神谷浩史さんがトークイベントで声優道を熱く語った!

神谷浩史さんが自らの声優道についての熱い想いをA&Gアカデミー主催トークイベントで真剣トーク!

 2008年12月20日、ラジオ業界への人材輩出・育成を目的としたA&Gアカデミー主催の神谷浩史さんのトークイベントが東京・文化放送内会議室にて行われた。このイベントはスクールを受講するアニメ界や声優を志望する生徒と一般参加者約50名の前で、神谷さんと進行役の二人でトークを繰り広げていく形のイベント。


●3時間かけて通った養成所、初のアニメ…… 神谷さんが語る

 会場に入場後、「よろしくお願いします」と参加者に一礼した神谷さんは進行役の質問に一つひとつ答えていく。まず声優になるまでのプロセスについて、高校3年生の時、演劇部の創設メンバーの一人として演劇コンクールに出場し、入賞したことから役者を志し、声優の養成所と知らずに青二塾の門を叩いて声優への道が開かれたこと。養成所では高校時代にやっていた空手が役立っていたこと、往復3時間以上かけて通っていたことなどを振り返った。

 養成所を出た後、事務所に所属するとすぐに大きな壁にぶつかり、仕事も思うようになかったが、開眼するきっかけになったのがナレーションの仕事だった。ラジオCMのナレーションで何十回もNGを出されたが、数十秒を一人占めできる時間が貴重であり、生放送のテレビでのナレーションはタイトでシビアな環境だったため、鍛えられた。ナレーションは伝わらなければいけないため、原稿や文字の読み方などを細かく調べなければいけないなど、仕事のやり方や姿勢について先輩方から得ることが多かったと語った。

 アニメの初レギュラーは5年目の年、『コレクターユイ』で現場では人の多さに驚き、緊張したそう。実際、曖昧なままやっていた部分もあったが仕事後の食事の席で先輩に「息芝居をやめろ」と一喝されたことで目が覚め、より真しに取り組むようになった。『超GALS! 寿蘭』に出演した時は同年代の役者の仕事を目のあたりにして、自分のポジションを実感して「もっと頑張らなきゃいけない」と思い知らされた。この作品がターニングポイントになり、意識が変わると、続々とレギュラー作品に携わるようになり、ヒット作にも恵まれた。しかし「たまたまなんです。僕は起用していただいた期待に応えたい一心で、がむしゃらに頑張っただけで」と無欲で仕事に取り組んだ結果であることを強調する。

 またラジオへの思い入れも深く、学生時代から野沢那智さんと白石冬美さんのラジオ番組を聴くなどラジオ好き。初のレギュラー番組がグランドアシスタントとして毎月違うパーソナリティを迎え、ほぼ編集なしの形だったため、難しかったが、一線で活躍する先輩達と一緒に仕事をすることや話を聴くことは貴重な経験になったとのこと。現在も何本かのラジオ番組でパーソナリティを担当しているが、今でも毎回難しさを痛感しており、他の方の番組にゲスト出演する時もリスナーをがっかりさせないように心がけていると話した。

●「声優になることはおすすめしません!」衝撃発言 その真意とは!?

 参加者からの質問にも答え、シチュエーションなど理解するのが困難な場合の役作りについて聞かれると、「まずはやってみることです。その上でスタッフとディスカッションすればいいんです。そして決まったら臨機応変に対応して、あとは迷わずやり切ること」とアドバイスした。

 アニメ、ナレーション、ラジオなどの仕事について語る際、共通していたのは「僕は自分一人では何もできないんです。たまたま陽が当たっているのが僕らですけど、たくさんの人が作品に関わっていて、声優はその一部分を担っているに過ぎなくて。皆さんがいるから仕事があって。だから皆さんにとても感謝しているし、一緒に仕事をする人の期待を裏切らないように頑張っています」、「尊敬できる先輩方の背中がいつも前に見えるから頑張れる」「たぶん声優以外の仕事はできないと思う。一度、(交通事故で)仕事を取り上げられそうになったので今、仕事ができることがありがたいと思っています」と周りの人やスタッフへの感謝の気持ちを口にしていた。

 声優志望者を前に「声優になることはおすすめしません! 次々と新しい人が出てくるし、できて当たり前の世界だからほめられることもない。心が強い人でないと」と話し、「声優以外の可能性も消さないほうがいいです。頭の中で思い込んだり、固めてしまうと発想も縮こまってしまいます。いろいろ学んでいろいろな経験をしていく中で、最終的に声優にたどり着くのがいいと思います」とエールを送った。

 当初2時間の予定のところ、2時間半にも及ぶ熱弁をふるった神谷さん。「あくまで自分のここまでの経験を語っただけなのであまり参考にならないかも。皆さんには『神谷はそんなに悪い奴じゃなかったな』と思っていただければ」と笑顔で話して、イベントを締めくくった。自身についてここまで話したことはなかったと言う神谷さん。終了後、どう受け止められるか、心配そうだったが参加者の真剣な眼差しからはより夢への想いの高まりを感じることができた。この日、背中を押された人達から神谷さんに続く声優が誕生するかもしれない。

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