アニメ『毎日かあさん』アフレコ後にキャストインタビュー

森公美子さんが4月から二児のかあさんに!?西原理恵子さん原作のアニメ『毎日かあさん』第1話アフレコレポート。出演の森さん、田口浩正さん、岡本麗さん、藤井結夏さんに直撃インタビュー!

 2009年2月26日、都内スタジオにて、4月の新番組『毎日かあさん』第1話のアフレコが行われた。本作は漫画家・西原理恵子さんの体験を基に、2人の子供との日常を描いたファミリーアニメ。原作単行本は、現在第5巻まで発売中で、シリーズ累計販売数は130万部を突破(毎日新聞日曜朝刊くらしナビ面にて連載中)。2004年には文化庁メディア芸術祭賞、2005年には手塚治虫文化賞(短編マンガ部門)を受賞した大人気作である。

 アニメ版の監督には、『クレヨンしんちゃん』でお馴染み、本郷みつるさんを迎え、他にも副監督に片貝慎さん、シリーズ構成に高橋ナツコさん、キャラクターデザインに水谷謙太さんが務め、アニメーション制作はぎゃろっぷが担当している。

 気になる声の出演は、主人公の漫画家・かあさん役には森公美子さん。その夫で、ノンフィクションカメラマンのとうさん役には田口浩正さん。長男の文治役には園崎未恵さん。長女のふみ役には藤井結夏さん。祖母役には岡本麗さん。TV、映画、舞台等でお馴染みの役者陣が勢揃いしている。

 当日は、森さん、田口さん、岡本さん、藤井さんによる、記者向けの公開アフレコを開催。アニメのアフレコ経験は少ない、もしくは初めてという森さん達だが、イキイキとした熱演をみせてくれた。その後は、森さん達を囲んだ会見も行われ、演じるキャラクターやアフレコの感想を語ってもらった。


──第1話のアフレコを終えての感想をお願いします

森公美子さん(かあさん役):意外と台詞がガンガンいくんですよ。「うぁぁぁぁぁ」とか、怒鳴り声なんかもすごく多かったりとか、音楽の域に達しているようなものもあって、これはついていけるのかな? と思ったりとか、声だけでもメリハリがあるなとか思いましたね。

田口浩正さん(とうさん役):いろんな仕事してますけど、41歳になって初めて、アニメの声ということで、新人の気持ちで演じさせていただこうかと思います。とにかく分からないことだらけなので、今はもう探り探りで進めています。

岡本麗さん(祖母役):私も初めてのアニメのお仕事なんです。映画の吹き替えはやったことあるんですけど、それは元の役者さんの声も音楽も全部入ってるもので、アニメの場合は全く何も入ってないから、「どこをきっかけに入りましょう」となるんです。台本を見ていると画面を見逃しちゃうので、すごいドキドキしています(笑)。

藤井結夏さん(ふみ役):アフレコは楽しかったです。みんなすごい上手で、自分がここにいられるのがすごい幸せです。

森さん:結夏ちゃん、すごく可愛いんですよね。「お母ちゃん大ちゅき!」なんて言われると、ふうって(←感動)なりますね。で、岡本さんはひどいんですよー。さっき、私の隣に、かあさんの着ぐるみが写ってる写真があったんですが、「着ぐるみの隣に着ぐるみ?」ですって(笑)。

岡本さん:一応、見分けがつく様に私が、その間に入りました(笑)。

一同:(笑)。


──役を演じる上で、心がけている点は何でしょうか?

森さん:二児の母ということで、どういう目線で演じたらいいのかと思ってたんですが、スタッフさんから“そのまま自然でお願いしますって言われたんです。子供を愛するがあまり怒鳴ったりしますけど、やっぱり愛しているから怒鳴れる!「わーーー」ってなって自分を見失ったりするんですが、やっぱり家族のことを一番に考えているお母さんなんです。それを底辺において演じています。


──田口さん演じるとうさんは、あまり家にいないカメラマンだとか。

森さん:危ない現場ばっかり行ってるんですよね。例えば、月が綺麗な夜に携帯電話で「月が綺麗よ」って話しても、お父さんのところは曇りだったりとか、戦場の最前線だったりとか……。それを懸念しつつ「お父さん大丈夫かな、この月観られるかな?」みたいな、すごくいい夫婦愛がすーっと流れてます。

岡本さん:ベタベタしてないですよね。お父さんは子供と一緒に怒られてるし(笑)。

田口さん:そうですね(笑)。並びは子供と一緒ですね。

森さん:「誰だー」って怒られて、「俺じゃない」みたいな(笑)。

田口さん:「……僕じゃないと思うよ」っていう感じで(笑)。とうさんは、根本的には子供と同じ様に、好きなことをやってるキャラクターなんだと思います。だけど勿論、家族を愛してるというのは前面にあって、かあさんに任せられるっていう安堵感があってこそ外に出ていると思うんです。僕はまだ、画面に綺麗に合わせて演技することは慣れないので、ちゃんと空気を感じられて台詞が出るように、自分の体勢をもっていければいいかなと思っています。

岡本さん:私はこの母(祖母)ありて、この娘(かあさん)ありみたいな感じで、やっぱり娘にはキツイこと言ってるんですよ。孫達をかばってかあさんを怒鳴るみたいな。だけどやっぱりそれは、愛があるからですね。怒鳴るんだけど、優しさとか愛とかはあるつもりで演じるんです……が、いかんせんアニメは初心者だし、しかも高知弁を話す役なんですよ。アクセントと口を合わせるので四苦八苦してます(笑)。

藤井さん:ふみちゃんは、お父さんに対しては、可愛いって言ってもらいたくてすごく甘えてるみたいな感じです。お母さんには「だーい好き」って言ってて、お婆ちゃんは、いつも側にいてくれる、優しいおばあちゃんって思っています。声で、気持ちを表現するのは、すごい難しくて、これからもっともっと頑張っていきたいと思います。


──最後に番組を楽しみにしているファンへひとことお願いします

藤井さん:可愛いふみちゃんを、頑張って演じますので、皆さん観て下さい!

岡本さん:落ち込まないで前向きに生きてる家族なので、私達も前向きに頑張ってる作品です。不況で大変な時期ですが、皆さんも、頑張って楽しく生きていきましょう! よろしくお願いいたします。

田口さん:多分、出演している僕自身も、他人事の様にオンエアを観て、ケラケラ笑えると思います。皆さんも同じように楽しめると思うので、今からオンエアが楽しみです。

森さん:とにかく皆さんに、元気や勇気を与えようっていう作品になっていると思います。ちょっと落ち込んでいるお母さんや、家族みんなに、観ていただけるお話が揃っていますので、是非これを観て元気になって下さい。


<放送情報>
テレビ東京系列 4月1日(水)19:00~
※4月1日は19:00~19:55の拡大スペシャル。4月8日は休止。4月15日より19:00~19:26の放映


<STAFF>
監督:本郷みつる
副監督:片貝慎
シリーズ構成:高橋ナツコ
キャラクターデザイン:水谷謙太
美術:三原伸明
色彩設計:横井正人
総作画監督:和田高明
音響監督:松岡裕紀
音楽:栗原正己
音楽制作:コロムビアミュージックエンタテインメント
アニメーション制作:ぎゃろっぷ
制作:NAS
製作:テレビ東京・NAS

<CAST>
かあさん:森公美子
とうさん:田口浩正
文治:園崎未恵
ふみ:藤井結夏
祖母:岡本麗

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