映画『毎日かあさん』完成披露試写会舞台挨拶レポート

主演の小泉今日子さん、永瀬正敏さんをはじめ主要キャスト&スタッフが集合!映画『毎日かあさん』完成披露試写会舞台挨拶レポート

 涙も笑いで乗り越えるたくましい“かあさん”と、ちょっと変わった家族を描いた西原理恵子先生の傑作ベストセラー『毎日かあさん』の実写映画版が、いよいよ2月5日(土)より全国公開となる。

 その公開を目前に控えた1月20日(土)、新宿ピカデリーにて『毎日かあさん』完成披露試写会舞台挨拶が行われ、主演の小泉今日子さんをはじめ、永瀬正敏さん、矢部光祐さん、小西舞優さん、小林聖太郎監督、そして原作者の西原理恵子先生が登壇。満席の会場は大いに盛り上がった。

 舞台挨拶で行われたキャスト&スタッフからの挨拶、質疑応答の模様を紹介しよう。

●キャスト&スタッフからの挨拶コメント

小泉今日子さん:今日はたくさんの方に来ていただき嬉しいです。ありがとうございました。
撮影では、猛暑の中“毎日かあさん”をしておりました(笑)。
今回この役を演じてみて、「世の中のお母さんたちは、こんなに大変なことを一生やり続けるのか」と、改めて思いました。そんなお母さんたちを応援できる作品ができたと思いますので、楽しんでいってください。

永瀬正敏さん:本日はありがとうございました。
皆さんは、これから映画を観ていただけるということなので、是非ゆっくり楽しんでいってください。

矢部光祐さん:アニメの「毎日かあさん」を見たとき、僕にそっくりだと思いました(会場笑)。
今回、映画でブンジ役が出来てとても嬉しかったです。
元気なブンジがいっぱい見れると思いますので、楽しみにしていて下さい。
ありがとうございました。

小西舞優さん:フミ役を演じた小西舞優です。5歳です。
映画を観に来てくれてありがとうございます。

小林聖太郎監督:今日はありがとうございます。
脚本作りから考えると3年くらいかかったので、今日この日を迎えられたのが嘘みたいで、まだ現実味がないです。
皆さまにご覧いただくのが楽しみです。

西原理恵子先生:今日こうして良き日を迎えられて良かったです。
この映画を観て、「こんな家でも笑ってやっていけるんだ」と、皆さまのご自宅の敷居も下げていただき、掃除もしなくていいし、ご飯も作らないでてんやもんでいいから、笑って観ていただけたらと思います。


●当日行われた質疑応答の模様を紹介

――まずは小泉今日子さんにお伺いします。小泉さんは、以前から、西原さんの作品のファンだったと伺っていますが、本作でサイバラリエコ役を演じられていかがでしたでしょうか?

小泉今日子さん:西原先生の作品は本当に大好きで、ほとんどの作品を読んでいます。
ですので、逆に映画のお話をいただいたときに「え、やるの?」という躊躇があったんです。
でも、いざ演じるとなると実際の西原さんには適わないので、自分なりに役柄を組み立て直して臨みました。
そのくらい西原さんは素敵な人なんです。

――続きまして永瀬正敏さんにお伺いします。本作のために、撮影中の2週間でなんと12kgも減量したり、カメラマンだった鴨志田さんを演じるために、事前にいろいろとご準備をされたと伺っていますが、どのような役作りをされたのでしょうか。

永瀬正敏さん:役作りというか、減量などにしても、役者として当たり前のことをしただけですね。今回は良い芝居をしようというよりも、西原さんやお子さん、鴨志田さんのファンの方など、その人たちに失礼のないように、出来るだけ100パーセント鴨志田でいたいと思って挑みました。

――今回、永瀬さんはお写真も撮っていらっしゃったんですよね?

永瀬正敏さん:はい。普段も撮っているんですが、今回は戦場カメラマンという役でもあるので、劇中でも写真を撮らせていただきました。

――続きまして矢部光祐くんにお伺いします。撮影現場では、カメラが回っていないところでも、本当の家族のように過ごされていたとのことですが、実際の小泉かあさん、永瀬とうさんはいかがでしたか?

矢部光祐さん:お母さんの小泉さんは、いつもお昼を一緒に食べてくれました。あと、暑い時にアイスを買ってきてくれたり、遊んでくれたりもしてとても優しいお母さんでした。
お父さんの永瀬さんは、お昼を一緒に食べてくれたし、おんぶをして遊んでくれたり、写真を撮ったりしてくれて、とてもやさしいお父さんでした。

――小西舞優ちゃんはいかがでしたか?

小西舞優さん:おかしゃんはお弁当のとき、フミはお箸を上手く使えないので、フォークとスプーンのセットをくれて嬉しかったです。
おとしゃんは、ブロックとかカエルちゃんとかで遊んでくれました。
あと、お弁当の時におとしゃんだけ水を飲んでたので、かわいそうでした。
(これを聞いた永瀬さんは泣くまねを)
※永瀬さんは役のため減量をしていたため

――永瀬とうさんのクランクアップ・撮影終了時に、舞優ちゃんはいっぱい泣いてたそうですが、そんなに悲しかったのですか?

小西舞優さん:いつも遊んでくれて嬉しかったのに、もう会えないんだと思って、寂しくて泣いてしまいました。

――続きまして小林監督にお伺いします。異常猛暑だった昨年の8月から始まった撮影、西原さんの故郷でもある高知で実際にロケも行い、編集などを経て、いよいよ本日皆様にご鑑賞頂きます。ようやくお披露目を迎えた今のお気持ちをお聞かせください。

小林聖太郎監督:2年前くらいに初めて西原さんのお宅に伺って映画のお話をさせていただき、その時も2時間くらいで帰る予定だったのですが、そのまま夜までいて、結局泊めていただいて、翌日朝ご飯までいただいてしまい、フルコースだったのを思い出しました(笑)。
でも、その時に西原さんから「でも監督代わるんでしょ?」と言われて…(会場笑)。
無事に監督させていただくことが出来てよかったです(笑)。

――続きまして西原理恵子さんにお伺いします。西原さんの作品は、現在様々な作品が映画化されておりますが、その中でも特にこの『毎日かあさん』は、西原先生の思い入れが深い作品と伺っております。完成した映画をご覧になっていかがでしたか?

西原理恵子先生:永瀬さんが、私だけしか知らない鴨志田を演じていたことに、とても驚きました。
ちょっとしたしぐさとか表情とかが鴨ちゃんだったんですよね。
病院からやっと帰ってこれた時も、彼は自分がまたこの家からどこかに行かなくてはいけないことを知っていたんです。あの困ったような顔もそうだし、息子の靴を撮影していたりしていたのも…。
それを私はどうすることも出来なくて、ただ見ていることしか出来なかったんです。
そういった部分も私しか知らないはずなのに、永瀬さんは演じていらっしゃったので、本当に驚きました。
それと小泉さんに関しては、私の知っている輝かしいキョンキョンじゃなくて、すごくオカンなキョンキョンが見れて、女優さんっていうのはバッチイ汚れの仕事もしなくてはならないのだな、すごいなと思いました。
ジャージばかり着てもらってすみませんでした(笑)。

――最後に、永瀬さん、小泉さんから一言メッセージをお願いします。

永瀬正敏さん:本日これから映画を観ていただいて、気に入っていただけたら、この映画は2月5日に公開となりますので、また映画館へ帰ってきて下さい。
その際は、是非二度三度と帰って来ていただいて、お友達も一緒に連れてきていただけたらと思います。この映画を愛してください。

小泉今日子さん:映画をご覧いただく前に、1つだけ注意事項があります。
涙腺が弱い方は、あらかじめハンカチをご用意下さい(笑)。
ありがとうございました。

<映画『毎日かあさん』>
原作:西原理恵子 「毎日かあさん」(毎日新聞連載・毎日新聞社刊)
脚本:真辺克彦
監督:小林聖太郎

<キャスト>
小泉今日子(サイバラ リエコ役)
永瀬正敏(カモシダ ユタカ役)
矢部光祐(ブンジ役)
小西舞優(フミ役)
正司照枝
古田新太
大森南朋
田畑智子
光石研
鈴木砂羽
柴田理恵
北斗晶
安藤玉恵
遠山景織子

製作:映画「毎日かあさん」製作委員会
制作プロダクション:ツインズジャパン
配給:松竹
公開:2月5日全国ロードショー

<ストーリー>
わんぱくな6歳の息子と4歳にして女の武器を使う娘の母である、漫画家のサイバラ。
予想もつかない行動に出る子供たちに振り回されながらも、悲しいことや辛いことは笑い飛ばす、たくましい毎日を送っていた。

一方、元戦場カメラマンの夫は、その後遺症によるアルコール依存症と格闘中で、同じ失敗ばかりを繰り返す。やがてふたりは離婚することに…。

夫は、失った家族の大切さを痛いほど知り、懸命に治療を続けるが、今度はガンに侵されていることが発覚する。
「好きになったひとをきらいになるのはむずかしい」――もう長くはないと知りながら、サイバラは夫を再び家族として受け入れる決意をする。
そして家族4人の束の間の幸せな日々が始まった――。

>>映画『毎日かあさん』公式サイト
>>映画『毎日かあさん』公式Twitter

(C) 2011映画「毎日かあさん」製作委員会
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