
『Canvas3~白銀のポートレート~』OP「この声が届いたら」をリリースする人気ユニット・eufoniusスペシャルインタビュー!「今回はストレートな女の子の気持ちを歌ってます」
2月に発売したアニメ『空を見上げる少女の瞳に映る世界』のOP曲「アネモイ」が好調なeufoniusは、3月18日にPCゲーム『Canvas3~白銀のポートレート~』のOP曲「この声が届いたら」をリリースする。
eufoniusはボーカル&作詞のriyaさんと、キーボード・作曲・編曲を手がける菊地創さんの音楽ユニット。これまで『双恋』、『ノエイン』、『かしまし』、『ポリフォニカ』のアニメ主題歌を担当してきたが、今回リリースする「この声が届いたら」はアコースティックギターやストリングスなどの楽器を中心にシンプルなサウンドに、riyaさんのさわやかなボーカルとコーラスが心地いい楽曲だ。riyaさんは「女の子の『この想いを気付いてほしい』というストレートな気持ち」を詞にし、菊地さんいわく「eufonius風味のラブソング」になった。
カップリング曲の「星のパルス」は同じく『Canvas3~白銀のポートレート~』のED曲で、落ち着いた雰囲気で清涼感のあるミディアムナンバーに仕上がっている。なおゲーム『Canvas3~白銀のポートレート~』は3月20日発売予定。
2カ月連続リリースという幸先の良いスタートを切ったeufonius。この後も楽曲の制作に入っており、「年内にオリジナルアルバムが出せたらいいですね」(菊地さん)などいろいろな構想もあるらしい。eufoniusから次はどんな楽曲、あるいはニュースが届けられるのか。期待は尽きない。
●多様なイメージ、そのポテンシャルの秘密は!?
――eufoniusというと『ノエイン』や『ポリフォニカ』のOP曲が神秘的だったと思うと、『双恋』や『かしまし』のOP曲では元気でかわいかったり、多様なイメージがあります
菊地さん:ありがとうございます。神秘的であったり、ファンタジックであったり、今回のようにかわいい曲もあったり、いろいろなタイプに挑戦しています。その中でriyaのきれいなボーカルとコーラスは柱となってますね。あと特徴があるとすれば、アコギや弦が多いのでさわやかな印象と、割と転調が多いかもしれません。さらっとした詞の世界観も……。
riyaさん:あまり直接的には書かなくて、いくつもの意味にとれるように書いてみたり(笑)。聴いてくれる人がその時に気分で解釈してもらえればいいなと。
菊地さん:曲も詞もふわっとした感覚があるかなと思います。
――2月にアニメ『空を見上げる少女の瞳に映る世界』のOP曲「アネモイ」が発売されたばかりで、今度はゲーム『Canvas3~白銀のポートレート~』のOP曲「この声が届いたら」がリリースされますが、制作作業はやはり「アネモイ」のほうが先だったんですか?
菊地さん:ほとんど同時期に並行するような感じでやっていましたので、あの頃は忙しかったですね。
riyaさん:でもこんなに近いタイミングで、2つの作品のテーマ曲を担当させていただくことはなかなかないので、うれしかったです。
――「この声が届いたら」をはじめ、ほとんどの曲がriyaさんが作詞をして、菊地さんが作曲・編曲をされていますが、詞と曲どちらが最初なんですか?
riyaさん:曲からの形が多いですね。
菊地さん:僕がまず曲を作って、riyaにデモを渡して詞を書くというスタイルをデビューからずっと続けてます。
●前向きな女の子の視点の詞と疾走感溢れる曲
――『Canvas3』という作品の印象についてお聞かせください
riyaさん:絵がきれいで、キャラクターもかわいいなって。
菊地さん:デモムービーも素敵でした。eufoniusのさわやかな曲調にもピッタリ合っているからオファーがいただけたのかなと。
――『Canvas3』のOP曲ということで、どんな曲にしようと思ったんでしょうか?
菊地さん:オーダーの時点で、ゲームの雰囲気と青春っぽい、甘酸っぱい感じを取り入れつつ、そしてOP曲ということで疾走感を入れて作ろうと思いました。
riyaさん:歌詞は作品が恋愛ものということで、普段はあまりストレートには書かないんですが、今回に関しては女の子と男の子がいるという前提の元、わかりやすく書きました。
――詞は女の子視点で、かなり前向きな印象があります
riyaさん:そうですね。「振り向いてほしい」という想いが前面に出ているような。プレーされる方は男性が多いと思うので、「女の子ってこうなんだよ」という乙女心を描いてみました(笑)。また女の子が心の中で思っているだろうという例をいくつか挙げながら、内面的な感じで書いていきました。
――全体的に流れから1コーラス、2コーラスとできていったのか、あるいはフレーズが思い浮かんでブロックごとに書いていったんですか?
riyaさん:TVサイズというか、短いバージョンは順を追って書いていきますが、その後はブロックごとに書いたりすることもあります。こういうゲームなどのストーリーありきの曲というのは、歌もストーリーが大事だと思うので、そういう部分を考えつつ、流れで書いていきますね。
――サウンドは冒頭、ピアノから始まって、ストリングスなど生っぽい感じがしました
菊地さん:ゲーム主題歌というと打ち込みメインみたいな曲も多いんですが、僕らはできる限り、シンセは使わないようにして、ピアノとストリングス、アコースティックギターなどシンプルな方向でやってみようと。riyaのコーラスなどeufoniusらしさを活かすために、オケも薄めにして、さわやかで軽快なアレンジにしてみました。
――薄めのオケとのことですが、楽器の一音、一音がしっかり聴こえるのがいいですね
菊地さん:トラックが少ないと難しさもありますが、そこはうまくできたかなと思います。
――riyaさんのコーラスも確かにきれいですね
riyaさん:ありがとうございます。eufoniusといえば造語のコーラスと高音のコーラスは持ち味なので。
菊地さん:そのコーラスが入るとeufoniusらしくなるんですよね。
riyaさん:特にさわやかな曲だとより映えてくるので、ぜひ入れたいと。
――riyaさんのコーラスの聴き取りにくいフレーズも造語なんですか?
riyaさん:そうですね。こういった取材やファンの方からよく聴かれます(笑)。
――ヨーロッパ方面の言葉なのかなと思って聴いていましたが……
riyaさん:ニュアンス的にはそっちの方向を目指しているんですけど。
菊地さん:むしろ意味を持たせないようにすることを大事にしてます。
――ラストフレーズの部分なんて「何って言っているんだろう?」とすごく気になりました!
riyaさん:(笑)。
菊地さん:あれはTVサイズ用に作ってちゃんと入れたいなという意図があって。あそこでグッとeufoniusっぽくなると思ってやってみました。
――リリースされるのが春先ということで、どこか春っぽい雰囲気もありますね
菊地さん:そうですね。そこも意識しました。
riyaさん:色で例えるとサクラ色、ピンクみたいな。
菊地さん:心がワクワクと躍るような感じもありますね。
●聴きどころはサビ、eufonius的ラブソング
――レコーディングはいかがでしたか?
riyaさん:曲もさわやかだし、ゲームもかわいい印象だったので、意識的にかわいめに歌ってみました。あとはキャッチーな感じで。
菊地さん:eufonius的なラブソングになったかなと。
――この曲の聴きどころといえば……
riyaさん:私的にはタイトルが出てくるあたりの、サビの盛り上がりの部分ですね。かわいくて、さわやかなんだけど、ちょっぴりせつないところは注目してほしいです。
菊地さん:アレンジもシンプルで、アコースティックっぽいので歌や歌詞に集中していただける曲になったと思います。歌の世界観を楽しんでいただければいいですね。
――ゲームの制作の方に曲を聴いてもらった時の反応は?
菊地さん:よかったと思います(笑)。メールの返事では好評で喜んでいただけました。今回、曲に関しても詞に関しても、OP曲、ED曲「星のパルス」ともども、スムーズに進んで、気に入っていただけたのかなと思います。
●「星のパルス」はJ-POPの王道!
――カップリングの「星のパルス」は『Canvas3』のED曲になっていますが、どんな曲ですか?
菊地さん:こちらは落ち着いた雰囲気で、ゲームの余韻に浸れるような、クールダウンできるような曲作りを目指しました。サウンドもシンセを使ってクールな感じで、「この声が届いたら」と対極的な位置付けを意識して作りました。
――詞の世界観やストーリーを説明していただけますか?
riyaさん:ゲームが進行して女の子達も成長し、そこから自分のことも大事に思えるようになったという内容です。最初から最後まで、「今まで知らなかったことがすべてわかった」ということをずっとつづっています。
――サウンドやアレンジ的にも凝っている感じがします
菊地さん:一昔前のアニメのED曲、80年代、90年代の僕らが子供の頃に聴いていたような曲っぽい味付けをしました。スネアやドラムマシーンの音とか、サビで半音転調するとかJポップの王道らしいアレンジで。eufoniusとしては割と珍しいタイプの曲ですが、ゲームをやった以外の人にも楽しんでいただけるポピュラーな曲になったかなと思います。OP曲と同様にアコースティックギターも入っていて、デビュー当時から弾いていただいていますが、今回もギターソロがかっこいいです。
――2曲とも、エレキギターがないのも珍しいですね
菊地さん:エレキを使うことは少ないですね。7~8割はアコギだと思います。あとギター以外の他のミュージシャンの方も長いお付き合いで、そういう素晴らしい方々の演奏はeufoniusのサウンドを表現する上で重要なファクターになっています。
――レコーディングで苦労されたところはありますか?
riyaさん:この曲に関しては歌いやすかったです。
菊地さん:素直な曲だからやりやすかったのもしれませんね。
●振り返るとあっという間だったデビューからの5年
――『双恋』のOP曲「はばたく未来」でメジャーデビューしてから今年で5周年になりますが、ここまで振り返ってみた感想は?
riyaさん:あっという間ですね。
菊地さん:アニメ、ゲームなどいろいろな作品のテーマ曲を担当させていただいたり、楽曲提供もさせていただいて、自主制作でもCDを出したり、内容が濃かったですね。今年も2月、3月と連続でリリースさせていただいて、今回ゲームのOP曲とED曲を両方やらせていただいて、幸せです。
riyaさん:5周年の年としては最高のスタートが切れたと思います
――そんなアニバーサルイヤーの今年の展望などがあれば教えてください
riyaさん:皆さんからご要望が多かったライブができたらいいなと思っています。
菊地さん:今までは制作が多かったので、なかなかライブをすることができなくて。そんな中で、去年は関西の大学や愛知の高校でライブやトークイベントをする機会があって。
riyaさん:ああいう規模のイベントはファンの方との距離も近くて、ライブだけでなく、クイズやトークがあったりして楽しかったです。
菊地さん:曲も結構たまってきたので、時間とスケジュールがとれれば、ライブはいつでもという感じです。あとは年内にアルバムが出せたらいいなと。それと記念になるような、何かができればいいなと考えています。
――最後にメッセージをお願いします
riyaさん:久しぶりにeufoniusのさわやかバージョンの曲がリリースできて、ありがたく思っています。「この声が届いたら」も「星のパルス」もいい曲になったと思うので、両方楽しんでください。そしてすぐ『Canvas3』も発売になりますので、こちらもプレーしていただき、また曲を聴いていただければうれしいです。
菊地さん:今年は年明けから続いてうれしいです。ゲームのOP曲とED曲を両方やらせていただくことは、ゲームの世界観を彩るという重要な役目であり、ありがたく思っています。今までeufoniusの曲を聴いてくださった方には違うカラーが出せたかなと感じています。eufoniusの曲としてもさわやかで新鮮な部分を楽しんでいただきつつ、『Canvas3』の発売前ということもあり、CDを聴いてゲームが出るのを楽しみに待っていてください。今年は5周年という記念すべき年なので、昨年以上に精力的に活動していきますのでよろしくお願いします!
「この声が届いたら」/eufonius
2009年3月18日発売
1,260円(税込)
発売:ティームエンタテンメント
『Canvas3~白銀のポートレート~』オリジナルサウンドトラック
2009年4月8日発売
3,360円(税込)
発売:ティームエンタテンメント
●イベント情報
◆eufonius「この声が届いたら」CD発売記念インストアイベント
開催日時:2009年3月20日(金・祝)
開演16:00
会場:とらのあな 秋葉原1号店
イベント内容:ミニライブ&特典お渡し会
◆『Canvas3 ~白銀のポートレート~』ゲーム発売記念イベント
開催日時:2009年3月20日(金・祝)
開演:17:30
会場:秋葉原・廣瀬本社ビル 5Fホール
ゲスト:eufonius
※参加方法についてはティームエンタテインメント特設サイトまで
「この声が届いたら」/eufonius
2009年3月18日発売
1260円(税込)
発売:ティームエンタテンメント
『Canvas3~白銀のポートレート~』オリジナルサウンドトラック
2009年4月8日発売
3360円(税込)
発売:ティームエンタテンメント















































