「今回はちょっと特殊な収録にチャレンジしました」――ベストアルバム第4弾『星空アンサンブル』をリリースする霜月はるかさんに直撃!
数々のアニメ作品やゲーム作品の主題歌等を担当し、独自の世界観を持つ音楽に定評のある霜月はるかさん。そんな彼女が2月23日にベストアルバム第4弾『星空アンサンブル』を発売します。発売に先駆け1月27日にはアルバムの表題曲「星空アンサンブル」の収録に臨んだ霜月はるかさんに直撃取材!今回のアルバムについて語っていただきました。
――まずはじめに「星空アンサンブル」のタイトルの由来を教えてください。
霜月:今回はボーカルワークスアルバムということで、様々なアニメ作品やゲーム作品の主題歌に使用された曲を集めたアルバムの4枚目となるのですが、このボーカルワークスアルバムを作成するときは、いつもアルバムタイトルと書き下ろしの曲名を同じにするんです。毎回、その時の活動に対する自分の気持ちや心境を曲とタイトルに込めていますね。
音楽活動を始めたときは、こんなに活動を続けられるとは思っていなかったんですけど、小さな夢だったものがだんだん大きくなっていって、少しずつ叶っていきました。私と同じように夢を抱いている仲間やパートナーと気持ちを共有したからこそ、大きなパワーになっていったのだと思います。絆や縁であったり、自分の夢であったり、そんな自分の持っている"星"が、他の方たちの"星"とつながって、大きな星座を作っていくような感覚です。そのような気持ちから今回表題曲を「星空アンサンブル」という、みんなと作った星座で星空を作っているという意味合いを込めたタイトルにしました。
――収録した感想はいかがでしたか?
霜月:今回はちょっと特殊な収録にチャレンジしたんです。いつもライブなどでお世話になっているバンドの方々と、一緒にアンサンブル録音をしたんですよ。普段はボーカルも演奏もそれぞれ別々に収録するんですけど、今回は特別に大きなスタジオを借りて、同時に収録しました。それがすごく楽しくて、一体感や一緒に奏でているという意識がとても強かったです。それらが今回の曲のコンセプトと結びついていて、良いものが録音できたのではないかと思っています。
――収録の時にサイリウムが登場していたようですが……。
霜月:そうなんです!星座のイメージとサイリウムの光が結びついたので、雰囲気作りにやってみました。ライブでもぜひやってみたい演出ですね。
――では、アルバム全体についてお聞きします。今回のアルバムには13曲が収録されていますが、その中でも一番印象的な曲はどれですか?
霜月:やはり「カザハネ」ですね。個人の名義では初めてアニメ作品に深く関わった曲ですし、自分で作詞もして、「H2O」という作品と密接に関わることができたと思っています。アニメ自体もとても良い作品で、原作ゲームもプレイして、色々感じるところがあったので、作品に寄り添ったメッセージを込めました。また、この楽曲で新しいファンの方にも知ってもらうことができたと思います。
――それでは最後に、ファンの方へ一言お願いします。
霜月:色々な作品の主題歌で知ってくださった方だけでなく、私のことを全く知らない方にも色々な私を知って頂けるアルバムになっています。カラーの全く違った楽曲がたくさん収録されていて、バラエティに富んでいますので、ぜひその中からお気に入りの1曲を見つけていただければ嬉しいです!
<取材・文:福島 槙子>
『星空アンサンブル』/霜月はるか
2011年2月23日(水)発売
価格:3,150円(税込)
発売元:(株)ブロッコリー
販売元:キングレコード(株)
<収録曲>
1.カザハネ
2.グラフティー
3.聴いteハ逝けなイ唄
4.翠の森の伝承歌
5.Kaleidoscope
6.REW
7.キミは空、ボクは鳥
8.最後の道標
9.life
10.白い地図
11.最愛
12.君との旅路
13.星空アンサンブル(書き下ろし表題曲)
>>霜月はるかオフィシャルサイト
>>星空アンサンブル特設サイト