
最先端の研究も展示で未来とコラボ――「つっコミ!! - つくばSF・コミックフェスタ2011」レポート~萌え米からイバライガー、二足歩行ロボットまで!
「つっコミ!! - つくばSF・コミックフェスタ2011」が、2011年2月11日~13日の期間、茨城県つくばセンタービルを中心としたエリアで開催された。
「つっコミ!!」は、漫画やアニメ、SFといったサブカルチャーと、つくば研究学園都市で研究されているロボットやサイエンスといった分野のコラボレーションにより、つくばの産業育成や地域活性化を狙いとしたイベントだ。今回、雪の中行なわれた開催初日の会場の模様をご紹介!
メイン会場となったつくばセンタービルでは、企業によるブース出展と同人誌即売会が行なわれた。企業ブースのセンターにはつくば市物産会が出展していたが、流石は「つっコミ」の物産会だけあり、商品は“ミルキー姫”“れんげまいちゃん”といった萌え米、萌えラー油の“福来みかんラー油”などかわいいイラストとコラボした商品が中心、販売しているのもメイドさんという徹底ぶりだ。
また、萌えコラボ商品といえばこの人、イラストレイターの西又葵さんとコラボした小田原かまぼこなどもブース出展。他にはアニメ・ゲームファンにはおなじみの5pb.や、茨城県を守るローカルヒーロー“時空戦士イバライガーR”のグッズショップなども出展していた。
“時空戦士イバライガーR”は会場にも登場し、握手会や記念撮影などで子供たちに大人気。途中、メインステージにジャーク怪人やジャーク戦闘員が来襲するアクシデントもあったが、時空戦士イバライガーRやイバ・ガールたちの活躍により無事撃退されていた。
企業ブースや同人誌即売会が行なわれた上のフロアでは、つくばの研究機関の取り組みを紹介する研究所特別展を実施。展示の中で特に目を引いたのは産業技術総合研究所によるロボットの実演展示で、接触や呼びかけ、光などに反応して自立学習する……平たく言えばなでたり呼びかけるとかわいく反応して癒やしてくれるアザラシ型ロボットの“パロ”や、二足歩行する小型ヒューマノイドロボット“チョロメテ”などを展示。PCからの無線指令で立ち上がり、パンチやキックを繰り出したり、柔軟運動をしたりする姿はまさに『プラレス三四郎』や『エンジェリックレイヤー』の世界で、アニメやゲームとロボット・サイエンスがコラボした“つっコミ!!”ならではの展示に感じられた。
また、夜にはつくば国際会議場にて、串田アキラさん、宮内タカユキさん、声優の野沢雅子さんらが参加するライブ&トークショーも実施。12日には水木一郎さん、鮎川麻弥さん、野沢雅子さん、松本零士さん、13日には遠藤正明さん、きただにひろしさん、米倉千尋さんと、非常に豪華な顔ぶれの登場が予定されているとのことだ。
“つっコミ”の目玉の一つであるコスプレについては別記事で紹介するので、そちらもチェックしてほしい。
<取材・文:中里キリ>
>>つっコミ!! - つくばSF・コミックフェスタ公式サイト
茨城と世界の平和を守るローカルヒーロー“時空戦士イバライガーR”
メイドさんが店頭に立つつくば物産会ブース
西又葵さんパッケージの“いたぼこ”販売
同人誌即売会には地元大学漫研など8ブース前後が参加。手作り感のあるまったりムード
企業ブース入り口には5pb.の『シュタインズ・ゲート』レイヤーさんが!
握手会などで大人気のイバライガー行列を捌いていた黒子さん
“科学アドベンチャー”シリーズや『メモリーズオフ』シリーズなどのグッズ物販を行なった5pb.ブース
左が“ミルキー姫”、右が“れんげまいちゃん”
筑波特選福来みかんラー油
戦いに疲れたショッカーをいたわるライダー(コスプレ)
ライダーを鋭く撮影する戦場カメラマン(コスプレ)
つくば駅の土産物屋もツンデレモードに
会場近くのホテルも“つっコミ”とコラボ
降雪に負けず決行されたイバライガーショー
身を呈してジャーク怪人を捕まえるイバ・ガール
自分を量子化することで通常の時間の流れとは違う状態を作り出し、高速の必殺キックを放つイバライガー
茨城と世界の平和は守られた
産総研のアザラシ型ロボットの“パロ”。世界一癒されるロボットとしてギネス認定されているそう
ヒューマノイド型ロボットのパネル展示。人間女性に近づけたHRP-4Cは体重43kg
小型ヒューマノイドロボットの展示。“チョロメテ”パンチ!
“チョロメテ”片足バランス! PCから無線操縦している
































































