5時間で36曲を熱唱!『Live5pb.2010』レポート

5pb.のアーティストが大集結する年に1回のビッグイベント『Live5pb.2010』が開催!36曲5時間を超える熱いステージを展開!!

 音楽&ゲームメーカーの5pb.の一大ライブイベント『Live5pb.2010』が10月16日、東京・JCBホールにて開催された。2008年から始まった『Live5pb.』も今回で3回目。更に会社設立5周年を迎える節目にふさわしい豪華ラインナップで5時間を超える熱いステージを展開した。

 MCは5pb.代表作の『メモリーズオフ』シリーズに出演し、『Live5pb.2008』からMCを担当する声優・間島淳司さんと、『シュタインズ・ゲート』や『コープスパーティBR』など5pb.作品に出演する山本彩乃さんの二人。

●いとうかなこさん・榊原ゆいさん・彩音さんは迫力のあるボーカルとステージで魅せた

 OPを飾ったのは、いとうかなこさん。今年、大ヒットし、5pb.の代表作のひとつなった『シュタインズ・ゲート』のXbox 360版OP曲「スカイクラッドの観測者」で、5pb.社長でサウンドメーカー、クリエーターとして知られる志倉千代丸さんもギターを弾いていた。そのギタープレーの熱さと切れ味はさすが。いとうさんは志倉さん原案の『シュタインズ・ゲート』、『カオスヘッド』から4曲を熱唱。エメラルドグリーンの衣装を着たいとうさんは、大きなアクションと迫力のダイナマイトボーカルで輝いた。
 榊原ゆいさんはツインテールでガーリーな衣装でかわいい「にゃんだふる!」を歌ったかと思えば、『カオスヘッド』で演じたFESに扮し、ファンタズムとしてクールに熱く「運命のファルファッラ」、「磔のミサ」の2曲でまったく別の顔を見せてくれた。
 5pb.のシンボルアーティストの一人、彩音さんは本編のトリ、アンコールと貫禄のあるステージング。4人のダンサーを引き連れて、T字マイクを使って歌い踊るパフォーマンスで終盤をホットに盛り上げた。代表曲の「Lunatic Tears…」ではイントロが流れただけで歓声が沸くほどだった。


●今井麻美さんはソロとユニットで活躍。長谷川明子さん、naoさん、ELISAさんはスペシャルなプレゼント

 今井麻美さんはソロコーナーでは11月23日発売の1stアルバム『COLOR SANCTUARY』のタイトル曲など3曲、喜多村英梨さんとのユニット、ARTERY VEINで「Confutatisの祈り」など2曲を歌った。それぞれカラーが違う楽曲だが、そのスケール感と存在感で今井さんらしさをアピール。また『シュタインズ・ゲート』コーナーで朗読劇やトークに参加するなど大活躍。
 長谷川明子さんはハイトーンボイスが冴え渡った。10月27日発売の新曲「I Can Fly」を、作・編曲を手がけた古代祐三さん(『イース』シリーズの音楽担当)のキーボード演奏で歌った。
 このステージならではのスペシャルコラボは他にもnaoさんは、『ロマンシング サ・ガ』シリーズの音楽でおなじみの伊藤賢治さんが作曲した12月22日発売の新曲「流星のビヴロスト」で共演。伊藤さんの華麗なピアノソロから始まるイントロに大いに沸いた。naoさんはソロデビュー曲で究極の電波ソング「シンクロしようよ」では「サイリュームを折って」と促すなどエンジョイ!
 初参加のELISAさんは、志倉さん作詞・作曲の「鵬翼のプロフェシア」と「聖櫃のプロフェシア」の2曲をつなぐ、スペシャルメドレーを歌い、パワフルなクリスタルボイスの魅力を存分に発揮した。


●アフィリア・サーガ・イーストは新メンバー&新曲発表。季節感いっぱいの小坂りゆさんと氷青さん

 女性ボーカルユニット、アフィリア・サーガ・イーストはいきなり2人の新メンバー発表。先日、参加したマホさんに加え、カレンさんはこの日電撃参戦で会場を驚かせた。12月1日発売の新曲「ニーハイ・エゴイスト」はつんくさん作曲、志倉さん作詞という話題のコラボ。かわいいエレクトロポップはアフィリア曲の新機軸。ロボットダンスあり、イナズマポーズありの振り付けに会場の視線も釘付け。12人の歌とダンスは華やかでステージごとに成長を感じる。
 来年10周年を迎える、小坂りゆさんはPC版『恋と水着と太陽と~スミレ島ライフセーバーず~』OP曲「夏のキセキ」で夏らしく明るく元気でまぶしく、続いて歌った氷青さんの「冬花火」は1stアルバムのタイトルチューンでしっとりとした冬のはかなさを感じる楽曲とまったく違った原風景を見せるセットリストにも感心。


●Asrielはゴシックワールド、Zweiはロック魂炸裂


 ボーカルのKOKOMIさんとコンポーザーの黒瀬圭亮さんとユニット、Asrielはゴシックワールドを展開。KOKOMIさんがヨーロッパ貴族のような円状に開いた豪華ドレスで度肝を抜き、ビラートの効いたボーカルで酔わせる。またKOKOMIさんのソロ活動第一弾の「誓響のイグレージャ」もお披露目。志倉さんによる楽曲で、PS3版『うみねこのなく頃に』のOP曲になっている。
 ボーカル・Ayumuとベース・Meguの女性ユニット、Zweiは『メモリーズオフ』シリーズの2曲を担当しているが、これまでの『メモリーズオフ』の楽曲とはひと味違うドライブ感あふれるロックチューンもすっかり認知された様子。走り回りながら弾くMeguさんのムービングベースは相変わらず、ボーカル・Ayumuさんの「ワッショイ!」のコール&レスポンスも響き渡った。

●来春アニメ化の『シュタインズ・ゲート』コーナーはキャスト&スタッフ登場

 来春アニメ化するゲーム『シュタインズ・ゲート』のコーナーもあり、紅莉栖(くりす)役の今井麻美さん、萌郁(もえか)役の後藤沙緒里さん、るか役の小林ゆうさん、綯(なえ)役の山本彩乃さんによる朗読劇風のミニドラマはアニメ化に向けての4人の心境をコミカルに描いたオリジナルストーリー。
 声優4人にアニメーション制作を手がけるWHITE FOXの岩佐がくさんとプロデューサーのフロンティアワークス・松永さんの二人を加えたトークコーナーではスタッフの発表やデザイン画が披露された。最後は出演者全員が来春のアニメ放送に向けての意気込みを語り、小林さんに促された松永プロデューサーと会場でアニメ化を祝っての万歳三唱も。イベント翌日の10月17日からアニメ公式サイトもオープン! アニメの進行状況も順調とのこと。


●アンコールに桃井はるこさんが登場。来春のDVD発売も決定!

 アンコールは名古屋からギリギリ到着した桃井はるこさんが、志倉さんとの共作「悠遠のアミュレット」で華を添えた。ギターで参加した志倉さんと並んだ2ショットは絵になる。
 最後は出演者全員がそろってのカーテンコールで、アーティスト一人ひとりが感謝の言葉を述べてサインボールを投げ入れ、全36曲、5時間超えのイベントは終了した。「また来年も遊びに来てください!」と志倉さんが宣言した瞬間、最高の拍手が送られた。なお、このイベントの模様は来春、DVDとして発売される。

<取材・文:永井和幸>

SET LIST
1stステージ
1「スカイクラッドの観測者」いとうかなこ
2.「にゃんだふる!」榊原ゆい
3.「LOOP」榊原ゆい
4.「COLOR SANCTUARY」今井麻美
5.「Strawberry~甘くせつない涙~」今井麻美
6.「シャングリラ」今井麻美
7.「夏のキセキ」小阪りゆ
8.「冬花火」氷青
9.「ニーハイ・エゴイスト」アフィリア・サーガ・イースト
10.「ワタシ☆LOVEなオトメ!」アフィリア・サーガ・イースト
11.「放課後_ロマンス」アフィリア・サーガ・イースト
12.「ぱすてるチャイム」nao
13.「シンクロしようよ」nao
14.「流星のビヴロスト」nao
15.「INNOCENT」Asriel
16.「ALTAIR」Asriel
17.「小指のパラドックス」Zwei
18.「Forever More」Zwei

2ndステージ
[シュタインズ・ゲート]コーナー
19.「運命のファルファッラ」ファンタズム
20.「磔のミサ」ファンタズム
21.「A.R」いとうかなこ
22.「Another Heaven」いとうかなこ
23.「euphoric field」ELISA
24.「鵬翼のプロフェシア~聖櫃のプロフェシア メドレー」ELISA
25.「Sunrise!」長谷川明子
26.「2100年の東京タワー」長谷川明子
27.「I Can Fly」長谷川明子
28.「Cofutatisの祈り」ARTERY VEIN
29.「闇に濡れたCatastrophe」ARTERY VEIN
30.「誓響のイグレージャ」KOKOMI
31.「十字架に捧ぐ七重奏」彩音
32.「想い出はゆびきりの記憶へ」彩音
33.「Lunatic Tears…」彩音
ENCORE
34.「悠遠のアミュレット」桃井はるこ
35.「Angelic bright」彩音
36.「Find the blue」いとうかなこ

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