声優
『幻影ヲ駆ケル太陽』メインキャストインタビュー

7月新番組『幻影ヲ駆ケル太陽』のメインキャストにインタビュー! 戦う少女たちの友情と葛藤を描く、戦慄の展開に期待!!

 2013年7月から放送開始予定のテレビアニメ『幻影ヲ駆ケル太陽』。タロットカードによって支配された世界で、悪魔のタロットカードと戦う少女たちの友情や成長、そして自らが背負った運命にどう立ち向かうかを描いた物語だ。

 現在、放送に向けてアフレコ収録を行っているメインキャスト7名にインタビュー取材を行った。完全オリジナルプロジェクトとあって、まだ謎に包まれた部分の多い本作の見どころを伺った。

――演じられるキャラクターの紹介をお願いします。

太陽あかり役・門脇舞以さん(以下、門脇):あかりはタロットカードが大好きで、特技でもあります。名前が表しているように、太陽のように明るく素直な子なんですけど、その明るさが次第に、繊細であるがゆえの明るさであることが分かります。人のことを思いやることのできる、非常に一生懸命な女の子です。

星河せいら役・喜多村英梨さん(以下、喜多村):クールな女の子で、その年齢(13歳)に不釣り合いな大人っぽさ/ストイックさを持っています。よく筋力トレーニングをしていて、それは彼女の背景にある葛藤や、ダエモニアに対する想いにも関係があるようです。「若いのに、禿げないでね」と思うくらい思いつめた子ですね(笑)。

月詠るな役・徳井青空さん(以下、徳井):るなちゃんは大人しくておっとりしていて、たまに天然な部分もあるんですけど、とても優しい子です。あかりちゃんに憧れていて、常にあかりちゃんのことを気にかけています。戦っている最中もよく「あかりさん!」と言っています。回想シーンでは、彼女の過去についても触れられていて、その優しさの裏には何が隠されているのかな、と思っています。

白金ぎんが役・巽 悠衣子さん(以下、巽):ぎんかは、あかりちゃんと同じ学校の生徒の一人で、関西弁を話す元気で明るい女の子です。たこ焼きとお金が大好きという、典型的な関西人の気質を備えています。ストーリーがハードなので、皆を和ませる心優しいキャラクターになればいいな、と思います。

エティア・ヴィスコンティ役・遠藤 綾さん(以下、遠藤):ダエモニア殲滅部隊「セフィロ・フィオーレ」というところに、アリエルと一緒にいる年齢不詳の女性です。見た目がふんわりしているので、優しいお姉さんかと思いきや、意外と厳しくて、情深い人です。あかりを始めとする生徒たちに、ダエモニアとは何かや、タロットのことなどを説明する教育係のような存在です。

アリエル・ヴァルティエル・ウェストコット役・井上喜久子さん(以下、井上):アリエル役の井上喜久子、17歳です!

一同:おいおい(笑)。

井上:アリエルもセフィロ・フィオーレという謎の組織の偉い人で、エティアと一緒に校長先生と教頭先生のような立場で、生徒たちを指導しています。エティアが優しい一方で、アリエルは厳しく冷たい雰囲気の人です。メガネをかけていてあまり笑わないので、表情的には感情が見えることは少ないんですけど、今後どんなふうになって行くのか楽しみです。

天道いつき/むつみ/ななせ役・種﨑敦美さん(以下、種﨑):天道三姉妹は小さくて可愛い見た目からは想像もつかない、セフィロ・フィオーレの研究者というキャラクターです。ダエモニアの探索と、皆の健康管理を任されています。いつきは切り込み隊長みたいな感じで、むつみがそのフォローをしていて、ななせがむつみの語尾を山びこのように繰り返します(笑)。現場でも「天道三姉妹」じゃなくて「変な三姉妹」と呼ばれていて、愛される賑やかな存在です。

――キャラクターを演じられてのご感想やアフレコ現場の雰囲気をお聞かせください。

門脇:このメンバー以外にも、ゲストキャラとしてイレギュラーに声優さんが来られるので、現場はとても賑やかです。ストーリー的には悲劇的な場面が多くて、現場の空気も暗くなってもおかしくないんですけど、わりと和やかな、ふんわりした雰囲気です。だからと言って、女の子ばかりのキャッキャッした現場というわけでもないんですけど……。

徳井:収録もテンポよく進んでいくので、あまり皆で雑談したりする時間もなくて。和やかな雰囲気ではあるんですけど、お話自体は結構シリアスなので、天道三姉妹には笑わせてもらったりして緊張を緩和してもらっています。

門脇:本番になると、本当に……。

喜多村:それぞれ「匠の仕事」をする感じ(笑)。テストの時は、わりと視聴者的な感じで話の内容にツッコんでみたり、オンエアでは乗せられないようなオーディオコメンタリーもつけつつ楽しくやっています。話は悲痛なシーンが多いんですけど、かと言ってそこに引っ張られず、皆で作品を楽しんでいる感じはあります。

――何か印象的な出来事はありましたか?

門脇:収録が始まる前に、監督さんやシナリオ構成さんがマイク前の方にいらっしゃって、キャストが分からない部分に答えて下さる時間があります。

徳井:オムニバス形式で話が進んでいくので、ゲストキャラも多かったりとか。オリジナル作品なので、訊かないと分からない部分は多々ありますね。

門脇:人間関係が複雑なので、セリフで見ている印象とは違ったりするんです。言葉ではこうだけど、本当は優しい人であるとか。その匙加減を説明して下さいます。

井上:朝のホームルームっぽいよね。手を挙げて「はい、○○さん」みたいな(笑)。

――注目して欲しいシーンがあれば、教えて下さい。

門脇:私としてもあかりとしても歓迎できるシーンではないんですけど、1話の結末が「本当なのかな…」と信じがたい衝撃的なシーンがあります。

喜多村:せいらは、見た目的には他の少女たちより、一見ステータスが高いような、クールビューティーな雰囲気ですが、私が読み進める限りでは、完璧主義者ではあるけど、基本のステータスはそんなに高くないんじゃないかな、と思います。ぶっきらぼうさが背景を隠してしまって、ノリの悪い子に見えるときもあるんですけど「私は一人でもできる」と強がるところが、可愛くも見えるように、調整して芝居をしています。彼女の細かな表情の変化や隙を見せている部分も見て頂ければと思います。

徳井:「あかりさんが戦っている時、すごくカッコよかった!」と頬を赤らめるシーンが印象的です。そこから、どんどんあかりちゃんに話しかけていって、あかりちゃんが落ち込んでいたら一目散に駆け寄って話しかけたりしているのは、本当に愛情が深いな、と思いました。その想いがこの先どうなるのか楽しみです。

巽:ぎんかちゃんは、他のキャラクターに比べて感情を爆発させるようなシーンがまだないので、あえて注目シーンを挙げるなら、たこ焼きですかね……。とにかく、たこ焼きを食べています(笑)。

遠藤:とてもたくさん説明をしているので、ちゃんと聞いて欲しいです。「メガネキャラじゃないので、たぶん説明は喜久子さん(アリエル)だろう!」と思っていたら違いました(笑)。エティアは自分より上の立場の存在に意見したり、仕掛けたりする部分もあるので爆発したら大変そうだな、という印象です。

井上:綾ちゃんが言ったように、アリエルはメガネキャラなのに説明しなさ過ぎ(笑)。校長先生がいっぱい喋って、教頭的立場のアリエルはちょっとだけ口を挟むというバランスが、私的にはオイシイと思っています。アリエルの方が立場が下なのに、説明量が少ないのでその一言を大切に聞いて下さい。

種﨑:4話までは、ちょこちょことしか出て来ないんですけど、どうやら三姉妹は、お医者さんごっこが好きみたいですね。後ろの方で、ごちゃごちゃわいわいやっていたりするので聞き逃さないで頂ければと思います。

――それでは、最後にご自身が演じられるキャラや作品全体の見どころをお願い致します。

門脇:もしかしたら、皆さんの印象よりも、もっともっと重い出来事の多い作品かも知れないんですけど、その中にあるそれぞれの運命だったり成長だったり、愛情だったりを感じとって見守って頂ければいいな、と思います。本当に1話から、あかり自身も衝撃的なことがどんどんやって来ますので、何度でも繰り返し観て、いろんなキャラクターについて語り合ってもらえる作品だと思いますので、是非これから応援していって欲しいです。

喜多村:ダエモニアという人の心の闇とか弱さの塊が、戦う少女たちの葛藤だけではなく、毎回オムニバス形式で登場するゲストキャラを巻き込みながら展開します。せいらはそんな人たちを見ながら「私は弱い人間にはならない」と自分に言い聞かせます。他の少女たちを、仲間ではなくビジネスパートナーとしてしか接せない印象があるので、最終的なシナリオは私も知らないのですが、伏線も最初からあると思いますので、よろしくお願い致します!

徳井:キャラクターの作画は可愛いのですが、演出やストーリーがショッキングな部分もありますね。私は個人的にアニメから絶望感を受け取って、心臓がゴーンとなる感じは嫌いではなくて、むしろ好きです。「重い話だなぁ」と思うかも知れませんが、どんどんキャラクターに感情移入して欲しいな、と思っています。ダエモニアになってしまうことも、嫉妬とか妬みとか、わりと日常にありそうな感じだったりするので、その辺も見どころです。るなのあかりちゃんへの想いも、今後どうなって行くのか注目して欲しいです。

巽:完全にオリジナル作品なので、毎回台本を読みながら「今後どうなって行くのかな」とドキドキしています。これから葛藤やそれぞれの運命を背負うことになると思うのですが、私自身が一番ぎんかちゃんを理解してあげられるよう、丁寧にお芝居をして行きたいと思います。是非、楽しみにしていて下さい。

遠藤:皆さんの言う通りだなと思って(これまでのインタビューを)聞いていました。オリジナルの作品なので、先読みせずアニメを観て欲しいなと思います。エティアの登場シーンはとてもきれいですので、ご注目ください。

井上:確かにエティア可愛かったね。でも、エティアだけではなくてこの作品に出て来る少女の一人ひとりが素敵で可愛くて、私も出演者でありながら「この子もいい、この子もいい!」って目移りしちゃうほどです。アリエルだけ若干立ち位置が微妙ですが、他の女の子たちは皆可愛いので、視聴者の方々もきっと好みの女の子がいると思います。そんな作品でありながら深いお話で、私自身、台本を読んだりセリフを聞きながら「本当にそうだな」と感動するシーンがたくさんありました。人が生きていく上で、乗り越えないといけない試練をたくさん描いているので、多くの方に観て頂きたいです。

種﨑:あかりのお芝居とかを聞いていて、いつもぐわーってなるんですけど、人間の心の闇というか葛藤というか、そんな感じですよね! その中でも天道三姉妹は、オアシス的な存在になれるように頑張ります。次回予告も楽しみにしていて下さい!

――ありがとうございました!

◆『幻影ヲ駆ケル太陽』

【放送情報】
ABC朝日放送 2013年7月10日(水)26:13~
TOKYO MX 2013年7月6日(土)23:30~
とちぎテレビ 2013年7月6日(土)23:30~
群馬テレビ 2013年7月6日(土)23:30~
チバテレ 2013年7月9日(火)25:00~
tvk 2013年7月10日(水)25:30~
テレ玉 2013年7月11日(木)25:35~
テレビ愛知 2013年7月11日(木)26:35~
TVQ九州放送 2013年7月8日(月)26:30~
BS11 2013年7月13日(土)23:30~
アニマックス 2013年7月24日(水)22:00~
(リピート放送:同日27:00~/日曜 26:30~)

【スタッフ】
監督:草川啓造
原作:sole;viola
原案:赤城晴康、田中秀典
構成・脚本:伊藤美智子
キャラクター原案:あかつきごもく
キャラクターデザイン・総作画監督:友岡新平
クリーチャーデザイン:小田裕康
助監督:小坂春女
美術監督:木下了香、小濱俊裕
美術設定:青木薫
色彩設定:松山愛子
コンポジットディレクター:今泉秀樹
編集:櫻井崇
音楽:加藤達也
音響監督:岩浪美和
アニメーション制作:AIC
製作:Progetto 幻影太陽

オープニングテーマ:「traumerei」LiSA
エンディングテーマ:「-Mirage-」岡本菜摘

【キャスト】
太陽あかり:門脇舞以
星河せいら:喜多村英梨
月詠るな:徳井青空
白金ぎんが:巽悠衣子
エティア・ヴィスコンティ:遠藤綾
アリエル・ヴァルティエル・ウェストコット:井上喜久子
プリシラ・トワイライト:青木瑠璃子
メルティナ・メルヴィス:東山奈央
天道いつき/むつみ/ななせ:種﨑敦美
ラプラス:堀井茶渡
シュレディンガー:井澤詩織
心崎冬菜:佐倉綾音
太陽ひなた:久川綾
永瀧の母:内野真生
リムロ:高橋未奈美
華夢:近藤浩徳 ほか

【ストーリー】
占い師だった亡き母に憧れ
タロットカードに夢中な日々をおくる太陽あかり、12歳

伯父夫婦と従姉妹の4人で暮らす平穏な日常に、それはゆっくりと忍び寄る

ある夜、就寝中のあかりを魔物が襲う
苦しみもがく中、タロットカードが宙に舞い、あかりは異空間に入り込む

手に握られた剣
煌煌と輝く太陽のタロットカード
その瞬間、世界が真っ白になり……

……覚醒したあかりが連れて来られたのは、
セフィロ・フィオーレという戦士たちの訓練施設だった

隊長のエティアと副長のアリエル率いる部隊で特訓を受けることになったあかりは、
新人部隊の仲間たち、せいら、ぎんか、るなの4人のチームで活動を開始することに

激しい闘いの日々の中で、
少女たちは戸惑いながらも、自分の運命と向き合っていくが……


>>>>『幻影ヲ駆ケル太陽』公式サイト
>>>>『幻影ヲ駆ケル太陽』公式Twitter

(C)sole; viola/Progetto 幻影太陽
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