腐男塾・青明寺浦正 その熱き感動の戦いを詳細にレポート!

腐男塾が全日本プロレスのリングに!青明寺浦正が最恐ヒール・ブードゥーマーダーズに挑んだ『腐男塾×全日本プロレス 腐ァイティングライブ2009 勝つんだ!』詳細レポ!

 アイドルとプロレスがコラボレーションしたイベント『腐男塾×全日本プロレス 腐ァイティングライブ2009 勝つんだ!』が5月15日、東京・新宿FACEにて行われた。

 出演するのは「佐賀県」のヒットで有名な芸人・はなわさん(の遠い親戚?)がプロデュースするアイドルユニット2組で、中野腐男子学園(水木一郎さんが学園長!)に所属するオタクな男子7組のユニットの腐男塾、同じく中野を中心に活動し、7人のメンバーがそれぞれオタクの得意分野を持つ中野腐女子シスターズと、全日本プロレスのレスラーの皆さん。異質で際立つカラーでメディアから注目されているアイドルとプロレスがどう交わるのだろうか。


●全日本プロレス&腐男塾が最恐ヒール軍団、ブードゥーマーダーズと全面対決

 今回のイベントのきっかけは腐男塾と中野腐女子シスターズの活躍を快く思わず、日頃から妨害を企てるブラック・ジャジィに、2組の公認サポーターであるニート君が捕らわれてしまった。ニート君奪還を目指す腐男塾は、3月14日に行なわれた『2009 プロレスLOVE in 両国 Vol.7』にゲスト出演したことが縁で知り合った、全日本プロレスの社長兼エースの武藤敬二さんに協力を要請。対するブラック・ジャジィもヒール軍団・ブードゥーマーダーズと結託。そして腐男塾&全日本プロレスVSブードゥーマーダーズ&ブラック・ジャジィによる全面戦争が勃発することになった。

 イベントが始まるとまず今回の経緯をスクリーンで説明し、対戦カードが発表された。全4試合で、メインイベントでは腐男塾の中で最強のプロレス好きで知られる青明寺浦正と、ニート君の相棒・爆露マンが組み、ブードゥーマーダーズのヘッド・TARU、クライシス組と対戦するタイトルマッチ。

 他の3試合では全日本プロレスの選手とブードゥーマーダーズの対抗戦で、全日本プロレスの選手サポーターとして中野腐女子シスターズがリングサイドについて応援という形で共闘する。


●応援の中野腐女子シスターズが華やかにリングを彩る

 試合前に客席と客席の間の通路に、中野腐女子シスターズが登場。メンバー紹介の歌でもある「フーフー724」で、各ソロパートを歌うたびに一人ずつリングインした。たくさんのサイリュームで彩られ、ファンの振りコピやコールで早くもテンションもMAX。そしてファンにはおなじみとなったあいさつ「こんばん、はーっ!」をリングの四方にいるお客さんに発射した。

 その後、メインイベントに出演する爆露マンもリングに現れ、彼の応援歌「たたかえ!爆露マン」を本人も加わって振り付きで歌った。最後にデビュー曲の「Go! Fight! 腐女子シスターズ」を歌い、会場を盛り上げると「みんなで応援しましょう!」と全員でこぶしを上げ、リングを去った。


●腐女子シスターズのサポートで熱いバトルがさらに熱く!

 試合開始の時間になり、第一試合はKAI対ブードゥーマスクの一戦。サポーターの京本有加さんと乾曜子さんが、阿修羅をイメージしてデザインした衣装で登場したKAI選手は、3人で縦に並んで阿修羅のポーズを見せた。スプラッシュプランチャー(フライングボディプレス)で勝利した後も阿修羅のポーズを決めた。

 第二試合は、相撲界出身の浜亮太VSブラック亜羅矢の対決。サポーターは新井寛乃さんと浦えりかさんで、新井さんは料理が得意ということで、当日手作り弁当を持参することに。ご飯抜きで楽しみにしていた浜選手だったが、「作りたてが一番」主義の新井さんが会場で作ることになり、空腹で力が出ず、亜羅矢選手の猛攻にあう。調理終了まで3分のタイムカウンターがスクリーンに映り、何とか3分を乗り切り、お弁当を食べると力がみなぎり、ボディアタックなどパワーあふれる攻撃でエルボードドップからの体固めで亜羅矢選手を下した。

 第三試合は西村修&真田聖也VSヘイト&歳三のタッグマッチ。喜屋武ちあきさん、原田まりるさん、京本有加さんの3人がサポーターとして応援するなか、西村選手がヘイト選手を後方回転足折り固めで貫禄勝ち。長い“説法”で知られる西村選手が3人に語りだすが、喜屋武さんが『ガンダム』の設定や魅力を語り始める思わぬ逆襲に遭い、最後はリングアナによる時間切れのゴングで説教タイムを終了した。物足りなそうな西村選手は「この続きは後楽園ホールか、次のイベントに呼んでもらったら話します」と語り、リングを後にした。


●腐男塾メンバーとはなわさんのライブコーナー。浦正さんは試合前の心境を語った

 3試合終わった後、6月3日発売の腐男塾の新曲で、タイトルが今回のイベントタイトルにもなっている「勝つんだ!」のプロモーション映像を公開。そしてインターミッションの後、腐男塾のメンバーがパーソナルウエポンの腐器(ぶき)を持って客席通路に仁王立ち。その引き締まった真剣な表情に覚悟を感じる。

 彼らは腐器と共に、『里見八犬伝』の仁義八行の玉のごとく漢字1字で表される心を持っている。そんな彼らが一人ずつクローズアップされた曲「七常の腐器」、かけがえのない平和への願いと身近な幸せを歌った「哀戦歌」、広い空を羽ばたくようなさわやかな「俺の空」の3曲を続けて歌った。試合を控えた浦正さんは「みんなの気持ちを背負ってて、緊張してるんですけど、精一杯頑張りますので皆さん、フォースをください」と語ると大きな拍手と声援が送られた。

 腐男塾のメンバーが控え室に戻ると、今度ははなわさんがリングに登場。「アイドルとプロレスのコラボレーションは賛否両論でしたが、ここまで成功ではないでしょうか」と言うと大きな拍手が起こった。メインイベントに向けて会場のテンションを盛り上げるため、歌を披露。選んだのは武藤さんが血液型がB型ということで「B型ロックンロール」。トレイドマークのベースを手に、ロックビートにのせて、B型のあるある的な詞を歌い上げ、場内を爆笑の渦に引き込んだ。


●浦正、爆露マンと共に未知のリングに立つ

 はなわさんがそのままリングサイドの席に座ると、遂に浦正&爆露マン組対TARU&クライシス組のメインイベントへ。カズ・ハヤシ選手をコーチに迎え、厳しいトレーニングを積んできた浦正さんと爆露マン。全日最恐ヒールに勝利することができるだろうか。

 二組がリングインするとTARU選手がマイクを手にして「2度リングに立てなくしてやる」と挑発に闘志を燃やす浦正さん。腐男塾のメンバー、全日本プロレスのカズ選手らが見守る中、決戦のゴングは鳴った。序盤は爆露マンの奮闘もあり、見せ場を作ったがブードゥーマーダーズの悪のコンビネーションによる反則攻撃のオンパレードで、TARU組の反則負けが告げられる。

 リングに沈み、悔しそうな表情でTARU選手を見上げる浦正さん、近くに駆け寄るカズ選手を見て、「こっちにはヘイトもいるんや! 6人タッグでやってもいいんだぜ!!」と持ちかけるTARU選手。「やれるのか?」と問うカズ・ハヤシ選手に、もちろんうなずく浦正さん。腐男塾コンビにカズ・ハヤシ選手、TARU組にヘイト選手を加えた6メンタッグマッチが始まった。


●再試合では劇的な結末。そして感動のフィナーレへ

 ブードゥーマーダーズの勢いは止まらず、攻め込まれたが、浦正さんの決死の反撃でカズ選手にタッチすると形勢は逆転。浦正さんは一旦、ブードゥーマーダーズの二人に捕まるがツープラトンの攻撃の誤爆を誘うと最後はカズ選手のサポートを得て、この試合のために開発したフィニッシュホールド、ブルートルネード(旋回式スイングDDT)をクライシス選手に決めて劇的な勝利を挙げた。

 ニート君の奪還にも成功し、腐男塾のメンバーや全日本プロレスの選手が祝福する中、敗れたTARU選手が「浦正! またいつでもリングでしごいてやるからな」とマイクアピールし、リングを後にした。浦正さんの頑張りを認めた発言だろう。腐男塾のメンバーと全日本プロレス選手の皆さんとの記念撮影など勝利の余韻が覚めやらぬ会場で、浦正さんがマイクを手にした。会場のファン、全日本プロレスの選手、腐男塾メンバーへの感謝の気持ちを語ると「どんな大変なことでも頑張れば勝てるんだとわかりました。最後にここで歌ってもいいですか!」と絶叫。最後は新曲の「勝つんだ!」を熱唱して、イベントを締めくくった。

 「明るく、楽しく、激しく、新しい」を標ぼうする全日本プロレスとのコラボーレションイベントも大成功。魅惑のステージと迫力のファイトで腐男塾スピリッツを十分に見せ付けた。これからも腐男塾は見果てぬ漢道を突き進む。

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