梅原:井上と小林の温度差が面白いよね。

山下:けっこう声を荒げる井上と逆に小林は淡々と言うよね。

梅原:うん。

山下:明智さんは明智さんでまた行動しているっていうところもあって、子供たちの場面と大人の場面との切り替えが面白いなと思いました。明智さんは遊んでるだけじゃなかったっていう……(笑)。

梅原:仕事してるんだなって……(笑)。

山下:ちゃんとわかるところがやっと来たんでね(笑)。

キャストのみなさんのターニングポイントとは?

──小林は花崎との出会いが、彼の人生のターニングポイントになったと思います。みなさんはこれまでにターニングポイントになったできごとはありますか?

山下:何だろうなぁ……。普通に考えると、やっぱり事務所に入った時とか、初めてオーディションに受かった時とかなのかなとは思うんですけど……。

ターニングポイントって、しょっちゅうあるんじゃないかなと思っていて、人との出会いもそうですし、初めて出会う作品もそうだと思うし、その作品が何年後かに繋がって、また新しいものに繋がったら、それもまたターニングポイントになると思うんです。だから、そこら中にあって、毎日がターニングポイントだらけの生活だなって思いますけどね(笑)。

──梅原さんはいかがですか?

梅原:ターニングポイントになったのは声優の養成所に入ったときじゃないですかね。それを入ろうと決めたときがたぶんターニングポイントで、そこで入ろうと思ってなかったら今の自分はないですね。それまで全くやったことがないことを養成所で何となくやりたくなって、やってみようという気持ちだったんで、本当にそこからだいぶ将来が変わったなっていうのはありますね。


──声優の養成所へ入ろうと思ったきっかけを教えてください。

梅原:大学の時に時間があったので、映画をよく観ていました。洋画を吹替えで観ていて、「この人いい声だな」とか思い始めて、声優という職業に興味を持ち始めました。それから養成所というものがあると調べて知って、そこへ通ったらオーディションがあって、もしかしたら声優になれるかもしれないと……。大学と並行してやりたいと思っていたので、2年でも3年でもいいので時間を決めて通い始めたのがきっかけですね。

──逢坂さんはいかがでしょうか?

逢坂:当時ハマっていたゲームの漫画があることを知り、それを本屋で買ったことが運のツキでしたね(笑)。

一同:(爆笑)。

山下:言い方が……(笑)。

逢坂:その漫画の帯に「TVアニメ放映中」って書いてあったんです。それで「超観たい!」と思って、その番組がテレビ東京系でしか放送されてないやつで、家は映らなかったんですよ。山の方に住んでいる友達の家は時々電波が入って、天気によって映りが悪くなるんです(笑)。雨が降ると、白黒になったりとか、ノイズが入ったりとかするんですけど、そいつに頼んで毎週番組を録画してもらいました。その時はVHSですよ!
 
一同:おぉ~!

逢坂:そうやって観てたんですけど、その時にエンディング曲がすごくいい曲だなって思ってCDを買って聞いてたら、今度はクレジットに目を移すようになって……。全然興味なかったし、声優という職業があったのも知らなかったし、クレジットを観て、「あぁ、こういう人がやってるんだ」と知りました。


──そうでしたか。

逢坂:それで、別の作品のアニメも観るようになったら、「この役の人、同じ人だ!」って感じで、興味を持ち始めました。そこからはアニメがすごく好きになって、オタクになって、いろいろゲームとかアニメ雑誌とか買うようになって……(笑)。


──そういうことありますよね。

逢坂:その当時、関智一さんと保志総一朗さんが多くの作品の主人公を演じていた時期で、「どんだけこの人、主役やるんだろう」って思いましたね(笑)。主役はかっこいいキャラクターが多くて、自分は幼稚園の頃から主役願望と冒険したい願望がすごく強くて、主役をやりたいなと思っていたんです。作品の中で主役を演じると、ある意味、人生の主役になれるのかなと……(笑)。きっかけは高校生の時にふとなろうと思ったぐらいですけど、主役やりたいなと思ってずっとここまで来て、運良く主役をやらせていただけるようになって、ある意味天職だなと思っています。

第4話から続くストーリーがついに完結! 気になる第5話のポイントは?

──そして最後に、第4話から続く、第5話の見どころや個人的に注目してほしいポイントを教えてください。

山下:「勝田がまさかのね」っていう……。

梅原:井上と勝田の距離が少し縮まるお話でもあります。

逢坂:どっちかというと、そっちに重きを置いて観てほしいかな。二十面相もそうなんですけど……。

梅原:そうですね。

山下:少年探偵団的にはそうですね。キャラクターを掘り下げるっていう意味でも、そっちの方が深く見えてくるかもしれない。後は最後のシーンの小林と花崎に注目です。小林は食べ物が好きなんだなっていう……(笑)。

逢坂:まぁ、食べ物のために2話でも、人のお金、勝手に使おうとしているしね(笑)。

山下:(小林の口調で)僕は悪くないっ!


──(笑)。ありがとうございました。

[取材・文/宋 莉淑(ソン・リスク)]

<放送情報>
2016年10月3日(月)よりTOKYO MXほかにて放送開始!
TOKYO MX:10月3日より毎週月曜25:05~
読売テレビ:10月3日より毎週月曜25:59~
BS11:10月4日より毎週火曜25:30~
※放送時間は予定です。変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

<あらすじ>
彼は死ぬために、探偵の道を選ぶ……
時は2030年代。謎の探偵、明智小五郎の下に集う『少年探偵団』。
彼らは大小様々な事件を持ち前の行動力で解決に導いてきた。
ある日、メンバーの花崎健介は謎の少年、小林芳雄と出会う。
『正体不明の靄(もや)』により「死ねない」身体となってしまった小林は、自身の死を望み、他人との接触を拒んでいた。
そんな彼の存在に興味を抱いた花崎は「『少年探偵団』へ入らないか」と持ちかける・・・
小林と花崎。彼らの出会いはやがて、世紀の犯罪者である怪人二十面相と明智小五郎の因縁と絡み合い、
二人の運命を動かしていく・・・

<STAFF>
監督:向井雅浩
脚本・シリーズ構成:吉田恵里香
キャラクターデザイン:PEACH-PIT
アニメーションキャラクターデザイン:ヤマダシンヤ
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント、シンエイ動画
OP主題歌:GACKT「キミだけのボクでいるから」
ED主題歌:田所あずさ「1HOPE SNIPER」

<CAST>
小林 芳雄:山下大輝
花崎 健介:逢坂良太
井上 了:梅原裕一郎
野呂 誠:木戸衣吹
勝田雅治:増元拓也
大友 久:古川慎
山根たすく:山谷祥生
中村奈緒:田所あずさ
明智小五郎:小野大輔
怪人二十面相:GACKT ほか

>>『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』公式サイト
>>『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』公式ツイッター(@trickster_anime)

(C)Jordan森杉 / TRICKSTER製作委員会
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