
加賀美セイラさんが自身のアニメタイアップを集めたミニアルバム『IdeAnimation』をリリース!新作アニメ『異世界の聖機師物語』のテーマ曲も収録!!
2007年にアーティストデビューして以来、シンガー、そしてモデルとしても活躍中の加賀美セイラさんが、ミニアルバム『IdeAnimation』を1月21日にリリースする。
『IdeAnimation』は、加賀美さんがこれまで担当してきたアニメのテーマ曲を集めたミニアルバムで、『CHAOS;HEAD』のED曲「Super Special」、『のらみみ』&『のらみみ2』のED曲「roundabout」、『魔人探偵脳噛ネウロ』のED曲「孤独のヒカリ」に加え、配信限定で今回、初CD化となる『カイバ』のOP曲「Never」、ED曲「Carry Me Away」、更にAICが手がける桐島正樹さん原作の新作アニメ『異世界の聖機師物語』のテーマ曲「Follow Me feat.Sound Around」の全6曲を収録。
クラブミュージック、アコースティック風のミディアムナンバー、バラード曲など多種多様なサウンドに合わせ、加賀美さんが慣れ親しんだ英語を盛り込まれた歌詞、そしてクリスタルボーカルは洋楽テイストのかっこよくておしゃれな1枚になっている。アニメのテーマ曲集としても、良質なポップコレクションとしても楽しめる斬新なアルバムだ。
同梱されるDVDには「Follow Me feat.Sound Around」のミュージッククリップを収録。ビジュアル面でもセイラワールドの一片に触れることができるだろう。ライブや楽曲制作にも精力的に取り組んでいる加賀美さんが今後、どのような音楽を作るのか、そしてアニメとどうリンクしていくのか。目が離せない!
●作品のメッセージが心に響いて作詞ができました!
――2007年にアーティストとしてデビューして1年経ちましたが振り返ってみた感想は?
加賀美さん:楽しかったし、勉強になりました。自分からメッセージを発信していく立場になったことで、人の目から自分がどう映るのかを一層気にするようになりました。デビューシングルの「カレイドスコープ」は吉元由美さんと共作で詞を書いたんですけど、素の自分を表現できて、おかげさまで反響も良くて。PVを見た友達からは「いろいろな表情のセイラが見られておもしろかった」とか「セイラらしい映像だね」と言われました。
――「カレイドスコープ」と、カップリングで今回も収録されている「孤独のヒカリ」、2曲共、タイアップがついていますが、いきなりデビュー曲がタイアップになったことについてはどう思いましたか?
加賀美さん:とてもうれしかったです。「孤独のヒカリ」がEDテーマになった『魔人探偵脳噛ネウロ』の放送が始まった時、友達から電話がかかってきて。「原作読んでるんだけど」と驚いた様子でした(笑)。
――ご自身の曲の作詞を手がける前から詩を書いたりすることはあったんですか?
加賀美さん:詩は以前から好きでよく書いてました。作詞も歌うことと同じくらい好きだったので、ずっとやりたいと言い続けてきたら願いが叶いました。
――タイアップ曲の詞を書くことについて、プレッシャーなどはなかったんですか?
加賀美さん:全然ないです(笑)。今まで詞を書いてきたアニメ作品には、どれにもバックグラウンドとして伝えたいメッセージがあって、それが私に響いたので書きやすかったです。
その後もアニメーションのテーマ曲を歌わせていただいて、詞も書かせていただきましたが、事前に資料などをいただいて、アニメの世界観を表現しつつ、聴いてくださる方にメッセージを送れるような歌詞にしたいなと。
――加賀美さんが歌ってきたアニメのテーマ曲はボーカルの雰囲気もそうですが、英語詞が多かったり、サウンドも斬新で洋楽っぽい感じがしました。
加賀美さん:そう言っていただけるとうれしいです。私はカナダから帰ってきたんですけど、向こうの人は日本のアニメがすごく好きで。『ドラゴンボール』とかの絵を描く人も普通にいるし、大人気です。授業でも美術のカリキュラムの中にアニメーションがあって、それを専攻できたり、アニメは身近なものなんです。アニメは国境を越える素敵な文化ですが、私もテーマ曲を歌うことで関わることができたので、よりつながりを広めることができたらいいなと思っています。
――英語詞だったら海外でそのアニメが放送されてもそのまま意味が通じますね
加賀美さん:海外の方からもメッセージやコメントをいただくことがあって、アニメってすごいなと改めて思います。
――ちなみに加賀美さんはアニメがお好きなんですか?
加賀美さん:もちろん好きです!『おジャ魔女どれみ』を見た時、どれみになりたいと思ったくらい(笑)。マンガもよく読んでますよ。
●アニメソングの新たな可能性を開く『IdeAnimation』
――そして加賀美さんが今までに歌ってきたアニメのテーマ曲を1枚にまとめた、今回のミニアルバム。企画が決まった時の感想は?
加賀美さん:すごくうれしかったです。これが初めてアルバムなので楽しみなんです。今までシングルとしてリリースされた曲に加えて、配信限定で今回初CD化される曲もあるし、新曲もあって。ミニアルバムだけどボリューム感があって。早く皆さんに聴いてもらいたいです。
――ミニアルバムのタイトルの由来を教えてください
加賀美さん:スタッフの皆さんと一緒に考えました。最初は『SeiraAnimation』という候補もあったんですけど、それはちょっと恥ずかしいかなって(笑)。『IdeAnimation』は“Idea”と“Animation”の造語で、“Idea”は“思想”とか“考え方”みたいな意味があるんですが、私が詞を書いている時に、何を伝えたいか、考えてメッセージ性がある歌詞にしたいけど、作品につながらないといけなくて。そういう作り方をした曲ばかりなので、私のメッセージ“Idea”と“Animation”を合わせた『IdeAnimation』にしました。
――今回のミニアルバムに収録された曲はそれぞれのアニメーションのテーマ曲でありながら、サウンドのクォリティも高く、おしゃれな感じもあって、クラブやCDショップの洋楽フロアで流れていても違和感ないですね。アニメのテーマの新しい可能性を提示している気がします
加賀美さん:ありがとうございます。
――加賀美さんの様々なボーカルスタイルが見られるのも魅力的です
加賀美さん:そう言っていただけるのもうれしいです。それぞれの曲の素晴らしさをどれだけ伝えることができるか、いつも勝負しているので。
――加賀美さん自身の音楽観の幅広さも関係しているのかなと
加賀美さん:いろいろな音楽を聴いているからかな。私は音楽をカテゴライズするのがあまり好きじゃなくて、ロックでもカントリーでも自分の心に響けば何でもいいんです。レッド・ホット・チリペッパーズ、レニー・クラビッツ、ホイットニー・ヒューストン、邦楽だと宇多田ヒカルさんなどジャンルは問いません。
●どの曲も応援歌。私の歌で聴く方を勇気づけたいです
――では収録曲についてご説明いただけますか? まず「Follow Me feat.Sound Around」は2009年のアニメ新作『異世界の聖機師物語』のテーマ曲になっています
加賀美さん:私が詞を書いたんですが、主人公の剣士君は女性達に囲まれていて、ちょっと女性上位な感じで。だから“私についてきて”という感じで。“ついてきて。君のそばにいるよ。”という言葉もいっぱい入れ込みました。サウンド的にはかっこいいクラブサウンドになっていると思います。
――「Never」は『カイバ』のOP曲、「Carry Me Away」はED曲になっています。どちらも神秘的な雰囲気の曲ですね
加賀美さん:この2曲も自分で詞を書いていますが、最初に曲を聴いて広がる宇宙的なものを感じて、そのイメージから一つの場所に留まらない、俯瞰的な視点で書きました。
「Never」は“永遠”、「Carry Me Away」は“外に連れ出して”という意味ですが、人間関係でも世界、環境的な意味でもとらえることができる内容になったと思います。
――「roundabout」は『のらみみ』のED曲で清涼感のあるフレーバーポップですね
加賀美さん:「roundabout」は“回り道”という意味で、人間ってゴールに近づきたくても、回り道をしてしまい、すぐに目標にたどり着けないものだけど、逆にずっと頑張り続けていればいつかたどり着けるよ、という応援メッセージが込められています。
――「孤独のヒカリ」は『魔人探偵脳噛ネウロ』のED曲はアコースティックテイストのミディアムチューン
加賀美さん:デビューシングルのカップリングになっていて思い入れも深いです。最初は悲しげに聴こえるかもしれないけど、自分が孤独に感じることがあっても、光は差すし、誰かが見ているよという気持ちがあって。聴いてくれた人が励みに感じてくれたらうれしいです。
――「Super Special」は『CHAOS;HEAD』のED曲で、かっこいいダンスチューンになっています
加賀美さん:『CHAOS;HEAD』の主人公の拓巳君は引きこもりがちな男の子で、私達誰しも弱い部分を抱えているけど、一人ひとりがかけがえのない人であり、“特別な君”なんだよと伝えたかったんです。つらいことがあったり、落ち込みそうな時にこの曲を聴いて元気になってほしいです。
――応援する内容の詞が多いところが加賀美さんのメッセージなんですね
加賀美さん:今回収録された6曲にはすべて、聴いてくれる人に元気になってほしいという私からのエールが込められています。一人ひとりに想いを伝えたかったから、私の書く詞ではみんなではなく、“you”を使うようにしています。それぞれ目指すものやゴールは違うけど、私の歌を聴いて力がわいてきたり、何か見えてきたらいいなと思っています。
●モデルとは一味違ったこだわりのビジュアルに注目!
――今回のCDにはDVDが付いていて「Follow Me feat.Sound Around」のミュージッククリップが収録されているそうですね
加賀美さん:『異世界の聖機師』は海がキーワードになっているので、曲の映像にもそのイメージを生かしたくて、海のシーンから始まります。すごく大きなスタジオで、海らしさを出すために頭上に大きな水槽を作って、そこに光を当て、揺らぐ中に私がいる感じにしています。私は天国を見上げて、そこにたどり着こうとしています。剣士君が異世界に来た時、元の世界と今いる世界、どちらが現実なのか、とまどったように、ミュージッククリップでも現実なのか、幻なのかわからないような、不思議な映像になったと思います。 私の表情もかわいいとプロデューサーは言ってました(笑)。
――あとジャケットもポップでかわいい感じになっています
加賀美さん:ジャケット撮影でも、コスプレをして自分がアニメの世界に入れたようで楽しかったです。衣装やヘアスタイルとか、カラーコンタクトをしたり、結構こだわりました。腕の関節もアンドロイド風にみせるため、輪ゴムを巻こうとか考えたくらいです。アイデアはたくさん出ました(笑)。普段のモデルのお仕事だと、現実の人間にどれだけ近づけるか、見てくれる人達がどれだけ共感してくれるかが大切ですけど、このミニアルバムのビジュアルは“どれだけアニメに近付けるか”という今までしたことのない試みだったのでおもしろかったです。テーマになった作品のエッセンスもいくつか入っているので、探してみてください。ブックレットはカードになっていて、表面が作品のイラスト、裏面が歌詞になっています。アニメを見ていない方も、これでイメージをしてもらえたらいいですね。
●次はフルアルバムも!そして『異世界の聖機師物語』にご期待ください!
――2009年スタートにふさわしい1枚ができました。今年の抱負を聞かせてください
加賀美さん:今回のミニアルバムで私のことを、もっと知っていただけたらいいですね。これからもアニメのテーマ曲も歌っていきたいです。詞を作るのも歌うのも楽しいですから。ライブもたくさんやりたいですし、いろいろな方とコラボレーションできたらいいですね。そして今度はフルアルバムを出せたらいいなと思っています。
――最後にメッセージをお願いします
加賀美さん:このCDに収録された曲がテーマになっていた作品を見ていた方には、また作品を思い出していただきつつ、初めて聴かれる方と同じように、1曲1曲に込められた私からのメッセージに気付いていただきたいです。そして一人でも多くの方が勇気付けられたらこんなにうれしいことはありません。また「Follow Me feat.Sound Around」はアニメに先駆けての発表ということで、この曲を聴いたり、ミュージッククリップを見て、『異世界の聖機師物語』がどんな作品なのか、想像しながら楽しみに待っていただければと思います。これからも作品などを通して皆さんの耳に素敵な歌が届くように頑張ります!
『IdeAnimation』/加賀美セイラ
2009年1月21日発売
1,800円(税込)
発売:VAP
※PVダイジェストが公開中!こちらから⇒http://www.vap.co.jp/music/video_s/wmt/bb/vpcc-80633_pv01.asx
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