フルメタ新プロジェクト『フルメタル・パニック! アナザー』今夏始動
シリーズ累計900万部を突破し、「このライトノベルがすごい!2008」で発売から約10年が起っているにも関わらず、堂々の1位を獲得したライトノベルの最高峰『フルメタル・パニック!』、通称「フルメタ」。
この夏、その「フルメタ」の新プロジェクトが始動する。なんと、十数年後のフルメタ世界を描いたスピンアウト作品がファンタジア文庫でスタートするぞ。
注目の制作陣だが、原案・監修:賀東招二氏、 著:大黒尚人氏、 イラスト:四季童子氏 、メカデザイン:海老川兼武・渭原敏明氏と『フルメタル・パニック!』を手がけたクリエイターが総力を挙げ再集結した。 ファンには嬉しい顔ぶれだ。
さらにフルメタ短編集9巻も5年ぶりに同時期発売となる。
嬉しいニュースが届く中、フルメタの原作者・賀東招二氏と『フルメタ アナザー』著者・大黒尚人氏からコメントが到着したぞ。
■「フルメタ」原作者・賀東招二から一言!
編集部から「せっかくの世界観がもったいないし、誰かにメカ主体の外伝なんかやってもらいませんか?」と提案いただきました。そういや、メインディッシュを料理した時のスープが残ってるな……というわけで、ダシを使ってもう一品おいしいのを作ってみましたよ。
最初は気楽なおまけ企画のつもりだったのに、いつのまにやら原作スタッフ総動員。執筆の大黒氏は「ミリタリーが書けて、しかも読みやすい」という意外と貴重な人材です。雪の降る街角で寒さに震えながら、ショーウィンドーのレーバテインを見つめていた貧しい黒人少年を、賀東がスカウトしました。ビシバシ監修しているので、生温かい目で応援してあげてください。
■「フルメタ アナザー」著者・大黒尚人から一言!
僕がフルメタを初めて手にしたのは、もう十年以上前になります。確か、本編・短編集とも二巻まで出ていた時期でした。魅力的なキャラクターたち、説得力ある世界観、手に汗を握るアクション、そしてシリアスとコメディの絶妙なバランス――夢中になって読み続け、昨年の最終巻までたどり着きました。その時の言葉に尽くせぬ感慨は、今でも胸に深く、大きく残っています。
僕が小説を書き始めた大きな理由の一つは、間違いなくこの『フルメタル・パニック!』です。そのスピンアウトを書く、という大役を頂き、昂揚と不安で身が震える思いです。
あの時の――フルメタを初めて読んだ時の感動を、少しでも読者の方々に伝えられたら幸いです。
>>富士見書房|フルメタル・パニック!