Suaraさんが4thアルバム『キズナ』を8月19日にリリースで記念インタビュー！2010年1月2・3日にはShibuya O-EASTで2DAYSライブも決定だ！！

　今年に入り、3枚のシングルをリリースしたSuaraさんが、4枚目となるアルバム『キズナ』を8月19日にリリースした。

　09年リリースのヒットシングル3作、TVアニメ『WHITE ALBUM』のED曲「舞い落ちる雪のように」、テレビアニメ『ティアーズ・トゥ・ティアラ』のOP曲「Free and Dream」、OVA『うたわれるもの』のOP曲「adamant faith」に加え、PCゲーム『痕』のOP曲＆ED曲と、『Chaos TCGおれよめラジオ』テーマ曲など初CD化した3曲に、Suaraさん作詞の「また会えるその日まで」を含むオリジナル6曲の全12曲を収録している。

　アルバムタイトルとなった“絆”をテーマに、様々なサウンドや世界観の曲が集結したが、どの曲も「リアルな言葉と表現で歌いたい」というSuaraさんのポリシーに沿っており、等身大のSuaraさんに近づける１枚になった。

　定評のあるボーカルの表現力も前作から更に進化し、ボーカリスト・Suaraの実力と魅力を十分に味わえるはず。ストイックなまでにボーカルスタイルを追求するSuaraさんのアルバムを聴いてみてほしい。

　2010年1月2日と3日には、東京・Shibuya O-EASTにて『Suara LIVE 2010～歌始め～』と題した2DAYSライブが決定。約1年半ぶりであり、『キズナ』リリース後の初のソロライブになる。同会場での2日間連続のライブも初めてで、選曲や趣向など、いろいろと期待できるステージになりそうだ。11月14日の一般発売に先駆け、10月18日から先行販売が始まるのでぜひおさえておきたい。2010年のスタートはSuaraさんと一緒に過ごそう！


『キズナ』／Suara
8月19日発売
3,000円（税込）
発売：フィックス
販売：キングレコード

Suara LIVE 2010～歌始め～
2010年1月2日（土）17:00開場　18:00開演
　　　1月3日（日）16:00開場　17:00開演
東京・Shibuya O-EAST
5,250円（税込・ドリンク代別）
10月18～25日　イープラスにて抽選発売、10月31日より声優アニメイト＋hm3に先行発売。11月14日よりイープラス、ローソンチケット、電子チケットぴあで一般発売開始。
問い合わせ：ムービックプロモートサービス　03-3530-1461（平日10～17時）

>>Suara公式サイト

●リアルな言葉で、いろいろな形の絆を描いたアルバム

――アルバムを作るにあたってのコンセプトを教えてください。

Suaraさん：今年、TVアニメ『WHITE ALBUM』のED曲「舞い落ちる雪のように」、『ティアーズ・トゥ・ティアラ』のOP曲「Free and Dream」、OVA『うたわれるもの』OP曲「adamant faith」の曲を歌わせていただきました。「adamant faith」は、運命の下での人同士の結び付き。「Free and Dream」は友情。“つながり”を描いた曲が多いことに気付いて、“絆”をテーマに作ったら面白いかなと思い、制作を始めました。


――12曲中6曲が新曲ですが、コンセプトが決まってから曲のオーダーをしたんですか？

Suaraさん：作曲に関しては、"こんな感じの曲を歌いたい"とかリクエストした曲もありますが、基本的にはいつも通り自由に作って頂きました。歌詞に関してはコンセプトを踏まえてオーダーした曲は「Crystal Tears」になります。「春夏秋冬」「天使がみる夢」はテーマを指定させてもらいました。他の曲は作詞の方がメロディーから感じるものを自由に書いてもらっています。ですが、あがって来たほとんどの曲が絆につながる詞になっていてビックリしました。日頃から「リアルな言葉や表現で歌いたい」と話していたのを、作詞の皆さんが汲んでくれてみたいで。そこにも絆を実感しました。


●Suaraさん作詞の「また会えるその日まで」は遠距離恋愛応援ソング

――「TOKYO-days」は女の子の上京、「彼女の背中」は片思いなど、身近なエピソードが描かれた曲から、大きな愛を感じさせる壮大な「春夏秋冬」まで、絆にはいろいろありますね。ご自身で作詞された「また会えるその日まで」は遠距離恋愛がテーマですが……。

Suaraさん：遠距離恋愛中のカップルへの応援ソングです。曲をいただいた時、かわいらしく明るい女の子像が浮かんできて。そして絆というテーマだと遠距離恋愛だろうと（笑）。


――青春時代を思い出させるような優しく、温かいサウンドで癒されます。

Suaraさん：時代の流れに左右されず、いつ聴いてもいい音楽だなと思える曲を歌っていきたいので、懐かしいけど、古臭くなく、身近に感じられる曲になっていると思います。


――一転して「春夏秋冬」のスケール感は歴史番組や紀行番組のテーマ曲にピッタリです。

Suaraさん：アルバムならではの曲にしたくて。詞が4番まであるのも珍しいです。今まで応援してくださった方には、和風なSuaraのイメージがあると思うので、そういう曲も入れようと。四季がはっきりしているのも日本特有ですし、日本語の響きもきれいな曲です。


――昨年のライブでお披露目した「花詞」もやっとCDで聴けます。

Suaraさん：昨年のライブで初披露でしたが、曲自体はデビューする1年前から完成していました。デビューするきっかけにもなった大切な曲がやっとCD化できて嬉しいです。


●ラストの「天使がみる夢」は歌謡ロックテイストで意味深な曲

――曲順も興味深かったです。最初はタイアップ曲が続き、それぞれインパクトがあって、中盤で物語やエピソードが身近に感じられる曲が並び、終盤ではしっとりと聴かせて……。

Suaraさん：今までで一番悩みました。曲調も雰囲気も違う曲が集まったので、最初は不安もありました。バラエティに富んでいるので飽きずに聴いてほしいと、落ち着いた曲の間に急にアッパーな「フレンズ」を入れたりと工夫しました。「Free and Dream」ができた時、「次のアルバム、どうなるんだろう？」と思ったのですが、完成してみるときれいにまとまったかなと思います（笑）。


――ミディアム調の「天使がみる夢」がラストの位置にきたのも意外でした。詞の内容も未来に待っているものが幸せなのか、不安なのか、ハッキリとしてなくて。

Suaraさん：確かに明るくもとれるし、悩んでいるふうにも思えますよね。どちらの意味にとってもらっても構いません。心にグサっと突き刺さるフレーズもあって、そこをどう受け止めるかもその人次第ですし。音楽に関わらず、映画や小説でも、意味深なものって続きが気になるじゃないですか。余韻を楽しんでもらいつつ、この先、Suaraがどんな音楽を作るのかなと、興味を持ってもらえたらという想いも込められています。だから最後に持ってきました。過去3枚の最後が壮大なバラードだったので、意表をつく意味もあります（笑）。


――アルバムの中で印象的な曲は？

Suaraさん：「天使がみる夢」です。アレンジも、私が好きな90年代歌謡ロックテイストになっているし、詞も私が自分で書く場合は、「トモシビ」のように最初は悩んでいても、最後は立ち上がる形で締めることが多いんですが、この曲は自分ではどうにもならなくて、神様にお願いしてみたり、誰かに頼る弱さは、これまでにない世界観で気に入っています。

●新たな挑戦とブレない自分らしさのバランスがとれたアルバム

――今回のアルバムで挑戦したことはありますか？

Suaraさん：「フレンズ」は四つ打のトランスで初挑戦でしたし、アッパーな「Free and Dream」も新鮮でした。タイアップ曲は挑戦が大きかったけど、オリジナル曲に関しては、1stアルバム『アマネウタ』から変わらないスタイルを踏襲している気がします。チャレンジもしつつ、ブレずに自分らしさも残すというバランスがとれたかなと思います。


――タイアップ曲は違ったタイプで、その曲でSuaraさんを知った方はこのアルバムを聴いて驚くかもしれませんね。曲ごとにSuaraさんの歌い方や雰囲気も変わっていますから。

Suaraさん：初期はバラードを歌うことが多かったので、Suara=バラードというイメージを持っている方も多いと思いますが、「Free and Dream」から聴いた方は「ロックっぽい曲を歌う人なんだ」と。今まで聴いてくださった方にも、最近聴いてくださるようになった方にも、このアルバムでサプライズを与え、Suaraのいろいろな魅力が伝わればいいですね。


――ジャケットではとてもプレーンで素のままのSuaraさんの表情が見られます。

Suaraさん：曲の歌詞同様に、リアルで等身大の私がそのまま出ている感じで（笑）。『アマネウタ』をほうふつとさせるところもあります。ブレないという意味で、あの頃に思った、「Suaraはこういう歌を歌っていこう」という気持ちにもう一度立ち返りたくて。


●年明けのワンマンライブは初の2DAYS！

――そして待望のソロライブが決まりましたが来年の1月。前回のライブも1年半ぶりで、また1年半ぶり。焦らしますね（笑）。

Suaraさん：もっと早くやりたかったんですけど（笑）。お待たせした分、前回より成長した部分もお見せするつもりです。今回は初の2DAYSなので、今までの曲もできる限り歌いたいし、もちろんアルバムの曲も歌うし、そうなると2日間でも足りないかも。選曲に悩みそうです。それにライブタイトルにもあるように、2010年の歌い始めです。年始のごあいさつも兼ねて、みんなで楽しめるライブにしたいです。


――最後に皆さんへメッセージをお願いします。

Suaraさん："絆"は大きなテーマなので、私自身もハッキリと「こういうものです」とお伝えできません。でもこのアルバムを聴くことで、自分の周りにいる人達との絆を再確認したり、考えるきっかけになればいいなと思います。そして年明けのワンマンライブで年始のあいさつをできるのも、歌い始めを皆さんと一緒にできるのも嬉しいです。初めての2DAYSならではの趣向も考えています。2010年がいい年になるように、幕開けにふさわしい、いいライブにしたいと思いますのでぜひ遊びに来てくださいね！