声優
W主演の蒼井翔太さんと阿澄佳奈さんが語る! 舞台版『ペルソナ3』

舞台『ペルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒~』主演の蒼井翔太さん、阿澄佳奈さんが語る「舞台の見どころ」は!?

2014年1月8日~12日に公演される注目の舞台『ペルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒~』。会場は東京ドームシティ内の「シアターGロッソ」。この舞台は公演ごとに男性主人公と女性主人公のふたつに分かれており、観客はまるでゲームをプレイするかのようにプレイヤーをどちらか選んで楽しめる新感覚の舞台。さらに出演者の演技だけでなく、映像や音歌、ダンス、マイムなど、凝った演出も見どころのひとつだ。

今回は『ペルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒~』の主演を務める蒼井翔太さんと阿澄佳奈さんに、いまの心境や舞台への意気込みなどを伺ってきました。『ペルソナ3』を発売日に購入するほど作品が大好きな蒼井翔太さんと、アニメ『ペルソナ ~トリニティ・ソウル~』に出演した阿澄佳奈さんが、いまの熱い心境を語ってくださいました。

男性主人公:蒼井翔太さん

男性主人公:蒼井翔太さん

――まずは舞台が決まったときの感想をお聞かせください。

蒼井翔太さん:信じられませんでした。というのも、『ペルソナ』シリーズの大ファンで、ずっと遊んできたゲームのひとつでした。なかでも特に『ペルソナ3』が好きで、その主人公を演じさせていただけると聞いたときは、緊張とプレッシャーが……(笑)。でも選んでいただいたからには「命をかけるしかないな!」と思いました。

――そこまでお好きなゲームだったのですね。『ペルソナ3』はどれくらい遊びましたか?

蒼井さん:PS2版の発売日に買ってプレイして、3周目までいきました。ですが、まだまだやり込み要素があるので、引き続き遊びます!

――では阿澄さんの感想をお聞かせください。

阿澄佳奈さん:事務所から聞いた時、とても驚きました。以前から舞台にはずっと興味があって、「いつかやりたい」と思っていたのですが、なかなかその一歩目を踏み出せず…。でも今回、『ペルソナ3』の舞台化です!アニメ『トリニティ・ソウル~』に出演させていただいたこともあり、非常に御縁があるなと驚きながらお仕事を受けさせていただきました。

――阿澄さんは以前から舞台をやってみたかったのですね。

阿澄さん:はい。ずっとやりたいと思っていました。短大のときに所属していた演劇部が、とても楽しかったんです。お仕事を始めてからは一度も舞台に出演したことがなかったので、「いつできるかなぁ」と思っていたところに、今回お話をいただきました。

――では、ご自身の夢がひとつかなったのですね。

阿澄さん:そうです! ただ、舞台のお仕事は初めてなので、右も左もわからない状態です。でもやる気は十分ですし、いまから楽しみです。

――今日初めて衣装撮影をされましたが、袖を通した感想は?

蒼井さん:イメージ衣装と制服の2種類を着ました。本当に心の底から「嬉しい」と思いました! 制服がすっごくカッコいいんです。阿澄さんの制服を見て「本物だーーーー!」と思い、ひとりでテンション上ってました(笑)。

阿澄さん:いやいや(笑)。蒼井さんは青い髪のウィッグをつけていたんですが、それが驚くほどしっくりきてるんです。「これはいったいどういうことなんだろうか……」って。

一同:(笑)

阿澄さん:実在する人間で、こんなに表現できるのか~って。

蒼井さん:ありがとうございます。僕も阿澄さんに対して全く同じ意見です。


――おふたりに伺います。舞台に主演される心境は?

蒼井さん:『ペルソナ3』はゲームやアニメ、映画などありますが、今回は「舞台バージョン」ということで舞台だけのオリジナルの世界です。ですが、原作に誠実に取り組んでいきたいと思っています。僕も大ファンのひとりなので、みなさんの期待にそえるように、ファンの方々の作品に対する想いを大切に演じていきたいです。

阿澄さん:舞台は初めてなので、まだどうなっていくか自分でもわからない心境です。声をあてるのと舞台に立つのは取り組み方も見せ方もだいぶ違ってくると思います。アニメはアニメーターさんがいて、スタッフさんや演出さんなど、大勢でキャラクターを作り上げていきます。舞台も演出家さんなどいろいろな人が関わってキャラクターを作りますが、表現をするのは私の身体でぶつかっていくしかありません。「みんなのチカラで作品を作る」というのはアニメも舞台も同じだけど、蒼井さんがおっしゃったように、舞台ならではの『ペルソナ3』を作り上げていけたらいいなと思います。


――公演によって蒼井さんが出演する「男性主人公」の回と、阿澄さんが出演する「女性主人公」の回に分かれているのがユニークだと思いました。この概要を聞いたときの感想は?

蒼井さん:阿澄さんとは、お互い主人公なので同じステージには立たないんです。ですが阿澄さんが演じる女性主人公の舞台演出などもとても興味があるので、稽古を見学させていただこうと思っています。

阿澄さん:そうですね。お互いに見られないので、気になりますね。

――男性主人公と女性主人公の2種類の公演で違いはありますか?

蒼井さん:主人公が男性のときと女性のときで、周りの登場人物のみなさんの演技が変わってくると思います。なので、そこを楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

――原作ファンの方は、両方見なければならないですね。

蒼井さん:はい。ぜひ観ていただきたいです!

阿澄さん:比べて見ていただくのもおもしろいと思います。男性の日と女性の日、両方の公演が用意されているのが「ゲームからの舞台化」という特徴を出した部分でもあります。とてもおもしろいシステムだと思いました。

蒼井さん:そうですね。ゲームだったら性別を決めて始めると、セーブして新規キャラクターを作り直すしかないですからね。こまめにセーブとロードを繰り返しながら同時進行させていくか、一度クリアしてから性別を変えて再び遊ぶか……。

阿澄さん:ゲームだったらそうですね(笑)。

蒼井さん:だけど舞台は、クリアの必要はないので(笑)、どちらも観に来てくれたら嬉しいなって思います。

――おふたりはアドリブはお得意ですか?

阿澄さん:私はアドリブを事前に考えて行くタイプですね……。

一同:(笑)

阿澄さん:アニメだと事前に台本があるので、入れられそうな部分があった場合、その部分まで考えてから行くことが多いです。でも今回は舞台ですからね! 学生時代に部活でやっていたときは、自由に演じられるので好きでした(笑)。

――では蒼井さんの「アドリブ力」は?

蒼井さん:いま、いろいろな現場で鍛えられている最中です(笑)。

――声のお仕事と舞台のお仕事、「演じる」という観点では同じですが、最大の違いはなんですか?

蒼井さん:単純ですが、表現している姿でしょうか。先ほど阿澄さんがおっしゃった「身体全体でぶつかる」という言葉の通り、舞台では指の先まで動かして表現します。アフレコはイベント会場でないかぎり、お客さんに僕の表情とか身体の動きは見てもらえませんから、そこが一番大きな違いだと思います。

阿澄さん:声のお仕事は映像に声を乗せていくという感じなので、多少大げさだったり、ため息を入れる演技をします。ですが舞台だと映像がありませんので、表情も動きも自分で作らなければなりません。そこが声のお仕事ではなかなかやらないことです。それと……セリフをすべて覚えることですねぇ。

一同:(笑)

阿澄さん:舞台では台本を持ちませんから(笑)。

蒼井さん:アニメだと台本に「……」と書かれていた場合、僕らは吐息を入れて表現する場合があります。だけど舞台では、無言のアイコンタクトになったりします。

阿澄さん:アニメでも無言のシーンがありますけど、そこはアニメーターさんのお仕事です。私たちはなにもできません。

――では舞台の「無言のシーン」も見どころですね。

蒼井さん:はい。自分のペルソナを呼び出す覚悟というか、恐ろしさというか、言葉にならない感情を持っているので、そこをみなさんに見ていただきたいです。

阿澄さん:それに舞台は一発ですからね。アニメはテストや本番など、いくつかの工程があります。後からリテイクをすることもあります。

――阿澄さんは学生時代に演劇部で、蒼井さんはすでに舞台にも精力的に取り組んでいます。おふたりとも以前からプライベートで舞台には興味がありましたか?

阿澄さん:はい。好きです!

蒼井さん:僕も観るのが大好きです。最近は出演させていただいている側であることが多いので、本当にありがたいなと思っています。

――普段アニメを見ている読者に、「舞台」の見どころを教えてください。

蒼井さん:『ペルソナ3』というタイトルは、知らない人がいないんじゃないかというくらい有名な作品です。そんな『ペルソナ3』が、今回は舞台という作品になります。なのでアニメファンの方にもゲームファンの方にも楽しんでいただきたいです。

阿澄さん:見ていただけるとわかると思いますが、「なぜ舞台化するのか?」という意義がある作品です。もし『ペルソナ』シリーズをご存知でしたら、舞台を見た経験がない方にも見ていただきたいです。もちろん「ペルソナ3」を知らない方でも楽しめる舞台になっています。出演者や作品など、なにかひとつでも興味がわく部分がありましたら、蒼井さんや私が大好きな「舞台を見る楽しさ」を知っていただきたいです。

――ありがとうございます。公演を楽しみにしております。

【キャラクター&キャスト】
男性主人公:蒼井翔太
女性主人公:阿澄佳奈

岳羽ゆかり:富田麻帆
伊織順平:大河元気
桐条美鶴:田野アサミ
真田明彦:藤原祐規
山岸風花:田上真里奈
幾月修司:本多章一
ファルロス:植田圭輔

【劇場】
シアターGロッソ
文京区後楽1-3-61 東京ドームシティアトラクションズ ジオポリス内

【日程】
2014年1月8日(水)~12日(日)

>>PERSONA3 -ペルソナ3-|青の覚醒

(C)2013 Index Corporation / P3 the WM Project
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