あの血液型はこんな性格！　大ヒットエッセイコミックのテレビアニメ収録現場にお邪魔しました

　A型は親切で穏やか、B型は自由奔放でアクレッシブ！　O型は人当たりがよくて好奇心旺盛、AB型はマイペースな不思議さん。当たっているかは別にして、血液型別の「あるある」エピソードが詰まったコミックエッセイ『血液型くん！』シリーズがアニメになりました。

　本作は、2013年4月7日よりTOKYO MXより放送スタート。約1分半の短いアニメーションに、血液型の特性がわかるショートエピソードをギッチリ詰め込みます！　第1話は「女の子と恋愛するとき」、第2話は「KYなことを言いそうな血液型」、第3話は「いっしょに食事をするとき」というシチュエーションが放送される予定です。

　キャラクターを担当するキャストには、それぞれの血液型を持つ福山 潤さん(A型)、中村悠一さん(B型)、石田 彰さん(O型)、柿原徹也さん(AB型)を起用。今回は、その4つの血液型が集められた現場から、収録の感想をお聞きしました。

●キャラクターと同じ血液型のキャスト陣にインタビュー

――本日の収録の感想をお願いします。

A型くん・福山 潤（以下、福山）：キャラクターたちの血液型と我々のキャストの血液型が同じということで、自分の血液型と照らし合わせてみると、そういう部分があったりするなと思ったり、僕はO型に似ている部分もあるなとかを考えながらやらせていただきました。大変テンポの早い作品ですが、収録は楽しくさせていただきました。

B型くん・中村悠一（以下、中村）：短い時間でけっこうな情報量が入っています。各話で4人それぞれをピックアップしなくちゃいけないので、セリフも必然と多くなってきています。僕はそうでもなかったですけど、みなさん収録大変そうだなって思いながら、楽しく後ろで見ていました(笑)。

O型くん・石田 彰（以下、石田）：僕は「血液型が何型だと、どんな性格」などを知らなかったので、自分のO型がこういう風に見られているんだとわかってよかったです。

AB型くん・柿原徹也（以下、柿原）：テンポも速く、情報量も多かったので、やりがいがある楽しい現場でした。キャラクターとキャストの血液型が一緒ということで、やっていくうちにキャラクターたちが本当にキャストのみなさんに見えてきてしまって。僕自身は、役者さん自身と会話したように感じられて非常に楽しかったです。

――ご自身と同じ血液型を演じられていますが、似ている箇所、似てない箇所を教えてください。

福山：典型的なA型だと思いますし、僕のことを知っている人たちはそう思っていただけそうだなと思います。本当に石橋を叩いて渡る恋愛をしてきました。その結果、うまくはいかないんですけどね(笑)。あとは、(アニメの３話と同じく)お店でマズイものが出てきたときに「マズイ」と口に出せなくて、周りの顔色もうかがうことも多々あります。

中村：今までも血液型の区分けを見たことはあるんですけど、B型ってだいたい悪い方にノミネートすることが多いんですよ。ちょっと気になったのが、始まる直前に福山さんから「B型のキャストをどうするっていうときに、どうもお前は満場一致で決まったらしい」という話を聞いて、もう降りればよかったなと(笑)。でも、今回録らせていただいた3本の中では、B型の扱いがそんなに悪くなかったので、このペースでいければいいなと思います。お店のシーンでは、B型はマズイって言ってたんですけど、俺も言うなって思いました(笑)。気をつけまーす。

石田：どうやらO型はできないくせに場をまとめようとするタイプらしいんですが、僕はあんまり場をまとめようとするタイプではないので、今後そういう風にしていったほうがいいのかな～って思いました。そうするとストレス溜まるなぁ。

柿原：本編の中で「○○なのは何型？」というランキングが発表されるのですが、すべての話数でAB型は1位にノミネートされました。周りからAB型は特殊な人間だと思われていることを光栄に思っています。恋愛に関しての話では、AB型の男性とO型の女性というキャラが出てくるんですが、この組み合わせは世の中でも1番合わないと言われているカップルの会話が出てきたときに、O型の女性にこう思われているんだろうな～って、あらためて認識しました。これからO型の女性に対して気をつけていこうと思います。

――アフレコの収録中もそれぞれの血液型の個性を感じたりすることはありますか？

福山：正面にカメラがあって、アフレコの現場を撮られていたら、それぞれがまったく違うことをやっていると思います。だいたい柿原は思ったことを口に出してます、中村は自分のやりたいことをやってます、石田さんはずっと黙ってます、僕はそんな人たちを見ています。

中村：血液型の区分けが正しいかどうかは、このアニメの冒頭でも注釈が入っています。俺は別にB型に染まっていないつもりだけど、周りから見てB型のカテゴライズに入っているから満場一致だったんだろうなと反省しています。

石田：みんなやっていることが違うっていうのは確かなんですけど、僕の場合は血液型っていうよりも年代とか世代が違っちゃっているので、そっちのほうが大きいんじゃないかなって思います。

柿原：今回、すべての話数(に登場する「血液型あるあるランキング」)で１位にノミネートされました。周りからAB型って特殊な人間だと思われていることを、非常に光栄に思っております(笑)。一話の恋愛に関しての話で、“世の中で一番合わない”と言われているAB型の男性と、O型の女性のキャラクターの会話が出てきたのですが、「O型の女性はAB型の男性のことをこういう風に思うんだろうな」ということを改めて認識しました。O型の女性に対して気をつけていこうかな。

　僕は周りの役者さんたちの血液型を覚えているんですけど、事務所から今回の連絡を受けたときも「俺、他の血液型のキャストさん、たぶん全部当てられる」と言って、本当に全員当てました。それくらい僕は、キャラクターのイメージ的なものではぴったりだな、と思っています。現場でもその人のA型、B型、O型っぽいところを探してしまいました(笑)。

――最後、ファンの方へメッセージお願いします。

福山：2分弱という短いアニメーションではあるんですけど、その短い中にすごい情報量をぶち込んで、それぞれの4タイプのキャラクターをその4タイプにカテゴライズされた役者がやっております。なので、短い中の濃さを楽しんでください。

中村：収録をして、どうやっても入らないんじゃないかっていうところも、スタッフさんが「なんとかします！」って言っていたんで、その“なんとか”を僕らもオンエアを見るまでわからないので、見ていきたいと思います。原作の伝えたかったことをそのまま伝えるという意味で、文章は削らずに我々がなんとかされるという(笑)。シーンによっては加工されている可能性もあるので、その辺もお楽しみください。

石田：血液型によってタイプが違うというのを見て、「あー、あるある」「わかるわかる」で楽しんでいただければ、それ以上のことはないと思います。本編でも毎回言っていましたけど、それにこだわってしまいすぎるのもなんなので、楽しむだけに止めておくのがいいのかなって思います。

柿原：全部は鵜呑みにしないでね。でも、楽しんでみてね(笑)。血液型それぞれのいい面をとらえてもらえれば嬉しいです。

――ありがとうございました！

◆アニメ『血液型くん！』
TOKYO MXほかにて、2013年 4月7日より放送開始！

【スタッフ】
原作：『血液型くん！』シリーズ（アース・スター エンターテイメント刊）
著者：Real Crazy Man
監督：大山佳久
脚本：山下憲一
音響制作：ダックスプロダクション
アニメーション制作： Assez Finaud Fabric. /feel.

【キャスト】
A型くん：福山 潤
B型くん：中村悠一
O型くん：石田 彰
AB型くん：柿原徹也


>>『血液型くん！』公式サイト